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ヘッポコ屋敷嬢 さんのレビュー一覧

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レビュー数20

全20件 1~20 1/1ページ

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No.20:
(6pt)

キラレ×キラレの感想

Xシリーズ第2弾。
森博嗣さんは女性キャラが年齢を気にしたり年齢のことでからかわれたりする場面を書くのが本当に好きだよねえ。そこがなんだかイラっとくる。

▼以下、ネタバレ感想
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キラレ×キラレ CUTTHROAT (講談社文庫)
森博嗣キラレ×キラレ についてのレビュー
No.19: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

今読んでも古臭さを感じない

正月休みに断捨離していたら出てきた本。映画作品に出演した柴崎コウさんが20歳くらいのころに出版された本なのだが、今読んでも古臭さを感じない。
子供達が子供らしくないのや彼ら彼女らが団結して脱出や攻撃を仕掛けないところもなんだかリアル。こんな状況で子供が子供らしくしていられる訳がないし、いくら生死がかかってるからって生死を共にするほどクラスメイトを信用出来ないよなあ。現に仲良しグループですら殺し合いになってしまったくらいだし。
読んだ当時は漫画みたいだと思ったが、大人になってから読むとキャラの言動がリアルに感じる。(キャラ設定に関しては今でも「ねーよ」と思うが)極限状態に置かれた方が漫画みたいな行動をとったりするんだよ人間って。
バトル・ロワイアル 上  幻冬舎文庫 た 18-1
高見広春バトル・ロワイアル についてのレビュー
No.18:
(6pt)

鬼一法眼と書いてオニイチホウゲンと読むらしい

室町時代初期に書かれた義経記に登場する伝説上の人物鬼一法眼を題材にした時代小説。藤木稟の作品にしてはページ数が少ないのでストーリーを把握するのに必要最低限のところだけ掻い摘んで読めば一冊30分〜1時間で読める。しかし筋骨たくましく泣き虫で歯の浮くような言葉がうまく言えず甲斐性なしの男に情報通でフランクな友達、片眉を釣り上げる癖のある人に言えない身体的特徴を持つ美青年…と登場人物が朱雀十五シリーズに似ているのが残念。ミステリーのキャラにあまり色々と文句つけるのはどうかと思うけど、言い訳するならキャラにあれこれ難癖をつけられるミステリーというのは出来が悪いか、読んだ人間にとって読むのはやめられないが大して面白くないというタチの悪い本か、もしくは本当によほどキャラが変なんだと思う。作品の出来が良ければ細かいことには目がいかないのだから。
陰陽師鬼一法眼〈1之巻〉 (カッパ・ノベルス)
藤木稟陰陽師 鬼一法眼〈1之巻〉 についてのレビュー
No.17:
(6pt)

年表が欲しい

「目競」で、榎木津は「京極堂と出会ってから15年以上たつ」と言っているが、旧制高等学校の学生の入学年齢は現代の高校と違い17歳か18歳からである。
もしこれが本当なら榎木津は「魍魎の匣」で既に36歳以上ということになる。
しかし榎木津は木場と同い年であることが「絡新婦の理」で明かされており、木場は「魍魎の匣」の時点では35歳である。
しかも京極堂と関口は榎木津の1学年後輩だから「目競」の記述通りなら「姑獲鳥の夏」では35歳過ぎのはずだが、関口のモノローグではこの年の関口は30歳か31歳ということになっている。
一体どれが本当なのか。
敦子の年齢も「姑獲鳥の夏」では20歳とあるが、同じ年に起こった事件を題材にした「狂骨の夢」では22歳ということになっているし…京極夏彦さん、公式の年表を発表してくれないだろうか。頭がこんがらがる。
定本 百鬼夜行 陽 (文春文庫)
京極夏彦定本 百鬼夜行 陽 についてのレビュー
No.16:
(6pt)

雪絵さんはそんなにかわいそうな女性なのか

この作品を読んで雪絵さんに同情した人も多いらしいが、私は微塵も可哀想だと思わない。苦労してるなあとは思うが、厄介な男と結婚することや結婚生活を続けてることを選んだのは彼女なのだから。

木場曰くこの2人は恋愛結婚なので雪絵さんは関口の性格を分かって結婚したはず。またこの時代は離婚した女性への風当たりが強かったが、夫が精神病だというなら話は別だろう。
つまり雪絵さんは実家と仲が悪いとかでもない限り、本当に嫌ならいつでも関口を置いて逃げられるのだ。

