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ジャム さんのレビュー一覧
ジャムさんのページへレビュー数504件
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三島加深という稀有な作家の未発表作を巡りネットで知り合った彼女のファンが「架空遊戯」と呼ばれる事前に割り振られた役を演じながら謎めいた事件の真相を推理していくゲームに参加するのだが・・・。「架空遊戯」の設定の面白さと次はどんなことが仕掛けられていくのかとドキドキしながら美咲になった気持ちで楽しめました!ただ、終盤物語が一気に加速しすぎてて勿論結末の二転三転ぶりは良かったんですが、もう少し尺を持たせて丁寧に物語を作りこんでくれたらもっと傑作になった気がします!まだまだ化ける余地大なので、これからに期待!
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音に色が見える「共感覚」を持つ銀髪少女探偵「音宮美夜」登場!幼馴染を連続猟奇殺人鬼「フレイム」に殺害されてしまった高校生「甘祢山紫郎」を助手にその能力を生かし、事件の真相を追う!「共感覚」については何かで聞いたことはありましたが、この本を読んでより詳しく知ることができました。「共感覚」を絡めた展開には新しさを感じたものの、ミステリ的にはやや軽い印象は受けましたが、シリーズ化を見込んだ個性的なキャラ描写は成功しているので2作目も期待!個人的には今後もコンパクトで読みやすい路線で売りだして欲しいかなあ(笑)
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赤川サスペンスの最高傑作!映画ばりに視点が入れ替わる息つかぬサスペンスと意外な真相で新本格派にも多大な影響を与えた事実上の処女長編!赤川さんがこんな救いのない話を書いていたなんて!後味はすこぶる悪かったですが、サスペンス的、ミステリ的には大満足でした!もっと多くのミステリファンに読まれるべき大傑作だと思います!
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トランプゲーム「ブリッジ」とロジックが織り交ぜられたクリスティの隠れた傑作!
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新本格に麻耶雄嵩ありといわしめた大傑作!ありえない密室トリックに、映画を観ているかのような画が浮かぶ衝撃作!自分の初麻耶作品は本作で、いきなり強烈なパンチを受けました!
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昔の映画もこないだやったドラマも共に良かったですが、やはり原作が一番!緻密な論理と不気味な手毬唄殺人に酔いしれます!
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小市民シリーズ第1弾!小鳩君と小山内さんの「互恵関係」が面白い。ミステリとしても、日常の謎を描いた連作短編集として愉しめた。饅頭屋餡子さんによる漫画版もおすすめ!
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「作中作」、「見立て殺人」、そして巨大な「路」と遊び心に溢れた初期綾辻ミステリの名作!折り紙の「悪魔」折ってみたいなあ(笑)
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ロックと密室、そして理系ミステリィの魅力溢れる快作!
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名家の先代新羽堂市が自殺と思われる変死を遂げた。孫で医師の桂木優二がその葬儀に訪れると妖精に取り憑かれた画家滝見が転落死し、さらには当主の妻佳織が失踪してしまう-。事件の鍵は滝見が死の直前に観たと思われる「妖精」にあると直観した桂木はアメリカに住む後輩の心理学者トーマ・セラに調査を依頼する!「妖精」という奇想から事件を解決にまで導く論理的展開が見事な「21世紀本格」の新たな傑作の誕生!また、物語的にも滝見伸彦という妖精に取り憑かれた数奇な人生を送った幻想画家の生涯とその幻想的な最期が描かれていて良かった!
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浦賀3年ぶりの新作は、溶血を発症した女性が原因不明の死を遂げることから始まる。彼女の死の原因は溶血を治すために行った脾臓摘出にあるのではないかと疑われ、彼女の主治医の聡美は遺族に提訴される。困った彼女は元夫でフリーライターの銀次郎に再調査を依頼。そして、銀次郎が調査を進め行くと次々に新事実が明るみに出ていくのだった!浦賀さんにしては堅実な社会派ミステリーを書いたなあと思いましたが、難解な医療用語が素人にも分かりやすく説明され軽妙な文体と次々と新事実が明るみに出るテンポの良さでほぼ一気読みでした!
欲をいえば浦賀さんらしく、もっと自我を爆発させて欲しかったけどあれぐらいが一般読者にはうけがいいのかも(笑)エロシーンも少ししかなかったけど、あの真実の見せ方も良かったなあ(笑)最後はハッピーエンドではないものの、珍しく救いを見出す爽快なものだったのも好感触! |
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江神シリーズ第2弾。個人的には「双頭の悪魔」より、こちらのほうが好き。美しき謎が美しく解かれる本格ミステリの愉しみを存分に味わせてくれた傑作!また、鈴木有布子さんによる漫画版も原作のイメージぴったりで良かった。ぜひ、ファンなら合わせて読んで欲しいですね。
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数学少女浜村渚が数学テロ組織「黒い三角定規」と対決する数学ミステリ、第2弾!4つの話からなる数学尽くしのミステリ集で特にルービックキューブの問題を魅力的に解明する「その処刑台カラフル」と、ルイス・キャロルの名作童話「不思議の国のアリス」の世界を数学的にオマージュした「不思議の国のなぎさ」が面白かった!作中の数式をすべて理解できたわけはありませんが、少年時代こんな風に楽しみながら数学と遊べていたら自分も数学が好きになっていたかもしれませんね(笑)なので、数学嫌いの少年少女にこそぜひ読んでほしいシリーズです!
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SFミステリの旗手西澤保彦が挑む本格特撮推理小説!冒頭からいきなり怪獣が出てきて、その後も宇宙人、改造人間・・・と特撮でおなじみの非現実的生物が次々と登場という物凄い小説(笑)でも、西澤さんらしくちゃんとこの設定を生かしたロジックを書く作品に打ち出しているのはさすがでした!ナンパ大好きの3バカのキャラも良し(笑)個人的には、孤島殺人に怪獣を見事に融合させた「怪獣は孤島に笑う」書店でアタルが一目ぼれした女性の正体が・・・な「書店、ときどき怪人」、そして正攻法のロジックで落した「女子高生幽霊綺譚」が良かった!
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作者の高校時代をモデルにして書かれた新学園ミステリー!ちょっぴり切ない青春ミステリーの新たな旗手の登場!
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トリックは序盤で大体見当がついてしまいましたが(ミステリ読み初めの頃なら騙されていたのに)、警察内部の確執、新興宗教の実態など社会的テーマを見事に描き切っており最後まで飽きずに読めた。ラストの一行は切なすぎてやりきれない気持ちにさせられた。
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刀城言耶シリーズ第2弾!今回は儀式中に消える巫女の謎!第1作にも劣らぬ意表をつく大トリックが良かった!雰囲気といい、謎といいやっぱりこのシリーズ好きだなあ。書き下ろし短編の「天魔」もメイントリックと、刀城の先輩阿武隈川のキャラが良かった(笑)
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浦賀初期の代表作にして、一つの頂点。香奈子の恋人貴治を殺したのは、多重人格の病を抱える亜矢子なのか?衝撃の真相に至るまでの伏線とプロットがよく練られた本格ミステリとして、また登場人物たちの苦悩を残酷なまでに描き切った青春小説としても一級品の本書をぜひお試しあれ。
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自分にとっての館シリーズとの出会いは、実はこの作品。幻想的雰囲気、論理的帰結から来る真相の衝撃とミステリ読み始めの当時の私には衝撃的な出会いでした。
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ライトノベルとミステリ界を変えた第23回メフィスト賞受賞作!天才が多く登場するなど、設定は「すべてがFになる」と似ていたが、作品世界は唯一無二の西尾ワールド炸裂!
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