■スポンサードリンク


ヘッポコ屋敷嬢 さんのレビュー一覧

ヘッポコ屋敷嬢さんのページへ

レビュー数134

全134件 41~60 3/7ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.94:
(5pt)

理論武装したって無駄ですよ藤木稟さん

シリーズきっての残念美人フィオナが目印のバチカン奇跡調査官第16冊目。
それにしてもこの人幾つなんだろう。学者であることやローレンと出会う前から数々の事件をアメデオと解決してきたことを考えると「独房の探偵」の時が30代でロベルトと邂逅した時が40代とかだろう。しかし文章だけ読んでいると10代か20代としか思えない。が、平賀のような10代で博士号を取った若き天才とかならそう書いてあるだろうにそういう記述は無い。表紙のイラストを見ても、少女のようでもあるが老いも感じる不思議な外見。

それにしてもバチカン奇跡調査官シリーズってつくづくズルイ作品だと思う。
事件が解決しなくても「催眠術や幻覚のせいでした」という無理矢理なオチでもホラー文庫から出てるからミステリーではない!主人公たちが挑んでいるのは事件ではなく奇跡だから奇跡が起こったと思えば問題ない!で済む。
平賀に「終末の聖母」で根性出せば無理が効くという設定をつけ、彼が崖登りをしたり飢餓状態で生き残っても“一応”説明がつくようにしてしまった。
これからどうやって人手を確保したり人目につかないように捜索したりするのかな?という場面でも「バチカンの神父です(キリッ)」で大概のことは解決。
そしてついに今回ネット上で自分の悪口を言う人間に対してごく間接的に牽制し始めた。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官 二十七頭の象 (角川ホラー文庫)
藤木稟バチカン奇跡調査官 二十七頭の象 についてのレビュー
No.93:
(5pt)

こうしなきゃいけない理由、あったんですか?


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件 (角川ホラー文庫)
No.92:
(5pt)

誰かなんとかしてくれ

今更な話なのだが、何故平賀は奇跡調査官に選ばれたのだろうか。
バチカンシリーズを読む限り奇跡調査官という仕事は、ガルドウネのような組織が存在しなくても追いかけられたり殴られたりくらいはしそうというか、ある程度頑丈で体力がないと危険な仕事のように思われる。力仕事をしたり医者のいない僻地に行くこともあるだろう。
それなのにしょっちゅう健康診断で良くない結果が出るような男性がこの仕事を任されているってどうなんだろうか。
主人公が歳をとらないよりもこっちの方が私にとっては不思議である。

▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官 楽園の十字架 (角川ホラー文庫)
藤木稟バチカン奇跡調査官 楽園の十字架 についてのレビュー
No.91:
(5pt)

クライマックス詐欺


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官  ソロモンの末裔 (角川ホラー文庫)
No.90:
(5pt)

メインは小さい頃のローレン?


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官  独房の探偵 (角川ホラー文庫)
藤木稟バチカン奇跡調査官 独房の探偵 についてのレビュー
No.89:
(5pt)

どうやって収束させる気なのか


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官  悪魔達の宴 (角川ホラー文庫)
藤木稟バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴 についてのレビュー
No.88:
(7pt)

話は面白いんだけどねえ


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達 (角川ホラー文庫)
No.87:
(5pt)

こんな警察官や女博士がアメリカにいるのかと

「サタンの裁き」に出てきたビルが再登場。不自然なくらい健康的で逆に怖い。バチカン奇跡調査官シリーズには基本的に不健康そうな精神や身体の人しか出てこないので余計にそう感じる。

不自然といえばマギー・ウオーカー博士。
今時こんなステレオタイプの女博士いるんですか?藤木先生。日本ならまだしも欧米に。
シンゴジラにもドイツの研究所におばあちゃん所長が出てきたけれど、もっと可愛らしくて貴婦人がそのまま歳を重ねてようなご婦人だった気が。

あとマギー博士が平賀を自分の研究所にスカウトしたがっていた時に思ったのだが、その方が平賀は世の中の役に立てるんじゃないだろうか。
考えてみれば奇跡調査官という仕事は熱心なキリスト教徒以外から見たら不毛な仕事である。何せどんなにお金と人員を割いても得られるものは、「怪奇現象が奇跡と呼ぶに相応しいものだったかどうか」に対する答えのみ。
はっきり言って穀潰しなんじゃないのか。思いっきり悪く言ってしまうと。
バチカン奇跡調査官ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)
No.86:
(9pt)

