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ヘッポコ屋敷嬢 さんのレビュー一覧
ヘッポコ屋敷嬢さんのページへレビュー数134件
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「目競」で、榎木津は「京極堂と出会ってから15年以上たつ」と言っているが、旧制高等学校の学生の入学年齢は現代の高校と違い17歳か18歳からである。
もしこれが本当なら榎木津は「魍魎の匣」で既に36歳以上ということになる。 しかし榎木津は木場と同い年であることが「絡新婦の理」で明かされており、木場は「魍魎の匣」の時点では35歳である。 しかも京極堂と関口は榎木津の1学年後輩だから「目競」の記述通りなら「姑獲鳥の夏」では35歳過ぎのはずだが、関口のモノローグではこの年の関口は30歳か31歳ということになっている。 一体どれが本当なのか。 敦子の年齢も「姑獲鳥の夏」では20歳とあるが、同じ年に起こった事件を題材にした「狂骨の夢」では22歳ということになっているし…京極夏彦さん、公式の年表を発表してくれないだろうか。頭がこんがらがる。 |
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おなじドダバタ馬鹿コメディでも榎木津メインの探偵小説と違いこちらは楽しめた。おそらく理由は主人公の多々良にあると思う。多々良はまっこと人間のクズだが毎回その報いを受けるかのように痛い目にあう。が、榎木津は周りを引っ掻き回すだけで痛い目を見ることはない。そこがイラつくのかもしれない。
多々良and蓮沼コンビのスポンサー富美がまた美少女なのはお約束なのか。男は内面外見ともに奇抜なキャラが多いのに女は九分九厘美人しか書かない京極先生。朝晩鏡を見るたびに惚れ惚れするほどのドブスな私にはそこに腹が立つ。 |
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榎木津メインの話を作るとこんなに疲れる作品になるとは思わなかった。小説というより漫画のノベライズを読んでいるような感覚に陥る。対象年齢は中高生か?他人のお姉さんの顔をすごい顔と抜かす本島にもイラっときた。
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見出しにあるように本作品のメインキャラである榎木津が本編以上にハイテンションなのでついていけない。面白いことは面白いのだけど読んでいて疲れるというか…いや本当に内容は面白いのだけど。しかし「狂骨の夢」で元憲兵の一柳が朱美と結婚した理由を知った時にも思ったのだが、この時代の男性にとっては凌辱したり凌辱に加担した罪の意識から凌辱された女を嫁にする、という感覚が普通だったのだろうか。まず自分のやったことを洗いざらい話して謝れよと思ってしまうのだが。
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関口はこのシリーズのヒロインポジションだったんだなと確信した作品。最後の大乱闘はほぼ関口救出作戦といっても過言ではないし、何をやらかしてもまわりの人間が呆れながらも助けてくれるというのもヒロインくさい。
大乱闘の直前の雪絵の台詞は純粋に関口への愛情から出たものなのかなのか。それとも過去に彼女が彼に何かした償いの意思がそう言わせたのか。百鬼夜行シリーズのキャラは皆性格が良いけれど総じて一筋縄じゃいかないような部分を持って為、彼女も単なるの献身的で情の深い女ではないと思っているのでどうにも後者のような気がしてならない。 |
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姑獲鳥の夏を読んだ時から思い続けていたのだが、関口の立場はダブル主人公の片割れとか主人公の男友達というよりもヒロインに近いような気がする。役立たずでうざったくて、でもなぜか周りはなんだかんだと心配し世話を焼きかまい助けてくれる。これってまさに女から嫌われるタイプのヒロインの特性じゃないか。男で良かったね関口。
戦前から苦労のしっぱなしで金持ちでもない朱美が実年齢より10歳も若く見えて全然所帯染みていないというのもなんだかな。彼女の魅力はいわくつきの血筋の女でありながら逞しくて庶民的で親しみやすいところなのだから、年相応の外見でいいと思うのだが。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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『彼女』は父親をはじめ周りの男達のバカさに嫌気がさしていた。そして榎木津という神にも近い存在を知っていて憧れていた。だから無理をして聡明で論理的で近代的で強い女になろうと努力した。しかし土台が感情的で嫉妬深く他人に影響を受けやすい女でしかない『彼女』は、結局「聡明で論理的で近代的で強い女」の皮を被ることしかできなかった。その皮が剥がれて今回の事件が起きたのだろう。