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百鬼夜行 陰 (講談社文庫)
京極夏彦百鬼夜行 陰 についてのレビュー
No.15:
(6pt)

やっぱり関口がヒロインに見える

関口はこのシリーズのヒロインポジションだったんだなと確信した作品。最後の大乱闘はほぼ関口救出作戦といっても過言ではないし、何をやらかしてもまわりの人間が呆れながらも助けてくれるというのもヒロインくさい。
大乱闘の直前の雪絵の台詞は純粋に関口への愛情から出たものなのかなのか。それとも過去に彼女が彼に何かした償いの意思がそう言わせたのか。百鬼夜行シリーズのキャラは皆性格が良いけれど総じて一筋縄じゃいかないような部分を持って為、彼女も単なるの献身的で情の深い女ではないと思っているのでどうにも後者のような気がしてならない。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)
京極夏彦塗仏の宴 宴の支度/宴の始末 についてのレビュー
No.14:
(6pt)

関口は主人公の友人ではなく紅一点?キャラなのか

姑獲鳥の夏を読んだ時から思い続けていたのだが、関口の立場はダブル主人公の片割れとか主人公の男友達というよりもヒロインに近いような気がする。役立たずでうざったくて、でもなぜか周りはなんだかんだと心配し世話を焼きかまい助けてくれる。これってまさに女から嫌われるタイプのヒロインの特性じゃないか。男で良かったね関口。

戦前から苦労のしっぱなしで金持ちでもない朱美が実年齢より10歳も若く見えて全然所帯染みていないというのもなんだかな。彼女の魅力はいわくつきの血筋の女でありながら逞しくて庶民的で親しみやすいところなのだから、年相応の外見でいいと思うのだが。
文庫版 塗仏の宴―宴の支度 (講談社文庫)
京極夏彦塗仏の宴 宴の支度/宴の始末 についてのレビュー
No.13:
(6pt)
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無理をしすぎた女の人生の末路

『彼女』は父親をはじめ周りの男達のバカさに嫌気がさしていた。そして榎木津という神にも近い存在を知っていて憧れていた。だから無理をして聡明で論理的で近代的で強い女になろうと努力した。しかし土台が感情的で嫉妬深く他人に影響を受けやすい女でしかない『彼女』は、結局「聡明で論理的で近代的で強い女」の皮を被ることしかできなかった。その皮が剥がれて今回の事件が起きたのだろう。

悪く言ってしまえば『彼女』にとって榎木津も榎木津に憧れるというのも分不相応だったのだ。榎木津も付き合っている時は『彼女』がここまで馬鹿だとは思っていなかっただろう。だから私は「君なんて嫌いだ」は半分本気で言ったのではないかと思っている。こんなに馬鹿だとは思わなかった、みたいな。

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文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)
京極夏彦邪魅の雫 についてのレビュー
No.12:
(6pt)

無理がある

薫子が伯爵を語る姿は「この人の純粋さは私しか理解出来ないんですの。オーッホッホッホ」という高笑いが聞こえて来そうなほどの傲慢さを感じて不愉快だった。
多分彼女は現代に生まれたら、純粋さだけが取り柄の売れないミュージシャンとかと同棲して「この人の才能が分かるのは私だけ」とか言いながら風俗で働いてるタイプだと思う。

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文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)
京極夏彦陰摩羅鬼の瑕 についてのレビュー
No.11:
(6pt)
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実は結構格差友達な2人

千鶴子と雪絵はなぜ仲が良いのだろうか。関口は2人まとめて「変な亭主を持った哀れな妻達」と言っているが、どう考えても哀れ度は雪絵の方が上だろう。
男としての格も甲斐性も外見も中禅寺の方が上。経済状態も潤っているとまではいかなくとも、千鶴子が家事の合間に陶芸を習おうとしているくらいだから関口家よりはよっぽど良いと思われる。しかも関口は鬱病持ち。(現代ならともかく近所にバレたら狂人扱いされかねない)
つまり千鶴子と雪絵の間には歴然とした格差があるのだ。女の場合、格差のある人間同士が親友になるというのは殆ど無いはずなのだが…。作者が男性だからこういう人間関係が書けるのだろうか。既婚のくせに女に夢見すぎだよ京極くん。男キャラは榎木津以外に美形がいないのに女キャラは実年齢より若く見える美人ばっかりだし。
作者が女性だったら絶対に雪絵の千鶴子に対する妬みや妬む自分への嫌悪とかを書いていたと思う。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
京極夏彦鉄鼠の檻 についてのレビュー
No.10:
(6pt)

