著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。

決して調べてはいけない。見てはいけない。

この本がなければ禁止シリーズは生まれなかった――幻のデビュー作復刊! 受け取った人が次々と謎の自殺を遂げるというメールが高校2年生の津田楓のもとに届いた。

ライターの原田璃々子は、二十三区のルポを書くため、いわくつきの場所を巡っていた。

瑞帆の前に現れた３人の男ー。１人は、ある時期、彼女の世界の中心だった。

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。

「東京の隠された怪異」の取材で二十三区の 都市伝説の現場を巡るライターの原田璃々子。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

ある廃村に関する噂。 未解決事件の謎。

冬間美咲。あるいは、ウォーター架見崎という街から生まれた、最も新しい伝説。

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。あのとき、目をそらしていたら。

不気味な廃墟で言い合いをする二人の男の衝撃的結末「例の支店」、自分が犯人だと自首してきた男と、問い詰める側の間で進行する奇妙な議論「哲学的ゾンビの殺人」、カリスマ映画監督の作品に出演した役者が見た、とんでもない光景「撮影現場」、仕掛けが冴える著者の真骨頂特

大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。

とびきりの謎、五連発、最凶の「禁止フェスティバル」開宴! しかも、切れ味は本格派! 熱狂的なカルトを生んだ深夜番組「放送禁止」。

中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」という怪しいSNSから招待が届いた。

「私には、なぜ人の不幸な未来が見えてしまうの?」これ以上考えられないほど最悪の誕生日を迎え、悲しみのどん庭にいた仁美。

由美子たち四人には、強烈な同級生がいた。正義だけで動く女・範子だ。

無罪判決が出た事件を再び調べるのが職務の警部補、儀藤堅忍。

土地を支えていたのはミイラ化した人柱だった。

昼はピエロに扮装して子供たちを喜ばせながら、夜は少年を次々に襲う青年実業家。

他人の家とは何かが「ズレて」いる――。

花山病院の副院長・大矢は、簡単なオペでのミスを新任の看護婦・リカに指摘され、“隠蔽”してしまう。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 隣国に併合され、〈太洋省〉〈東海省〉〈直轄市〉〈和族自治区〉そして〈国連暫定統治区〉に分かれて統治される日本列島で、〈拉致チーム〉の一員にスカウトされた由佳は、旧東京で中央政府高官の拉致作

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。

「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

在宅医療専門看護師のわたしは日々終末期の患者や家に籠る患者とその家族への対応に追われる。

ドラマや映画の撮影中、舞台の演技中に起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決するベテラン俳優の南雲。

自殺する間際にメッセージを録音して残す人がいる。

父の遺した不動産で夜になると聞こえる「痛い、痛い」という謎の声。

見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、読売新聞記者が描く記者vs.カラス! 日本新聞社会部・環境班の権執印(ごんしゅういん)は、カラスが人を襲う件数が増加していることに気づいた。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

女優、スリ、夫婦、ベルマン……騙しているのは誰だ？ 100年の歴史あるホテル、最後の一夜に一気読み＆二度読み必至！ 伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」は明日、100年の歴史にいったん幕を下ろす。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

大人気「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ、ついに本編完結! 数々の殺人の果てにテロをたくらむ組織「CBET(スヴェート)」は、センターに保護されている天才的プロファイラー・中島保を狙っていた。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。

診察したいんです、あなたのセックスを―― 若き美貌の麻酔科医・野宮万浬のペインクリニックに現われた貴井森悟は、彼女にとって舌なめずりしたいような実験材料だった。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

あなたの罪は、生き延びてしまったことです 夜闇に輝くパレード、大好物ばかりのご馳走、笑顔の父と母。

僕たちは双子で、僕たちは不運で、 だけど僕たちは、手強い 双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語 常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。

「縦島ひとで、十六歳です」悪魔に憑かれた教室を救うには、誰か一人の命を生贄に差し出すしかない。

★ラスト1ページですべてがひっくり返る。

大学病院で激務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

ベルエイドの少年兵エルシアは、自らをとらえた敵国ハラの兵士に語りかける。