妖精鬼殺人事件
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妖精鬼殺人事件の総合評価:
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吉村達也さんは、以前100冊の物語を書くと決意した壮大な企画が破綻し、中断していたが、改めて新企画をおこし、始めた記念すべき1冊目である。しかし、この新企画も彼の死で断念を余儀なくされた。大きな仕掛けの犯人QAZについては、その正体をご家族に言い残したと、ホームページに書かれていた。このリーズ以外にも結果を得ないまま終了している朝比奈耕作シリーズなどがあり、吉村氏の急逝を惜しむ次第である。 | ||||
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イマイチ物足りない。掲げている風呂敷が大きいため、その分物足りなく見えてしまう。 100巻完結を目指すとか、あるいは各SEASON毎に一区切りをといわれても、正直ピンと来ない。もちろん、ある程度まとめて読めば見えてくるものもあるのだろうが、この1冊だけを読んでも、消化不良のまま残ってしまう部分が多すぎる。主人公の過去だったり、謎の人物QAZだったり、以前このシリーズを読んだことがある読者にとってはなじみがあるのかもしれないが、初めての人間に対して、やや不親切だと思う。 | ||||
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「魔界百物語」というシリーズ名ですが、京極夏彦のような重たいオカルトテイストではなく、精神科医、氷室が心理から事件を読み解く、現代的でスピーディな一冊です。 冒頭、離婚相談に来たはずのコスプレふうの女性が、氷室に向かって9.11事件陰謀論をぶちあげるところから、いっきにひきこまれます。 この妄想がふくらんで社会問題にリンクしてゆくのか、と思わせられたところで、一転、鮮やかに、ストレートな団地の人間関係にスライド、この女性の子どもが墜落死する事件が。目撃者の女性のリアルな目線に続き、あたかも眼前で起こるように活写される事件の流れ。 今回の事件自体は、世界史的陰謀や社会の暗部とはかかわりなく、団地の人間関係を中心にほぐれてゆき、やがて「魔界」を暗示するQAZも後ろ姿的に登場しますが、氷室の推理でほぼ全貌がクリアーに解きあかされます。冒頭の女性の行動の意味、さりげない子どもの言葉、貼り紙、などすべてが意味ある伏線として結びあい、ジグゾーが組み合わさるように緊密に人間の心理模様がたちあがってゆくプロセスはスピーディでスリリング、とちゅうで一度も本をおくことができませんでした。 一連の事件は、これだけをリアルニュースとして読めばすこし規模の小さなものではありますが、「妖精鬼」という童話的テーマの導入、また背景に、今後、シリーズ背景を広げてゆくであろう超能力美女や天才少女らのさりげない登場ふくめて、壮大なフィクションとして独自の世界観を予感させ、著者の「ライフワーク」になるのだろうと期待できます。今回は特にその前奏曲かと思います。 著者あとがきを読むと、アナログ的時代から、デジタル化情報時代に切り替わり、主人公の立ち位置や世界観も思い切って一新する必要にせまられた、とあります。それにともない、オカルト色より心理分析とミステリの原点(著者のお得意の二回転半ひねり)への回帰、と満を持して放った新シリーズ、時代をもひとの心の病理をも射貫いている鮮烈なミステリだと感じました。 | ||||
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軽妙で読みやすく、テンポが良いので 軽めのミステリーを読みたい時にお薦め☆ 表紙が可愛いのでシリーズで揃えたくなります。 | ||||
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とりあえず、書店で面白そうな本を探していて、カバーのイラストとデザインに魅かれて購入。 これくらい厚い本だと、いつも途中で投げ出してしまうんだけど、他のレビューでもあるように、テンポがいいのか以外にもスラスラと読めた。 ストーリーは構想がしっかりしているので、面白いし、ミステリー小説としては申し分ないかな。登場人物のキャラも個性的だし。 しかし、100巻って本気か?とりあえず今回のシリーズは5巻らしいので、ちょっと安心。 自分はミステリーが特に好きってわけじゃないけど、それでも面白かった。続きが楽しみ。 | ||||
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