世俗から隔絶された全寮制の男子校・聖マカーリィ学院。

事件は突然訪れる――。 「深山木薬店」の店主・秋が何者かによってさらわれた。

スクールカウンセラーを勤める薬師寺香澄は、天才的な頭脳をもつ美貌の男性・桜井京介と共に下町にある大学教授の自宅に寄宿している。

雪の密室と化した“さいはての館"。

『僕は―ヒトゴロシ』。謎の詩を残して姿を消した桜井京介は、久遠アレクセイの名に戻り、14歳まで育った屋敷にいた。

昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。

日本最古の神社の一つ、奈良・大神神社近くの河原で高校生が殺害された。

私立W大学文学部教授・神代宗 学生時代の冒険と事件。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

アルヴァストン伯爵家で行われた晩餐会の夜、「エトワール」と讃えられるダイヤモンドの耳飾りが片方だけ、忽然と消えた。

βと名乗る教祖をあおぐ宗教団体の施設・美之里。調査に訪れた探偵・水野は加部谷恵美たちと偶然の再会を果たす。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

六月の緑の森の、白い花の咲く木の下でぼくは君と出会った。人の姿をした美しい一角獣と。

長崎県の孤島波手島。明治の教会が残る無人の島で、女たちが火に焼かれて死んだ。

W大教授・神代宗の自宅に、ひとつの贈り物が届けられる。

1980年秋、突然の養父の死。神代宗は傷付いた心を埋めるため訪れた北の町で、謂れなき殺人の罪をきせられてしまう。

明治に建てられた洋館、月映荘。惨劇は再びここで起こった。

名門・烏丸家の代27代当主となった花頴は、まだまだ若くて半人前。

広島市内の大学に通う観音崎栞は、実家のある宮島に戻っていた。

4年前、父親の反対を押し切ってヴェトナムに嫁いだ四条彰子が、京介と深春に助けを求めてきた。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

インターネットの海にひそかに書き込まれた犯行宣言。あでやかに桜咲く2001年4月、巨大都市東京を爆弾魔が跳梁する。

女子高生・辻曲摩季が、意識不明の状態となり由比ヶ浜で発見された。

夏休み、人けのない校庭に男の死体が転がっていた。校内には十五人の生徒だけ。

函館の西郊に海に臨んで建つ、白いモダニズム風邸宅、雪華荘。

満開の桜の中に埋まるように建つ洋館―桜館。

冬がきて、烏丸家にもクリスマスの季節がやってきた。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

若だんな、そんなに頑張ってだいじょうぶ?両国を仕切る親分の提案で、大店の跡取り息子三人が盛り場での稼ぎを競うことに。

伝説の名女優・神名備芙蓉が二十八年ぶりに復活。

かつて、マレーシアの密林からかき消えたシルク王、ジェフリー・トーマス。

悪魔のごとき頭脳を危険視され、わずか13歳にして特殊房に収監されている少年、ローレン・ディルーカ。

「……り……に、毒を」被害者は奇妙な言葉を遺して死んだ。毒物の正体は不明。

烏丸花頴の若き当主ぶりも板につき、執事の衣更月とも息が合ってきた今日このごろ。

長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。

藍川芹の滞在する〈聖天使宮〉での連続殺人。封印された一族の過去に揺曳するナチズムの影と六本指の手痕。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

「私の記憶の中にあるホテルを探してくださらない」ある老婦人から依頼された私は、かつて横浜の高台にあり、多くの外国人客を迎えた小さなホテルについて調べはじめる。

栄養科学研究所に配属された千鳥(チドリ)は、言語学研の鳶(トビ)、考古学研の鶫(ツグミ)とともに、研究室で起きた殺人未遂事件を偶然目撃してしまう。

訪れた者の命を次々と飲み込む魔の館! 殺人者が仕掛けた究極の罠とは!? メフィスト賞受賞の人気シリーズ、最新刊! テーマは「ゲーム理論」!? 狂気の建築家が建てた、訪れた者を死に誘う館──教会堂。

京都で起こる奇怪な連続殺人事件。目撃証言によれば、それぞれの現場から走り去った犯人は般若や鬼だったという。

イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、ある人とぶつかって落ちた一冊――中井英夫『虚無への供物』――が、僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)への入部のきっかけだった。

日比野浩光は山奥で迷子になり、やっと明かりのついた家を見つけた。

ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。

『QED』や『カンナ』などの人気シリーズを持ち、著作累計200万部突破の高田崇史氏が切り開いた、歴史ミステリの新境地『神の時空』シリーズ第二弾! 横浜で起こった不可解な殺人事件と、東海地方を襲ういつ止むともしれぬ豪雨。

考古学者のルカが姿を消した。

「君にこの謎が解けるかな?」W大学文学部教授の神代宗のもとに奇妙な手紙と小箱が届いた。

一台の車が海に落ち、中から男性の遺体が発見される。

大東亜戦争後、日本は南北に分割され、北海道は独立。国内には北のスパイが暗躍している。

奇妙な外観の埃及屋敷に、心霊科学実験のため集まった4人の男女。

閉ざされた中庭（パティオ）が惨劇の始まり 一族を次々襲う奇怪な死。

キャンパスの中心にそびえ立つ時計塔。その最上部の小部屋にある鏡に祈りを捧げると、死者と再会できるという伝説がある。

「魔女の薬草」を探し求めていた生薬学者が失踪した。

大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。

建築学会が開催される大学に、γの字が刻まれたキウイがひとつ届いた。