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ヘッポコ屋敷嬢 さんのレビュー一覧
ヘッポコ屋敷嬢さんのページへレビュー数134件
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話がどうなるかは読んでいてなんとなく分かってしまうしラストもどんでん返しがあるわけでもない。でも主人公の思考やキャラクター同士の会話が独特でそこが好き。謎解きを楽しむというよりそういった雰囲気を楽しむ作品。雰囲気を楽しむ作品というとミステリー作品として劣っている様に聞こえるが、西澤さんの場合はその独特の雰囲気が他にはない様なものなのでそれだけでも本として価値がある。しかし森奈津子シリーズに出てきた女の子たちもそうだったけど、この人の作品に出てくるキャラクターの名前は漫画にもいない様な変わったのが多い。
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破滅の箱の続編、というより完結編。最後の最後でありえない展開が待ってる。これ、破滅の箱を書いた頃からそういう設定で書いていたのだろうか牧野先生は。ヒロインのキアラが横も縦も大柄という設定がいい。最近の女探偵や婦警はみんな痩せすぎだと思う。体力や体格に自信のない人間は事件が起きても怖くて動けないだろうし、警察官に至っては身体検査で落とされるのに。
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西澤保彦さんの森奈津子シリーズに出てきた作家さんの本。ストーリーは途中まで読めばなんとなくラストがわかる様な感じだったが、各キャラクターが魅力的。しかも容姿描写で釣らず言動で萌えさせるところが良い。最近のミステリー小説はキャラクターを美男美女話にして読者を釣る傾向があるがああいうのが好きじゃない私にとっては好ましい作品だった。
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森奈津子シリーズで興味を持って読んだのだが。さすがはあの森奈津子さんを元ネタにしたヒロインを書くだけあって作者自身も視点や思考が変態的すぎる。美少年クルミを取り巻く男女の思考や言動なんてもはやホラー以外の何者でもない。ホラー小説で1番怖いのは殺人事件でも説明のつかない現象でもなく人間の執着心なのだと痛感させられる作品。
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BLを彷彿とさせるミステリー小説は多いのに、百合要素のあるミステリーは何故ないのか?!と思っていたらありましたありました。でも女性登場人物の年齢が高くフェミニズム要素の入った百合なので、百合好き男性にはあまり面白くないかもしれない。エロ描写もあるけれど、多分男性向けというより女性向けなのではないかと思われる。しかしセクシャルマイノリティーの人間の思考が登場人物を通してたくさん書かれている作品なので、百合をオカズや美少女萌えのツールとしてでしか楽しんだことのない男性にも是非読んでほしい。
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お馬鹿ありお笑いありエロありのハチャメチャミステリーなのだが、登場人物を通してセクシャルマイノリティーの意見が読めるので興味深い。同性愛や性同一障害に興味のある人は、学術的な本を読むよりこの作品や森奈津子さんの作品を読んだ方がいいような気がする。なにせ生のセクシャルマイノリティーの声が聞けるのだから。
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ヒロインの年齢設定が無理ありすぎる。まだ20代前半だというのに、本来なら何年も仕事しないと身につかないであろう貫禄とスキルを持ってるなんて漫画かラノベじゃないんだから…。いくらヒロインは若ければ若いほどいいと言っても限度がある。能力相応に年齢を重ねていてくれないと読んでいて違和感がある。天才だって場数を踏まないと優秀な人間にはなれないのだから、莉子くらいの技量と落ち着きを持つヒロインなら最低でも30代じゃないと。女キャラは若くしないと読者から見放されるというのなら、主人公のアシスタント役という設定で若い女キャラを書けばいいのに。
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ヒロイン栞子の性格が面倒臭すぎて作品自体の魅力も半減。美男美女で無いと許されなそうな性格の人間が大嫌いなのでこのシリーズはもう読まないと思う。このシリーズを読んでる人は一度栞子がもしデブでブスでおばさんだったらどう感じるか、それでも読む気になるか一度考えてみてはどうか。
