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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数178

全178件 101~120 6/9ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.78:
(5pt)

図書館戦争の感想

著者の作品は初めてでしたが、主人公に感情移入出来ず評価は低くなりました。少女マンガ風なのかな?読まないのでイメージですが。著者の評価は、もう少し他の作品を読んでからにします。
図書館戦争
有川浩図書館戦争 についてのレビュー
No.77: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

石の繭 警視庁殺人分析班の感想

警察小説としては、緊張感に欠ける印象を受けましたね。コツコツと真相に迫る、と言うよりは犯人からのヒント待ちで展開しますし、クライマックスの推理もなんか緩かったです。ただ、犯人は意外な人物でしたし、ラストの展開も予想出来ず驚きでした。
読み易いのは良かったですが、全体の評価としては、まずまずですが少々惜しい、と言う感じでしょうか。
石の繭 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
No.76:
(5pt)

最後のトリックの感想

「読者全員が犯人」とは大きく出たもんです。どこの書店にも平積みなのは凄かったし、帯も目立ってましたね。しかし、残念ながらこのトリック?にはあまり共感出来ず、個人的な評価は低いです。超心理学の話にまず興味が無いので、何が言いたいのか非常に退屈。物語全体を覆う物悲しい雰囲気は、作中作のテイストに負うものでしょうが、それもあまり好みでは無かったです。期待の作家さんなんで、なんか悔しい。
最後のトリック (河出文庫)
深水黎一郎最後のトリック についてのレビュー
No.75: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

模倣の殺意(新人賞殺人事件)の感想

ある自殺事件を、二人の人物がそれぞれ独自に捜査を始めます。本当は殺人事件では無かったのか?そしてその犯人は?、と言う感じの話です。
何となく途中違和感を感じる部分は有りつつも、最後まで真相は分からずに読む事が出来ました。
登場人物に魅力を感じ無かった点がマイナスで、展開、構成、トリックを含めたトータルの評価は平均点位でしょうか。
模倣の殺意 (創元推理文庫)
中町信模倣の殺意(新人賞殺人事件) についてのレビュー
No.74: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

永遠の0の感想

太平洋戦争について考える切っ掛けとなる点にのみ意味のある作品。祖父の話を聞きたいと言っているのに、大半は直接関係ない自分自身の話と、戦後分かった当時の隠されていた状況を延々と語る老人たちには少々辟易する。また、聞いて回っている主人公とその姉の存在感が薄く、キャラクターとしての魅力を感じ無い。ご都合主義に過ぎ、祖父の生涯を順に辿れる様に戦友と出会える構成も不自然で、読んでいて冷めて来る。元ネタになったノンフィクションの焼き直しなのでしょうか?
と言う訳で小説としては面白く無かったのですが、太平洋戦争や特攻について少々の知識が付いた点は良かった。しかし、なぜこんなに売れたのか、なぜみんな泣けるのか、それは私には分からなかった。
永遠の0 (講談社文庫)
百田尚樹永遠の0 についてのレビュー
No.73:
(6pt)

氷の森の感想

大沢氏ブレイク前夜の作品。力作では有るが、傑作とは言えない出来。探偵が2つの依頼を同時に受けた以上、絡み合う展開は必然です。多数の人物とエピソードが出て来ますが、「最後に全てが一つになりその上でどんでん返し」とはならないのがもどかしい。結局とっ散らかったままで尻すぼみで終わりましたね。読み易く、かつ雰囲気は悪く無い(バブル時代が懐かしい)、それだけに勿体ない。
新装版 氷の森 (講談社文庫)
大沢在昌氷の森 についてのレビュー
No.72:
(6pt)

ローマ帽子の謎の感想

あまり好みではありませんね。ロジックにより犯人を特定する推理は見事ですが、いかんせん登場人物にもストーリーにもあまり魅力を感じませんでした。国名シリーズいっぱい買ってしまいましたが、他の作品は当分読む気にならない。
ローマ帽子の謎【新訳版】 (創元推理文庫)
エラリー・クイーンローマ帽子の謎 についてのレビュー
No.71: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

