辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信――。 綺羅、星のごとく輝く人気作家たちによる、“時”をテーマにしたアンソロジー。

あなたの「過去」は、大丈夫? 美しい「思い出」として記憶された日々――。

ミステリの最前線で活躍するスター作家が各々の趣向を凝らした珠玉の6作を一気読み! 驚きも面白さも絶対保証の豪華アンソロジー。

暑い日になぜか起こる奇怪なある出来事、風鈴の音が呼び覚ますもう一人のわたしの記憶、死んだはずの母が見えるわたし、病院から届いた友人のSOS、旧いブザーを押す招かざる客…。

あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、元不倫相手を見返したい料理研究家…きっかけはほんの些細な秘密だった。

『鍵のない夢を見る』から10年、辻村深月が詐欺を描く。幸せが欲しくて嘘にすがりついてしまう人間の哀しみが、心に迫る3篇。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。

猫を飼うふりを続けていた男の謎。

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。

タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。

刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。

深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。

湖畔の村に彼女が帰ってきた。東京に出て芸能界で成功した由貴美。

350年の時を刻む老舗デパート『三越』 楽しいときも、悲しいときも いつでも、むかえてくれる場所 物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー 文庫オリジナル! 制服の採寸に訪れて感じたある予感。

望むことは、罪ですか？　誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったＤＶ男との逃避行──。

衝撃の結末に心がざわつき、いやな後味が残るミステリーが「イヤミス」。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。あのとき、目をそらしていたら。

この道がずっと続けばいいと思うこともある。 ここから早く抜け出したいと思うこともある。

地元を飛び出した娘と、残った娘。幼馴染みの二人の人生はもう交わることなどないと思っていた。

俺はなぜ、もっと早く引き返さなかったのかー。

ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。

書下ろし短編収録! 辻村深月作品を生み出す裏側、教えます。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。

直木賞作家の、痛いほど切ない青春の傷を描く小説。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

公演直前に姿を消したダンサー。 美しき画家の弟。

堀川次郎は高校二年の図書委員。

この学校の花子さんは、音楽室から飛び降り自殺した少女の霊です。

赤い博物館こと犯罪資料館に勤める緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に、未解決事件に挑むシリーズ第二弾。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。

東京、炎上。正義は、守れるのか。

読んでみたくありませんか?9つの「捨てる」物語。人気女性作家が初競演!書き下ろし短編集。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。

息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。

1968年、静岡県千里見町に近づく台風は、五十年に一度とも百年に一度とも言われる豪雨をもたらしていた。