悪く言ってしまえば『彼女』にとって榎木津も榎木津に憧れるというのも分不相応だったのだ。榎木津も付き合っている時は『彼女』がここまで馬鹿だとは思っていなかっただろう。だから私は「君なんて嫌いだ」は半分本気で言ったのではないかと思っている。こんなに馬鹿だとは思わなかった、みたいな。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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【ネタバレかも!?】
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千鶴子と雪絵はなぜ仲が良いのだろうか。関口は2人まとめて「変な亭主を持った哀れな妻達」と言っているが、どう考えても哀れ度は雪絵の方が上だろう。
男としての格も甲斐性も外見も中禅寺の方が上。経済状態も潤っているとまではいかなくとも、千鶴子が家事の合間に陶芸を習おうとしているくらいだから関口家よりはよっぽど良いと思われる。しかも関口は鬱病持ち。(現代ならともかく近所にバレたら狂人扱いされかねない) つまり千鶴子と雪絵の間には歴然とした格差があるのだ。女の場合、格差のある人間同士が親友になるというのは殆ど無いはずなのだが…。作者が男性だからこういう人間関係が書けるのだろうか。既婚のくせに女に夢見すぎだよ京極くん。男キャラは榎木津以外に美形がいないのに女キャラは実年齢より若く見える美人ばっかりだし。 作者が女性だったら絶対に雪絵の千鶴子に対する妬みや妬む自分への嫌悪とかを書いていたと思う。 |
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生まれつきいつ死んでもおかしくないくらい虚弱体質の女性がグラマーな体型に成長するなんてことがあるのだろうか。
なぜ華族=元を辿れば公家である榎木津がギリシャ彫刻のような容姿をしているのか。 涼子はなぜ医者を目指そうとしたのか。体の弱い女はいくら勉強しても女医にはなれない。しかも涼子の年齢から考えると、彼女が医専を目指していたのは戦争によって男性医師が不足し始めていた頃。つまりこれからは女医が男の医者の代わりを努めなければならない、という風潮がうっすら漂い始めていた時代である。そんな時代に体の弱い自分に医者が務まるとでも思ったんだろうか。 今と違って口頭試問が何題か出されるだけだった医師の国家試験に内藤はなぜ何度も落ちているのか。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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結局妹ちゃんが1人で悩んだりジタバタしてたりしていただけだったというところが滑稽でありあまりにも悲しい。
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湊かなえ先生のデビュー作品。読了後なぜこの作品がイヤミスと呼ばれているのか分からなかった。平たく言うと娘を殺された母親が手の込んだ復讐を遂げるというだけの話ではないか。殺人に関与した人間達も性悪なことこの上なく、殺されても仕方ないとまでは言わないが他人に復讐されたくないなら大人しく生きてればいいのに、としか思わなかった。どこが後味悪い作品なの?中高生の肥大した自我や自信過剰さにうんざりしている私にとってはむしろ爽快だった。というか苦しめる側が大人で苦しむ側が子供という設定の小説でここまで子供側に同情しないで読んだ本って初めて。
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この作品を愛読しているのはいい仕事して年上の男に頭下げられることを夢見ている女性なのか。それともマヤのようなドS美女に心身ともにズッタズタにされたい男性なのか。というかミステリー作品で年下の女刑事と年上の男刑事のコンビというケースが多いのはなんでなの?警察の超男社会ぶりを考えると女の上司が男の部下より幾つも年下、なんてありえないような気がするんだが。
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黒井マヤはどうやって警察官になるための身体検査を通過したんだろう?いくら男の相棒がいる刑事ヒロインでも華奢すぎるのはどうかと思うんだけどなあ。話は面白かったけど。
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