会社を休みましょう 殺人事件



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初公開日(参考)1993年08月
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長編小説

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[会社を休みましょう]殺人事件 (集英社文庫)

2018年10月19日 [会社を休みましょう]殺人事件 (集英社文庫)

森川晶は、営業部の若きエリート社員。仕事を他人に任せず、何でも一人で抱え込み、残業と休日出勤をしながら、いつもパニック状態。ある日、彼を高く評価している猛烈部長が会社で殺される。死に至る断末魔の表情がコピーされ、社内にばらまかれていた。この全社騒然の異常犯罪で、森川が疑われるが……。会社人間たちの心理をリアルに描きながら、最後に号泣のどんでん返し! 感動のミステリー。(「BOOK」データベースより)




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会社を休みましょう 殺人事件の総合評価:7.75/10点レビュー 4件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

会社を休みましょう 殺人事件の感想

とりあえず、"殺人事件"を付けてみました。
と言わんばかりの、サラリーマンを対象にした娯楽小説。

主人公は30歳。上司と後輩に挟まれた位置にいるサラリーマン。
アクセク会社の為に一生懸命に働き、休みたいのに休むのが怖い。
仕事の苦悩、家庭での奥さんとのすれ違い。
そんな心境を共感する読者がターゲットだと思います。

一応、登場する人々の場である会社で殺人事件が発生し、
ちゃんと推理をして犯人を導く内容はあるのですが、
ミステリーの要素は少なめです。

なんというか、飲み屋で聞きそうな愚痴、共感してほしい悩みなどが
たくさん吐き出されている本でした。

以下、本編とは関係ない雑文です。
ネタばれでもなく、あえてミステリとしてこの本を深読みしてみると、
サラリーマンの苦悩の果てに発生する事件の真犯人は"会社"であるとも感じます。
本文中にも出てきますが、「会社に殺される。」という比喩の活用で、
意外な犯人=会社という構造が面白いと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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No.3:
(4pt)

週末の暇つぶしに2時間で読めます

吉村達也の本は、最近読み始めたばかりで4冊目だが、どの本もとても読みやすいのが特徴だ。この本も暇な週末の2時間で読めてしまう。吉村は、ミステリーとしてはB級との評価があるが、この本は、そもそもミステリーとしてよりも、会社小説として読んだ方が面白いだろう。よくありそうな男女のすれ違いを描くのも作者の得意とするところだ。東大出で奥さんも東大の同期という、「会社人間」のサラリーマンが遭遇した悲劇をさらりと描いている。
「会社を休みましょう」殺人事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:「会社を休みましょう」殺人事件 (講談社文庫)より
4062738783
No.2:
(4pt)

エバーグリーンな名作サラリーマン小説。

ほとんど私の今の願望がそのまんまタイトルになっているなと思えるエバーグリーンな名作サラリーマン小説です。吉村達也さんは初読みなのですが、現代に生きる社会人が永遠に抱え続ける深いテーマの大人の寓話だなと思えましたね。ミステリ自体は飾りと言って良い水準作ですが、作中作「プロメテウスの休日」は行き止まりの袋小路から脱出する素晴らしい発想でしたね。会社人間の性が引き起こした夫婦の諍いの残念無念な結末には悲哀の涙を誘われましたが著者はきっと同様の悩みを抱える夫婦を救おうという願いを込めて本書を書かれたのでしょうね。
「会社を休みましょう」殺人事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:「会社を休みましょう」殺人事件 (講談社文庫)より
4062738783
No.1:
(5pt)

サラリーマン必読!

『それは経費で落とそう』のエッセンスを直系で汲むサラリーマン・ミステリー。ミステリーとしては殺人事件の犯人探し、というのがテーマといえるのですが、内容的には「推理小説」といえるほどのウェイトを占めてはいないと言っていいでしょう。その犯人は後半にさしかかるあたりであっさりと明かされてしまい、終盤は森川が夫婦のよりを戻し、会社生活を送るための起死回生に書き上げた小説が作中作として入っています。これが作中作の小説としてはよくできていて、特にサラリーマンとして会社や仕事に追われている人ほど、ジーンとくるものがあると思います。中でも[会社を休みましょう]の手紙というのは、新人賞には通らないと思いますが(実際にプロデビュー前の吉村達也が出したら最終選考直前で落とされたそうです)、すでに作家になっていれば充分出版できるアイデアだと思います。ジュニアノベルなら受賞できるくらいのレベルでしょうか。ミステリーとしてはあとがきに作者も書いているように、「です・ます」体で書いてあるのが珍しい試みです。これが不思議な味になって、テーマと調和しています。ただし、前にも書いたように、本作はミステリでも推理小説でもなく、“よくできた”サラリーマン小説として、最大の評価が与えられる作品でしょう。
「会社を休みましょう」殺人事件 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:「会社を休みましょう」殺人事件 (講談社文庫)より
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