邪宗門の惨劇
- 朝比奈耕作シリーズ (31)
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大好きな朝比奈耕作シリーズ。作家さんは残念ながら亡くなっていますが、ホラー小説以外は、読ませていただきました。もっと朝比奈耕作シリーズが出てきてくれると嬉しいです。(惨劇シリーズが出て来て欲しいです。) | ||||
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大分変った話。かなりマンガチックというか現実離れしている。 謎はあるが、謎解きミステリーやホラーというよりは不思議なおとぎ話のようだ。 北原白秋のこれまた不思議なうたがいろいろ出てくるが、話自体とのリンクもイマイチでした。 読後感も、なんだかスッキリとはせずに、イマイチ不思議な感じでした。 | ||||
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終盤、ストーリーが読めてしまったけど、前半はドキドキでした。とても読みやすい文章と登場人物も少ないので通勤読みにピッタリ。 | ||||
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朝比奈耕作シリーズを読み始めてまだ日が浅いのですが、この作品が一番好きかも。北原白秋の金魚という残酷な童謡は、アガサ・クリスティーの“そして誰もいなくなった”を思わせます。限られた空間の中にいる限られた人が織りなす、心理的な恐怖は推理小説の枠を超えています。ページを1毎めくるごとに「次はどうなるんだろう」という期待感がありました。早く読みたい、でも、じっくりその雰囲気を味わいたい・・・そんな小説です。 | ||||
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当然のことながらこの作品はミステリーでありますから、ミステリーとしての面白さを語るのが筋なのかもしれません。都心の洋館に閉じ込められ極限状態に置かれた朝比奈耕作と二人の女性の心理描写、動機に伏在する著者のお得意である「いじめ」というテーマ。これらだけで十分に面白いのですが、私はこれとは別に二点の注目すべき点があるように思うのです。 ひとつは、別に朝比奈耕作シリーズだけではありませんが、ラノベとしての側面です。分かりやすく造形されたキャラクター。基本的なお約束を踏襲した世界設定。娯楽小説としての読みやすい文章など、ラノベの要件が多く出そろっています。ラノベというキーワードですべてのジャンルの小説を分析してみるととても興味深いものです。 もうひとつは、北原白秋という人とその詩の世界です。私は白秋を童謡の作者としてしか意識していませんでしたので、“所詮”童謡の詩人とナメていたのです。もっとヌルイものだと思っていました。しかし、ここで紹介される北原白秋という人はそれとは全然違い、私は強烈な衝撃を受けました。子供相手の創作だからといって理想を語る耳触りのいいものを書かかず、思わずゾッとする不気味な雰囲気を漂わせる文体。一時期日本のアニメーションを調べていた時、アニメは子供のものという偏見にイライラさせらたものでした。そのような“子供向け”という文芸ジャンルを固定したのが「赤い鳥」であるとの認識を持っていた私は、白秋を子供を無菌状態で一斉培養しようという集団主義的な試みの嚆矢であると見ていたのです。ですが、ここで私は北原白秋や大正期の詩人達のイメージを改めなければならなくなったのです。しかし、「金魚」とミステリーの親和性に目をつけた吉村達也氏の検眼には感服する次第です。 | ||||
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