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里美といいレオナといい通子といいどうしてこう島田荘司という人は業を背負った美女というのが好きなのか。通子の元旦那を主人公にしたシリーズは読んだことが無いのだが、この2人の離婚の原因は多分旦那が自分が思っていたほど妻を理解していなかったというか、性欲の強さや本当の姿に気づいてあげられなかったことなんじゃないかと思った。
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貝繁村怖すぎる。しかしいい人だから、真面目だから、信仰心が強いから差別や掟をしっかり遂行する、というのはこの村に限ったことじゃないんだろうなと思った。龍臥亭事件の時もそうだったけど、里美がどうしてビッチになったのかがよく分かる。それにしてもこの作家は業を背負った美女が好きだな。
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とにかくたくさん人が死ぬ。そして石岡がロリコンの気があって女性が化粧をしているかしていないのかがわからないことが判明する。
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犬吠里美が横浜に引っ越してきてからの話。p41によると、石岡にとって里美は死んだ涼子の代わりであり生まれ変わりらしい。酷い。
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ちゃっかり弁当を平らげたクセにストーカー扱いしてくる上司。走る姿をイノシシ扱いする同僚。おまけに実の父からも火のないところに煙は立たないと言われるなんて美姫哀れ。湊かなえさんの作品の感想にはよく女は怖いとか女の怖さを感じるとか書かれるが、よく読むと男も怖い。というか残酷。この作品は特に。思ったことを素直に口にしたり嘘さえつかなきゃ良いってもんじゃないよアンタら。読んだ人の価値観や性別にもよるのだろうが、ある意味嫉妬や何やらで嘘をついている女より怖い。
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ヒロインのサクラの性格にリアリティが無い。今時20代の半ばにもなって自分の容姿のレベルを把握してない女や彼氏いない歴=実年齢であることを全く気にしていない女なんかいるか。ちっとも共感できない。美青年2人に助けられたり憧れられたりするヒロインを普通の女性読者が共感できないキャラにするのは作品として致命的。サクラのキャラがこのままだったらこのシリーズは確実に売れないと思う。自己投影や共感ができないヒロインが美青年に愛される作品を喜んで読む女なんていないのだから。
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近未来が舞台の、朱雀十五の子孫である双子の美青年と柏木姓を名乗る女刑事のミステリー小説。あの朱雀十五がよく結婚できたな。律子を義妹にしたとき同様成り行きで結婚したんだろうか。あの色気のない柏木と律子のカップルが結婚したのも意外だった。律子の方はともかく柏木はどう考えても律子を女として見ていないし見てもらえなくても仕方のないことを律子はやらかしているのだが…何があったんだよ朱雀シリーズ7作品目以降のあの2人に。
また朱雀シリーズとバチカンシリーズを読む限り、この著者の作品は美青年でもっていると言っても過言ではない。そんな著者が作中に、美青年に大事にされる女キャラなんか書いたら売れないだろうに…と思ったら本当に二作品目で刊行が滞ってしまった。 |
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今回の舞台は南米。バチカンシリーズはキリスト教圏が舞台の話なんじゃ?と思いきや、アフリカ同様南米も「意外なキリスト教圏」らしい。まあアフリカも南米も何百年か前までヨーロッパ人が支配ていた訳だから、キリスト教がはびこっていてもおかしくないか。6巻で脱獄?したローレンの後任としてインド人のシン・チャンドラ博士が登場し、彼の登場によりバチカンシリーズのバチカン組織はキリスト教徒でなくても就職が可能だということが明かされる。本当に使えるものは何でも使う組織だな。しかし新たに仕事をする仲間の宗教やその宗教の特徴を知らないってどうなんだ。平賀の天然さが笑えないレベルになってきているのも気になる。旅の準備が1人で出来ないとか食事を忘れるとかならまだしも、自分の健康を害していることや疲労を感じ取ることができないって天然というより精神に異常がある人じゃん。「天然で天才」というギャップ萌えを強調しようとして滑ってるというかギャップを強調しすぎて天然というよりむしろ××××になってしまっているというか…。謎解きのトンデモぶりも絶好調。美青年の花園ならそれで良し、という人以外はお金出して買っちゃいけないシリーズ。
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