長野県の少年野球大会決勝戦、旧戸隠村チームのエース健太は完全試合達成寸前だった。

入社三年目の会社員・入江孝は恋人・浅川さくらのヌード写真を、ケータイカメラで撮ってはパソコンに保存して「お宝」としていた。

日常生活で最も恐ろしい失敗は何か?それはプライバシーが満載のケータイを失くし、危険人物に拾われること…。

角丸真理子は父の反対を押し切って、屋敷芳樹と結婚した。小野和人という恋人をふっての決断だった。

総務部人事課係長の石原滋が一目惚れした十一歳年下の妻瀬里は、フランス人形の如き美しさ。

私が死ねばよいと思っている人間が七人いる―その言葉を残し、老古代史学者の新藤英二郎は殺された。

大雪に閉ざされた山奥の「奇巌城」。

こんな結婚しなきゃよかった―三十歳にして家庭生活に絶望した綾は、子育てを放り投げ、「出会い系」にのめり込んだ。

職場結婚をし、平凡なサラリーマン生活を送っていた三宅の前に、ある日突然、中学校の同級生だった女性が現れた。

財界重鎮を襲う連続殺人! ホラーミステリー 瀬戸内海に財界の要人の死体が浮んだ。

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。

高校時代の同級生20人のうち11人が死んでいる!携帯ゲームの大成功で26歳にして億万長者となった丹波勇樹は、その事実に愕然とした。

その島は風車と風鈴に溢れ、余所者には誰も本当のことを話さなかった―作家葛木志保が自宅の鍵を預け失踪した。

雪のように白い肌と鋭い目、びっしり生やした髭面―それが総美学園中等部三年A組の担任として赴任してきた北薗雪夫先生だった。

厳戒態勢の首相官邸で、史上初の殺人事件が発生した。

村人たちはそれぞれに凶器を握り締めた。「屍鬼」を屠る方法は分かっていた。

人気スターの安達真児は、美貌の妻・唯季を殺した。資産家の娘に目をつけた彼は、妻が邪魔になったのだ。

美人妻と二人の娘。ちょっとメタボなサラリーマン鳥取五郎は充実した日々を送っていた…つもりだった。

奈緒美は十歳年上の町田雄一と結婚した。自分は初婚だが、彼は四年前に離婚歴がある。

結婚三年目の南田礼子は、陰気な性格が夫に嫌われているのを察し、それを変えたいと思っていた。

19歳の良太はドアスコープを付けた部屋で引きこもり生活を送っていた。父親はそんな息子を「怪物」と呼んで嫌悪する。

十六歳の女子高生片桐瑞穂が文通マニアの専門誌「月刊ペンパル」に気まぐれに出した伝言に応じてきたのは四人の男女。

みんなからいじめを受け、ヨリコが自殺した。彼女の死から一ヶ月後、クラスメイトがひとりづつ変死を遂げる。

「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。

―瞳を閉じてはいけない。女子高生がマッチ棒を目にはめ、瞳をこじ開けたまま自殺。

大好きな史也と結婚する前に、一度だけ「お見合い」というものをしてみたい。

全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

新婚まもない華子は、古びた借家で夫の亮介を電動工具で殺害した!華子は弁護士に「あの家には鬼がいたの」と語り、事件の背景には壮絶なDVがあったことを示唆する。

「十三匹の鬼が踊る不思議な儀式を見ました」少年ファンの手紙に誘われ、 推理作家・朝比奈耕作は岩手へ。

日本版ハッブル宇宙望遠鏡を目指す「飛鳥」プロジェクトの若きリーダー、天文学者の刈谷天空は、専門外の領域で「天武天皇は唐の天文学者に操られていた」と発言、物議を醸していた。

二度結婚に失敗したが多額の慰謝料を得た戸山いずみは、再婚を前提に二人の男と交際する。

ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、 路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。

「太宰は戦後日本に絶望して死にました。ぼくは21世紀の日本に絶望して死にます。

人気モデルの悲しい過去。忌まわしい事件の真相は!? 32歳の風俗嬢が全身を切り裂かれ、惨殺された。

山あいの淋しい一軒家で、姉妹の母は死んだ。しかし姉のスミは、なぜか母の死に関する記憶を失っている。

“母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す。

富士山麓の樹海の奥深く、大型ヨットが浮かび、亡霊がさまよっている―その「都市伝説」を確かめようと訪れた五人の男子学生と二人の女子高生を包み込む極彩色の胞子の霧。

大学院生の島岡大樹は、京都で起きた中国要人爆殺テロの実行犯を事前に見ていた。だが強烈な衝撃で記憶が飛んだ。

大脳が異常発達した小学生5人が信仰する最悪の宗教、それが「勉教」。その布教活動を、絶対に止めなければならない。

新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。問題は何一つないはずだった。

金閣寺北方の総合病院・第7病棟に、キツネ憑きの発作を起こす老女が入院してきた。

東京・白金で暮らす女子高生が誘拐された。身代金は5000万円。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

「オリジナル全国湯けむりかるた」の創作コンテストに応募した志垣警部と和久井刑事。なんと結果は見事優勝。

神の仕掛けか、悪魔の所業か。地獄のバトルが今、始まる。

豪雨の日、人気女優・白瀬美保の女性マネージャーが、モチを使った異常な手段で惨殺された!そして女優は「私は48時間以内に殺される!」と書き残して姿を消し、つづいてネットに「私は広島にいます。

ニセ領収書、人事異動、上役、単身赴任、出世競争。働くあなたにとって決して避けて通れぬ五大テーマ。

病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。

中伊豆の森で、眼球を反転させた奇怪な三人の死体が見つかった。

広告代理店の女子社員が舌を切りとられ、殺された。現場には「enma」の血文字が残されていた。

金閣寺で、顔を金色に塗った女が死んでいる―思い出の古都を訪れた朝比奈耕作を、衝撃の事件が待ち受けていた。

有名ニュースキャスターの娘が、都内アパートの浴槽で「凍死体」となって発見!その恋人である人気モデル小嶋英介の関与が疑われたが、彼もまた雪の八甲田山で無残な姿で見つかった!二人は誰からも好かれる人柄のよさで知られ、怨まれる理由がまったくわからない。

「あなたは…ぼくのお兄さんです、朝比奈さん」―ある雨の朝、突然かかってきた一本の電話は、伊豆七島最南端の青ヶ島で生まれ、『鳥啼村の惨劇』で事件の中核にいた鳥神翼。

桐島尚紀は、恋人玲美との結婚を翌月に控えたある日、交通事故に遭い、右腕右脚骨折の重傷を負って渋谷ホスピタルに入院した。

空港近くのホテル。人々の笑い声は、包丁を持った元ハウスキーパーの青年、香取純一の侵入で悲鳴に変わる。

広島の廃業した病院跡で全身に布を巻かれたミイラが見つかり、鑑定の結果、いまから七百年近く前の遺体と判明した。