「この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです」。

江戸の長屋で密室殺人事件が発生! 事件現場で住人たちが目撃したのは、天翔ける巨大な白猫だった……。

「私は殺されました。犯人はこの中にいます」 1年前に死んだ作家からの挑戦状。

“妻が自分の夢を応援してくれません。

双子ばかりを狙った猟奇殺人事件が発生。

ようやく自分たちの時代――22世紀に平穏を取り戻した、未来S(ミクラス)高校航時部の五人。

北関東の鷹取市へ移住したポテトとスーパー夫婦は、高齢出産を決意。

ひきこもり探偵、圏内ちゃん、降臨! 生身の人間と会話するのが苦手。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

一人寂しく迎えた二十五歳の誕生日も終わろうとしている二十三時半。八木沼真知の部屋を、見知らぬ男が訪ねてきた。

そのめざましい活躍から、1980年代には推理小説界に「新本格ブーム」までを招来した名探偵・屋敷啓次郎。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

未来S高校航時部―端正な顔立ちと鮮やかな身のこなしで女子の人気を集める少女・黎、彼女に想いを寄せる歴史オタク・真琴、ESPを操る小坊主・越人、武術の達人・凛音、探偵団きっての秀才・学。

両親の破産で一家離散となった淳は、浅草の元名探偵・成瀬老人宅の居候となる。

二〇一五年八月、札幌駅を旅立った「北斗星」の姿を最後に、半世紀以上にもわたるブルートレインの歴史に幕が降りた。

グラハム・ベルが電話機を発明してから一四〇年の歳月が流れたが、とりわけ、この十数年の進歩は、黒電話からスマホへと、目まぐるしいばかり。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。

加賀友禅についての資料を集めに金沢を訪れた男が、かつてこの地を一緒に旅し、翻弄された女性に思いを馳せる(「鳥瞰図」)。

警視庁捜査一課の美女刑事、江仁熊氷見子30歳。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。

ミステリーに殉じた作家を敬愛する4人による驚嘆のアンソロジー。巧緻に練られた万華鏡のごとき謎、また謎。

一流ホテルの厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。

武上希美子は中堅老舗出版社の編集者、三十一歳。元気な祖母と二人暮し。

ヤクザの三代目・海江田、個性的な服装が故に他人から拒絶された郁美、誰ともしゃべらない伊奈、そんな高校生三人が出会ったとき、物語は始まる――。

アニメ、マスコミ関係者の集う、新宿ゴールデン街のバー『蟻巣』。

突然崩壊した校舎に残された生徒達に救いの手は…! ? 『屋上ミサイル』の「このミス」大賞作家が極限状況の青春を描く感動のミステリー。

著者のエッセンスが満載された最後の短編集 八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」。

県警本部より主席監察官来訪の報せに揺れる、田舎の刑事たち。

それは、「推理」でなく「検証」。

「結婚式が自己顕示欲にまみれたただのフェスティバルだとしたら、お葬式こそが人生最大の愛のイベントである」葬送儀礼の研究のため、全国を巡り実地調査を続ける鬼木場あまね。

驚異のミリオンセラー。 日本で一番愛される文庫ミステリ、待望の最新刊 静かにあたためてきた想い。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

殺人の代償。それは、誰も愛さないことだった。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

戦後間もない1947年、探偵作家クラブは設立された。

祖母の蔵書に挟まっていた一通の手紙。宛名はヒッチコック。

世田谷署の刑事・樋口彰は、争い事が嫌いで、誰かとぶつならないように一歩いているところがある。

名探偵・金田一耕助の初登場作となる『本陣殺人事件』は、終戦からおよそ半年後、「宝石」創刊号に掲載された。

珍しい古書に関係する、特別な相談――謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。

母から息子への痛切な願い。手紙に秘められた真相は!? 手首を切断された女の死体を名古屋の下宿に残して長男が失踪。

昭和12年(1937年)5月、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家になる夢を追いかける那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。

昭和２４年、ミステリ作家志望の風早勝利は名古屋市内の新制高校３年生になった。

舞台裏で渦巻く愛憎と野望。

九月の朝、風ヶ丘図書館の開架エリアで死体が発見された。被害者は常連利用者の男子大学生。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。

サッポロ・シティ・ジャズで賑わい始めた札幌。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。

ビブリオバトルとは、本を通して人をつなぎ、人と知識をつなぐ知的ゲーム。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

顔も声も自分と瓜二つ。人間性は最低。

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。

手妻と太神楽。寄席・神楽坂倶楽部には謎がいっぱい 華麗な手妻を披露する美貌の母娘。