わたし、ジェニー・ケインはポート・フレデリックの市民財団の所長をつとめているが、そのためかよく事件に巻き込まれる。

わたしが所長をつとめる市民財団に、いささか風変わりな寄付がよせられた。

17年前の吹雪の夜、雪におおわれた放牧地で若い娘の全裸死体が発見された。

結婚を二週間後に控えたわたしにとって、その事件は他人事とは思えなかった。

大好きな街ニューヨークが、今は涙で曇ってみえる―ニューヨークの財団の所長を務める友人のキャロルが強盗殺人にあったとの知らせに、わたしは現地へ飛んだ。

いったい、何があったの。ミセス・ポッターは、彼女が所有するアリゾナの牧場の管理人から電話を受けて愕然とした。

たった一週間のうちに二人も、慈善家が殺された。いずれも降圧剤を致死量飲まされて。

信頼できる友人たちとともに、念願だった自分の財団を設立したわたしは、初めての大きなプロジェクト「オータム・フェスティヴァル」の準備に追われていた。

診療所の留守電に「殺される」という女性からの伝言。

わたしが嵐の真夜中に閉鎖された墓地へと向かうはめになったのは従妹のペトラのおかげだ。

私立探偵のサニーに新たな仕事が舞いこんだ。依頼人は、ボストン近郊の島に住む映画プロデューサー。

【シリーズ最新刊が文庫オリジナルで登場】 40年前の吹雪の夜、彼は忽然とシカゴの町から姿を消した……偶然のきっかけで、消えた黒人青年の叔母の依頼を受けたわたしは、昔の失踪事件を調べることになる。

新聞の尋ね人広告をきっかけにヴィクが亡き母親の真実を探る「追憶の譜面」、売れっ子の女性作家との確執が思わぬ事態を招く「売名作戦」、行方不明のカメラマン探しの裏に潜む謎を追う「フォト・フィニッシュ」など、人気のV・I・ウォーショースキー・シリーズをはじめ、ユ

なんとも奇妙な展開の事件だった。遺産相続のため、居場所のわからぬ姉を探してもらいたいとの依頼。

ある夏、コッド岬の小さな村のバス停に、緋色のブラウスを着たひとりの女性が降り立った―そこから悲劇は始まった。

25年前に起こった殺人事件。

悲惨な事件に巻込まれ、心に傷を負ったままのレベッカは、職務に復帰した法律事務所で空虚な日々を送っていた。

傷を負ったのは、身体だけではない。

夫のジェフに生物学上の息子が?ジェフの息子と主張するその少年は、わたしの人生を大きく変えてしまった。

従妹のペトラが働くナイトクラブは、前衛的なボディ・ペインティングのショーで人気の店だった。

きわめて知的で魅力的な青年ジェレミー。僕の兄にして連続殺人犯。

【北欧の新星登場】 公園にぽつんと張られた白いテント。

霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。

窃盗の疑いを掛けられている青年オーガストが、老女優フェリングとともに失踪した。

わたしが調査する保険金詐欺事件と、シカゴを連日にぎわす過激な政治運動との関連が明らかになってきた。

父の妹のエレナはアル中で身持ちが悪く、昔から一家の悩みのタネだった。

「おれはおまえの父親だ」ロイヤル・アスコットの初日、ブックメーカーを営むネッドの前にやってきた男は、三十年以上前に自動車事故で死んだと聞かされていた父だと名乗った。

大人気！　アガサ賞受賞のコージー・ミステリシリーズ第８弾！ 豪華客船でいざ大西洋横断の旅へ！ ひょんなことからハリウッドに到着した公爵令嬢ジョージー。

ダルジール警視は窓から目撃した光景に愕然とした。男が銃を手に女に迫っていたのだ。

事務所のあるビルの取り壊し、親友や恋人との不仲…あと四カ月で40歳を迎えるわたしの身辺は憂鬱なことばかりだった。

憤怒―それを糧に、ボブは追う。別れた妻を惨殺し、娘を連れ去った残虐なカルト集団を。

オーストラリアで働くノルウェー人女性が死体で見つかり、オスロ警察の刑事ハリーは捜査協力のため、単身シドニーに赴く。

夜のニュースが、産科医の撲殺事件を報じていた。女医ロティのところの代診の医師だった。

料金は一日百二十五ドルと必要経費。

四十歳を越え気が滅入ることの多い日々を送るわたしは、ある日、道に倒れていた女性を轢きそうになった。

これ以上、厄介事を増やすつもりはなかった。