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なおひろ さんのレビュー一覧
なおひろさんのページへレビュー数199件
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泥棒一家の娘と警察一家の息子の恋愛はどうなるのか?。一応冒頭で起きた殺人事件を解決するミステリーでは有るのですが、この設定ですからねぇ、真面目に考えちゃダメでしょ。正直そちらは付けたし見たいな物なので、犯人が誰でも、動機が何でも、警察の動きが不自然でも、全然気にならないです。ハートウォーミング・ホームコメディと捉え、二人の行く末を見守ろうじゃありませんか。最後は上手く行くと良いなぁ、どうすればハッピーエンドになれるのかなぁ?、是非そこだけ注目して読んで下さい。私にはとても面白かったよ。
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極悪人専用マンションの住人は殺し屋等々でいっぱい、しかし家賃はバカ高いがセキュリティは万全で、外部からの干渉を受けずにすむセーフハウスとなっております。ただ、そこで事情が有り無理やり管理人助手として働く主人公にとっては、毎日が命懸け。いつ死体袋の側になるのか、全く気の抜けない毎日が続きます。と言う訳で、大沢版「ダイナー」と言う感じ。10篇の連作短編は徐々に流れを作って行き、最終的に物語は大きな区切りを迎えます。グロ少な目、笑い多めなので、読み易くて気軽に楽しめます。内容は軽くて薄いのに面白い。上手いなぁ。
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警視庁殺人分析班シリーズ3作目。前作に比べ本作はとても面白かった。殺人分析班は益々形骸化されてますが(笑)。連続殺人と連続爆破、と言う派手な事件に立ち向かいながら成長をして行く塔子。今回は更に可愛さがアップして、事件の内容だけが作品の品質を決める物では無い、事を改めて感じるなぁ。もちろん、不可解な現場から続く謎は、伏線を回収しつつ納得出来る結末を迎え、軽い警察小説として十分楽しめました。重くて暗いのは嫌いな方におススメ。著者の作品がずっと途切れなく出版されているのは、ちゃんと需要が有るからなんでしょうね。
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貫井さんこんな軽い話も書けるんだねー、な短編集。著者の作品は社会派の重い感じの物が多く、読むのにパワーが必要と言うイメージだった。本作は軽く読めるユーモアミステリーであるが、何より論理的推理で唯一の犯人が特定出来る『本格』だった事が一番の驚き。著作のほんの一部しか読んで無いので勝手な印象だったが、倒叙系作家、もしくは推理よりも物語を辿って行く面白さ、みたいな方だと思ってました。未読の多くの作品を今後読んで行くのが楽しみになりましたね。おススメします。
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久々のシリーズ第4作目はとても面白かった。前作が嫌いで続きを読む気が無くなり6年以上空いたが、本作は良い進化が有った様に思う。竜崎は基本的には変わらないが、周りからの見方や自身の家族への対応が少し変化した感じが好ましかった。今回は幾つもの事件が同時に起こり、心身ともに疲弊してしまう。最後はいち警察署長以上の仕事をする事になるが、そこを見事にこなしてしまうのがカタルシスに繋がるんだなぁ。水戸黄門的安定シリーズ、今後も読み続けて行きたい。
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30年以上振りの再読。しかしメイントリックと犯人は覚えておりました。去年読んだ物でもすっかり忘れてしまう昨今、いかにインパクトが強かったのか、が偲ばれます。とにかく屋敷の構造が余りにも複雑で、図解を常に確認しないと何処で何が起きているのか把握出来ません。さて、本格ミステリーの金字塔、新本格ブームの礎たる本作ですが、今読み返すと個人的な評価は…微妙。しかし島田御大は、あくまでも島田御大のみが許される地平に一人立っている。バカミスとか言って失笑してはいけない、他人がマネしてもいけない。超越。改めてそう感じた。
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著者初読み。独白から始まる物語なので、倒叙系か?と身構える。今邑さんの文章は読み易く、同じ境遇の少女が3人いると言うやや不自然な設定ながらも、気にせず読み進められました。途中からどう言う仕掛けか分かって来た後は、ラストまで特に捻りは無いストレートな作品。後半どんどん切ない気持ちになるのは、犯行動機がやり切れないからでしょうか。ラストシーンの余韻まで含めて、気持ちの入った良作だったと思います。
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面白くて、厚さを感じず一気読み。とは言え良い点、残念な点をそれぞれ。良かったのは、誘拐の動機が最後まで読めなかった所。三段落ちみたいでしたが、二段目が真の動機なら犯人のキャラと合わない感じだと思ったので、最後でやっと納得。何より物語を貫いて伝わる清廉さ、とにかく皆真面目なのが心地良かった。残念だったのは、違和感あり過ぎ首謀者が序盤ですぐ分かる所。そして誘拐の本当の動機が身勝手で、日本中を巻き込む大事件を起こすに値するのか?と感じた所。ただ工夫を感じる部分多く、何故?に引っ張られながら最後まで楽しめました。
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著者初読み。第57回江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞(デビュー作)らしく力の入った、しかしやや詰め込み過ぎて少々纏まりに欠ける作品でした。提示された手がかりから事件を推理するのでは無く、主人公と一緒に流されながら徐々に真相に近づくタイプの構成。思わせぶりな人物が結局そうでも無かったり、偶然の出会いと刑事の情報漏洩にかなり頼った捜査、イケメン先生と美少女女子大生コンビの微妙な関係性等、つっ込めばキリが無いが、真面目に書いているので好感を持って読みました。ただ、犯人の造形と犯行動機はある意味一番の衝撃、オチもね。
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推理に力点が置かれた中編と、幻想、怪奇に力点が置かれた短編で構成されています。何れも引き込まれる強い力と、幻惑される不穏な雰囲気、そして淫らな肌触り。大正末期から昭和初期に発表されたのですね、何と言うけしからん時代だったんだ(笑)。どれも面白く読めたが、普段あまり読まない系統の作品で有る「踊る一寸法師」が強く印象に残った。
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