結末のビックリ度数はやや少なめ


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文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)
京極夏彦狂骨の夢 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

謎だらけだった

生まれつきいつ死んでもおかしくないくらい虚弱体質の女性がグラマーな体型に成長するなんてことがあるのだろうか。
なぜ華族=元を辿れば公家である榎木津がギリシャ彫刻のような容姿をしているのか。
涼子はなぜ医者を目指そうとしたのか。体の弱い女はいくら勉強しても女医にはなれない。しかも涼子の年齢から考えると、彼女が医専を目指していたのは戦争によって男性医師が不足し始めていた頃。つまりこれからは女医が男の医者の代わりを努めなければならない、という風潮がうっすら漂い始めていた時代である。そんな時代に体の弱い自分に医者が務まるとでも思ったんだろうか。
今と違って口頭試問が何題か出されるだけだった医師の国家試験に内藤はなぜ何度も落ちているのか。

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文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
京極夏彦姑獲鳥の夏 についてのレビュー
No.8:
(6pt)

もしも栞子が美人でなかったら

ヒロイン栞子の性格が面倒臭すぎて作品自体の魅力も半減。美男美女で無いと許されなそうな性格の人間が大嫌いなのでこのシリーズはもう読まないと思う。このシリーズを読んでる人は一度栞子がもしデブでブスでおばさんだったらどう感じるか、それでも読む気になるか一度考えてみてはどうか。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

島田荘司らしいヒロイン

里美といいレオナといい通子といいどうしてこう島田荘司という人は業を背負った美女というのが好きなのか。通子の元旦那を主人公にしたシリーズは読んだことが無いのだが、この2人の離婚の原因は多分旦那が自分が思っていたほど妻を理解していなかったというか、性欲の強さや本当の姿に気づいてあげられなかったことなんじゃないかと思った。
涙流れるままに〈上〉―吉敷竹史シリーズ〈15〉 (光文社文庫)
島田荘司涙流れるままに についてのレビュー
No.6:
(6pt)

ここにもキリスト教が

今回の舞台は南米。バチカンシリーズはキリスト教圏が舞台の話なんじゃ?と思いきや、アフリカ同様南米も「意外なキリスト教圏」らしい。まあアフリカも南米も何百年か前までヨーロッパ人が支配ていた訳だから、キリスト教がはびこっていてもおかしくないか。6巻で脱獄?したローレンの後任としてインド人のシン・チャンドラ博士が登場し、彼の登場によりバチカンシリーズのバチカン組織はキリスト教徒でなくても就職が可能だということが明かされる。本当に使えるものは何でも使う組織だな。しかし新たに仕事をする仲間の宗教やその宗教の特徴を知らないってどうなんだ。平賀の天然さが笑えないレベルになってきているのも気になる。旅の準備が1人で出来ないとか食事を忘れるとかならまだしも、自分の健康を害していることや疲労を感じ取ることができないって天然というより精神に異常がある人じゃん。「天然で天才」というギャップ萌えを強調しようとして滑ってるというかギャップを強調しすぎて天然というよりむしろ××××になってしまっているというか…。謎解きのトンデモぶりも絶好調。美青年の花園ならそれで良し、という人以外はお金出して買っちゃいけないシリーズ。
バチカン奇跡調査官    終末の聖母 (角川ホラー文庫)
藤木稟バチカン奇跡調査官 終末の聖母 についてのレビュー
No.5:
(6pt)

勇敢というより無謀。性格が悪いというより悪人。

前半はとある瀬戸内海の孤島に伝わる儀式に参加するために単身島にやってきた律子の話で、朱雀は後半からしか登場しない。内容よりもまず律子の無謀な行動にボーゼンとした。

大概の読者は律子の行動をレビューで勇敢だとか活躍だとか表現しているがよく考えて欲しい。彼女は前作で朱雀から自分の命を軽んじるような考え方に対して死ぬほど怒られたのである。それを考えると異常を感じて鳴子様役を抜け出してきただけならまだしも、その後朱雀が島にたどり着くまで大人しくしていないというのはかなりおかしいのではないか。
また朱雀も東大生時代カンニングをさせてやったというだけで学友が署長を務める警察署を良いように使ったり、下手したら死ぬようなことを島の刑事にさせてニヤニヤしたりと「性格の悪いキャラ」という設定を差し引いてもそれはどうなんだということをするようになってしまった。

