文芸誌編集長・三村は、高岡真紀と名乗る女性から投稿原稿を受け取る。

高級老人ホームに住む資産家女性が殺された。犯人は金を無心していた孫なのか。

神戸の住宅街に住む古畑夫妻と娘の香が、生きたまま焼かれるという猟奇的殺人事件が起こった。

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

大阪で相次いだ猟奇殺人。被害者はいずれも男性で、ホテルで血まみれになり死んでいた。

東京都中野区で、二人の若いシングルマザーが相次いで射殺された。彼女達は、ともに売春を生業としていた。

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。

ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。

2016年の『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作! お金に困っている人間を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して退職した百瀬良太。

官僚もギャンブラーも瞠目せよ。これがニッポンのおもてなしカジノだ! 世界中からVIP客を集めろ――。

大学生の天崎悟は、家出した妹の帰りを待っている。ある日、家に見知らぬ老婆がやってきた。

一枚の絵が「もし贋物なら、見た瞬間、苦味を感じ、本物なら甘みをおぼえる」という天才美術コンサルタント・神永美有が、短大の美術講師・佐々木昭友と二人で鑑定にまつわる五つの難題に挑戦。

脳底部に腫瘍影が認められたため、入院していた秋山が、手術前日となって突然、脳外科医の俺に言った。

望月諒子の語りに摑まれると、絶叫マシンに乗ったかのようにぶんぶん振り回される──大森 望(解説より) 人間が秘める暗部に鋭く迫る傑作ミステリー、新版で登場! 悪名高い宗教家が入院中に死亡した。

岡倉先生は、いはゆる筆を持たない芸術家でありました―。近代日本美術の父・岡倉天心の直筆画が発見されたという。

クリムトの絵画が発見される。ある実業家が30億円で買うらしいと業界が騒いでいる。

未発見のフェルメール作品『ニンフと聖女』がスイスで見つかった。

八歳の女児が乗用車に撥ねられ死亡する。運転手は不起訴処分になるが、そこには罪深い大人たちの様々な打算が働いていた。

立志館大学を囲むように出現した「呪」と「殺」の落書き。それは次第に増殖し、ついには女子学生が正門前で刺殺体に。

ジヴェルニーに移り住み、青空の下で庭の風景を描き続けたクロード・モネ。その傍には義理の娘、ブランシュがいた。

その時、核ミサイルのスイッチが押された 入社4年目の自動車会社エンジニア、倉木京平は、社長直筆のスピーチ原稿を乗せたまま消えてしまった社用車もろもと、密輸船で見知らぬ国へと向かうはめになっていた。

7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見され、県警捜査一課の都筑は捜査を再開。

祖父と父が日々女を連れ込む、通称・たらしの家で育った庭師の雅雪は、二十歳の頃から十三年間、両親のいない少年・遼平の面倒を見続けている。

何でもします。あの絵を、《画家の夫人》を守るためなら。

世田谷区祖師谷で起きた母子三人惨殺事件。被害者が地下アイドルだったこともあり、世間の大きな注目を集めていた。

39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。

大阪の港町で居酒屋を経営する藤太の元へ、中学の同級生・秋雄が少女ほづみを連れてきた。

日本列島を震撼させた「歌舞伎町封鎖事件」から七年。伝説となった犯罪者“ジウ”に自らを重ねる新たな怪物“ダムド”が現れた。

「どうして今の時代はこんなに渇いているんだろう」 『蟻の棲み家』に続く「木部美智子シリーズ」最新刊。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

誘拐×時効、二度敗北した静岡県警。三度目の機会は、ないはずだった。

深い喪失感を抱える少女・美緒。謎めいた過去を持つ老人・丈太郎。

21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。

警察行政職員を目指していたはずが、意図せず警察官となった椎名真帆。

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。

警視庁捜査一課の“お荷物"刑事・志麻由子は、張り込み中に首を絞められる。

ちょっとおかしな新シリーズ始動! いまや事業認定された超能力で、所長の増山ほか、能力も見た目も凸凹な5人の所員が、浮気調査や家出人探しなど依頼人の相談を解決!

怒濤のどんでん返し、一気読み注意!! 強盗犯により密室と化す病院。

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

第16回(2018年度)『このミステリーがすごい! 大賞』優秀賞受賞作が、文庫版で登場! 天才的な筋読みから「ヨミヅナ」と呼ばれる警視庁捜査一課、飯綱。

この男、 前代未聞のトンデモ作家か。

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。

最後の最後まで結末が分からない、哀感漂う傑作推理小説! 東京の片隅、あるアパートの一室で身寄りのない男が死んだ。

ニューヨークの中心、マンハッタンに存在し、1920年代から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂。

白昼の駅前広場で4人が刺殺される通り魔事件が発生。

折原祐一郎は画才を期待されて芸大を受験するが果たせず、パリの私塾で学んだ後に小樽で絵画塾を手伝っていた。

花山病院の副院長・大矢は、簡単なオペでのミスを新任の看護婦・リカに指摘され、“隠蔽”してしまう。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

埼玉県警のホームページの掲示板に“修正者”を名乗る書き込みがあった。

退廃に彩られた十九世紀末のロンドン。

女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。

青山墓地で発生した幼女惨殺事件。その被告人は、独房で奇妙な独白を始めた。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。