本編を読んでないと楽しめないかも

安槻大学4人組シリーズを読んだことのある人にとっては美味しいオマケ作品だが、そうでない人にとってはなんの話だかわからないと言う箇所も多いかもしれない。特に「黒の貴婦人」は「スコッチゲーム」を読んでいないと何の感慨もわかなそうな気がする。
タカチとタックの社会人になった後の関係性がよく分かるようなイマイチ分からないような感じに書かれているのが良かった。シリーズ物のミステリー作品における色恋沙汰の分量はこのくらいでちょうど良い。
黒の貴婦人 (幻冬舎文庫)
西澤保彦黒の貴婦人 についてのレビュー
No.85: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

掟破りのようなそうでないような主人公

超能力者が主人公という一見反則な設定だが、制約があるが故にちゃんと話になっている。相手の過去を見られる榎木津礼二郎より使い勝手が悪いのでズルさはあまり感じなかった。むしろその能力があったが故に最終的には複雑な展開になってしまっているのでズルいどころか悲しさややるせなさを感じた。
新装版 瞬間移動死体 (講談社文庫)
西澤保彦瞬間移動死体 についてのレビュー
No.84:
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

トリックよりも動機に驚く作品


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
仔羊たちの聖夜(イヴ) (幻冬舎文庫)
西澤保彦仔羊たちの聖夜 についてのレビュー
No.83: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

安槻大学4人組長編シリーズ第4弾

耽美少女・松尾さんによる、男と女の嫉妬の違いや女の嫉妬の健全さと男の嫉妬の陰湿さや男が女に脅威を感じる時のメカニズムについての考察が興味深い。女の敵は女、というが本当に女にとっての怖い敵は男なのかもしれない。タカチのような男のプライドをグラつかせる女でなくても。
そういえば女同士の嫉妬やバトルは確かに其処彼処で繰り広げられているが、それが原因で殺人沙汰とかになることはまず無い。男が自分を振った=自分の価値をグラつかせた女を殺害するニュースはいつの時代も時々見るけれど。
スコッチ・ゲーム (幻冬舎文庫)
西澤保彦スコッチ・ゲーム についてのレビュー
No.82:
(10pt)

安槻大学4人組シリーズ第2弾


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
麦酒の家の冒険 (講談社文庫)
西澤保彦麦酒の家の冒険 についてのレビュー
No.81: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

バラバラ殺人ばかりを集めた短編集

題名の通り、殺人犯が死体を解体する諸々の理由を扱った短編集。犯人が死体バラバラにするエピソードが出てくると、大抵は怨恨とか犯行場所から持ち去ろうとしたとか隠そうとしたとかという話になるものだが、それ以外にも色々な理由があるのだということを教えてくれる作品。最後の章で前の章までの話がひとつにまとまる、という形で終わるのだが、そこでも死体をバラバラにした意外な必要性が明かされる。
解体諸因 (講談社文庫)
西澤保彦解体諸因 についてのレビュー
No.80:
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

ヒロインに感情移入できる人にとっては多分地獄、でもそうでなければ…

話が進んでいくうちにヒロインの茜の正論ぶりや真面目ぶりや頑張り屋ぶりが鼻についてくる上、小学校時代のイジメにおいてある意味いじめっ子よりもタチの悪い傍観者だったということが判明するせいか、ラストで彼女が殺される場面はむしろ爽快だった。
殺人描写に爽快感を覚えるなんて我ながらかなりアレだと思うのだが、ホラーやサスペンスに恐怖を感じるのは襲われる側に好意を持っていたり感情移入している場合つまり助かって欲しいという気持ちがあるからでありそうでない場合にはさほど怖いとは思わないもの。
結局のところホラーやサスペンスに限らず読んだ作品に対してどう思うのかは出来栄えでも文章の美しさでも作品から滲み出る作者の思いでもなく、登場人物に共感できるかどうかで決まるのかもしれない。
少なくとも私はそうだ。その証拠に感想文も八割がた登場人物に対する意見ばかり。
晩年計画がはじまりました (角川ホラー文庫)
牧野修晩年計画がはじまりました についてのレビュー
No.79:
(9pt)

なんでこんな結果になっちゃったんだろうなオチ


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
彼女が死んだ夜 (幻冬舎文庫)
西澤保彦彼女が死んだ夜 についてのレビュー
No.78:
(10pt)

長いけれど読む価値あり


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
依存 (幻冬舎文庫)
西澤保彦依存 についてのレビュー
No.77:
(8pt)

突如空から降って来た液体が降りかかった青年は…


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
スナッチ
西澤保彦スナッチ についてのレビュー
No.76:
(10pt)

西澤さんらしいシリーズ物のミステリー


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
身代わり
西澤保彦身代わり についてのレビュー
No.75:
(8pt)

フェチズム、レズビアニズム、ミステリー、ホラー


▼以下、ネタバレ感想
※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら
動機、そして沈黙
西澤保彦動機、そして沈黙 についてのレビュー