あとサアカスで鍛え抜かれた律子が白魚のような体をしている、という表現も気になった。てっきり進撃の巨人のミカサみたいな体をしてると思っていたのだが…というか軽業師の修行を13年間もやってきた女の体が筋肉質で古傷だらけじゃないっておかしくないか?
大年神が彷徨う島 探偵・朱雀十五の事件簿 (5) (角川ホラー文庫)
藤木稟大年神が彷徨う島 についてのレビュー
No.4:
(6pt)

完結したのは良いけれど

内容とは関係ないのだが、律子が沙々羅から送られたドレスを着ることができたのは何故なんだろう。
律子は初めて沙々羅を見た時彼女の方の華奢さやウエストの細さにめちゃくちゃ驚いていたし、また沙々羅と最初に会話をした時律子よりも沙々羅の方が背が低いことが明かされている。
つまり律子が沙々羅のドレスを着ようとしても肩やウエストがきつい上にウエストが絞ってある部分が肋骨に当たってしまうから着られないはずなのだ。ウエストはコルセット等でなんとかなっても肩幅やウエストの位置はどうにもならないだろうに。
沙々羅が身長の割に胴長で、肩幅の割に頭が大きいせいで肩が華奢に見えた、とかなら納得できるが。

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黄泉津比良坂、暗夜行路 探偵・朱雀十五の事件簿4 (角川ホラー文庫)
藤木稟黄泉津比良坂、暗夜行路 についてのレビュー
No.3:
(6pt)

人によってかなり評価が分かれそうな作品

謎解きに関しては「これだけの大風呂敷をよくまとめ上げたな」と思う人もいれば「あまりに強引すぎる」「無理がある」と思う人もいそうな印象を受ける。
また主人公である朱雀十五のキャラ造形ー盲目の長髪の女性のような美青年、元検事の天才弁護士、典型的な悪人のふりをした良い人ーに関しても、「ツボすぎる」という人もいれば「キャラで読者を釣ろうとしている」「あざとい」と思う人もいそうな感じ。反則や強引さのあるミステリー小説が嫌いな人は読まない方が無難かもしれない。
でもハマる人はどハマりする気がする。要するに好き嫌いがかなり分かれそうな作品。
陀吉尼の紡ぐ糸    探偵・朱雀十五の事件簿1 (角川ホラー文庫)
藤木稟陀吉尼の紡ぐ糸 についてのレビュー
No.2:
(6pt)

だんだんおかしくなっていく

この作品からキャラクターの言動がどんどんおかしくなっていく。例えば前回も登場した柏木が、冒頭で謎の美女マリコにジャンプして看板の柄を鉄棒代わりに一回転して逃げられた後「妖精…」とつぶやくシーンがあるのだが、何度文章を読み返してもマリコがそんなやり方で逃げ去る必要性がわからないし、普通の男ならのんきに妖精を連想して見惚れるよりもビビるだろうと。

▼以下、ネタバレ感想
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ハーメルンに哭く笛    探偵・朱雀十五の事件簿2 (角川ホラー文庫)
藤木稟ハーメルンに哭く笛 についてのレビュー
No.1:
(6pt)

朱雀十五の少年時代

前2作が昭和10年前後の浅草を舞台にした話であるのに対し、シリーズ3作目である本作は大正末期の奈良が舞台になっている。高校生の朱雀や朱雀の父親が登場する。
また本作は次作と前編後編になっており、話が途中で終わるので4作目と一緒に購入または借りることをオススメ。前2作でもそうだったが人物や建築物や美術品の美しさに対する描写がすごい。想像力が豊かで耽美なものが好きな人にはたまらないだろうが、「そんなもんにページを費やしてないでさっさと話を進めろ」と思う人も多分少なくないと思う。

沙々羅のことを14歳なのにもうすでに貴婦人としての風格がある、と表現する文章に違和感を感じた。この時代の女性は女学校を出ているのでなければ10代でお嫁入りするのが一般的だった。それを考えると14歳で立派なレディ、というのは特筆すべきことではないんじゃないかという気がする。
そういえば「ハーメルンに哭く笛」でも20歳のマリコのことを柏木が「女の子」とか「こんなに若いとは」と言っていた時にも「この時代の20歳って〝女の子〟でもないし驚くほど若い女でもないでしょ?」と思ったような。
黄泉津比良坂、血祭りの館  探偵・朱雀十五の事件簿3 (角川ホラー文庫)
藤木稟黄泉津比良坂、血祭りの館 についてのレビュー