自殺、他殺、事故死など、寿命以外の“死”が見える志緒。彼女が悲しまぬよう、そんな死を回避させるのが僕の役目だった。

天使玲夏は普通じゃない。

人が死ぬ予兆がみえてしまう志緒のため、僕は、その死を防いできた。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

僕の幼馴染、祀奇恋子の視る世界は異常である。彼女は謎を視て、怪異を解き明かす霊能探偵だ。

氷鉋清廉。警察も頼りにする精神科医にして、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。

人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して―。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。

第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作! 留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎はひょんなことから、秀才でひきこもりの映画オタク・嗄井戸と出会う。

かつて子どもだった すべての大人たちへ。郵便配達人・時任は、階段島での生活を気に入っていた。

大好きな女の子が死んでしまった――という悪夢をみて起きた朝。 高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

第55回メフィスト賞、受賞作!! 「犯人がわからない? あなたは地獄行きね」 死者復活を賭けた推理ゲーム! 俺を殺した犯人は誰だ? 現世に未練を残した人間の前に現われる閻魔大王の娘――沙羅。

その一瞬の選択が、あなたの10年後を変える。「10年」。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

大学を卒業したものの、知人のガーデニングプランナーの手伝いをする日々、そんな広也の日常が激変したのは元恋人の衝撃的な死が原因だった。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

魔法が人々の生活に根づいた世界―そこで起こる事件は実に様々である。

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。

謎解き鮮やか、仕掛け重厚の第56回メフィスト賞受賞の青春ミステリ! 大学を中退した白秋。

魔法が人々の生活に根づいた世界―そこで起こる事件は実に様々である。

“バイバイ、地球――ここでアイドル活動できて楽しかったよ。

「スープ屋しずく」シリーズ第3弾です! 早朝にひっそりと営業している「スープ屋しずく」には、お客が抱えるさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。

ドSな探偵とちょっとドジな女子大生が喫茶店を舞台に贈るライトミステリー 天真爛漫で自己中な英国青年・ダニエルが再来し、謎解き勝負を仕掛けてきた。

アメリカの田舎町。11歳のハロルドは、湖に棲むモンスターを呼び出す実験に夢中だ。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

死の予兆が現れたミュージシャン志望の少女・奏音。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

恋人も仕事も失い、伊勢神宮に神頼みにやってきた谷原芽衣。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。

あやかしのお医者さんである双子、晴と嵐に弟子入りした莉莉。

忘れていた感情が蘇る感涙の青春恋愛ミステリ。高校の文化祭、一緒に見た夕焼け、秘密の写真……。

いつかきみに、七月の雪を見せてあげる。あの日、彼女は青く光る海を見ながら、僕にそう約束してくれた―。

東京・吉祥寺の外れにある、さくらい動物病院。 若き院長の亜希のもとには、今日もいろいろな動物を連れた飼い主がやってくる。

ここにあるべきではない四番目のマカロンの謎、マスタードが入った当たりのあげパンの行方。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

中学生の由芽は気づいたら死んでいた。閻魔大王の娘・沙羅は私を殺した犯人を当てれば生き返らせると言う。

巨大情報企業による実験都市アガスティアリゾート。

内気な性格に悩む中学生の千鶴は、自身を変えるための新しい挑戦として、“憧れの国"と呼ばれる四谷のカルチャーセンターに通い始める。

男は毎日、同じ行動を繰り返す。起床し、新聞を読み、改札で電車を待つ。

高校三年生の来光福音のもとへ届いたのは、自殺してしまった同級生からの手紙。彼の名は篠崎良哉。

いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ。

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。

名声のために罪を犯した過去を恥じ、今は猟師として各地を旅する「私」。ある日、訪れた村で奇妙な警告を受ける。

私は取手ユウ。女子高生探偵・美智駆アイちゃんの助手兼熱烈に応援してる。

架見崎。誰も知らない街。

私は真実(フィクション)より青春(ミステリ)が好きです。入学式のあの日から、僕は彼女に振り回されてきた。

「できることが目的じゃないよ。

11月になり、『やおよろず』の辺りも寒さが厳しくなってきた。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。