黒いトランクの感想

著者の作品は初めてでありました。アリバイ崩しがメインのトリックですが、少々分かりづらく、個人的な評価はあまり高くありません。読了までかなり苦戦しました。以前読んだクロフツの樽の方が好みだったかも。
黒いトランク (創元推理文庫)
鮎川哲也黒いトランク についてのレビュー
No.70:
(6pt)

骸の爪の感想

シリーズ2作目でありますが、前作よりホラーテイストが抑えられている感じです。数多く張られた伏線がすべて回収されて行く、良く出来た本格推理だと思いました。結構読み易いし。
ただ、名探偵らしい名探偵なのでしょうが、あまり魅力を感じ無かったのが残念。
ストーリーは哀しい雰囲気で、読後感はあまり良くないかも知れません。個人的には、あまり面白いとは言えなかったですね。
骸の爪 (幻冬舎文庫)
道尾秀介骸の爪 についてのレビュー
No.69: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

Zの悲劇の感想

まず、ペイシェンスが嫌いなキャラでした。読んでいてイライラがたまります。 そしてレーン氏の老人ぶりがなんとも残念。なぜこんな設定にしたのでしょうか。しかしラストの謎解きは、論理的で良かったと思います。それだけに、もっと沢山のレーン氏の活躍が読みたくなりますね。まだレーン氏には、最後の事件が残っています。どんな結末になるのか、四部作は起承転結だと言われている様なので、期待して読んでみたいと思います。その時にこの作品も再評価出来れば良いのですが、現時点ではペイシェンスのマイナスの方が強く、良く出来た物とは感じられませんでした。
Zの悲劇【新訳版】 (創元推理文庫)
エラリー・クイーンZの悲劇 についてのレビュー
No.68: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

真夏の方程式の感想

序盤は隠されていて分からなかった関係が、徐々に明らかになる展開は面白く読む事が出来ました。また、ラストも余韻が残る良いシーンだったと思います。文章が読み易いんでしょうね。では傑作、名作かと言うと、そうは思えない、後味が悪く全然好きな話では無かったです。理由はネタバレで。

▼以下、ネタバレ感想
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真夏の方程式 (文春文庫)
東野圭吾真夏の方程式 についてのレビュー
No.67:
(6pt)

B・D・T 掟の街の感想

近未来を舞台にしたアクションハードボイルド作品です。そこそこ面白いですが、想定の範囲を超えない感じ。イイ男もイイ女も巨大な敵も出て来るという定型的こその良さはありましたが、何より主人公に魅力を感じ無かったのが残念。
B・D・T [掟の街] 新装版 (角川文庫)
大沢在昌B・D・T 掟の街 についてのレビュー
No.66: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

長い家の殺人の感想

昔読んだのは20年以上前。犯人も動機も覚えてませんが、メイントリックのインパクトは忘れていませんでした。やはり無理がある感じは否めず、面白いかと言うと微妙。当時の新本格って、こんなの多かった様な気もしますが、ぼちぼちと再読して行こうかと思っている所です。
当時は洋楽に興味が無かったのですが、今は音楽関連の記述があると嬉しくなる。70年代のロックは良いですねぇ。
長い家の殺人 (講談社文庫)
歌野晶午長い家の殺人 についてのレビュー
No.65:
(6pt)

TENGUの感想

第9回大藪春彦賞受賞作です。なんか気取った表現が肌に合わず、読み辛かった。途中かなりの部分がメロドラマなので、そこも好みでは無かったし、彩恵子の扱いが酷過ぎてつらくなってきましたから。ただしオチは想像以上でビックリしました。最終章は読み応えありでしたね。
TENGU (祥伝社文庫 し 8-4)
柴田哲孝TENGU についてのレビュー
No.64:
(6pt)

中途半端な密室の感想

作者初期の短めの短編作品集です。本格推理の短編は推理クイズみたいになりがちですが、軽いギャグとキャラクターのおかげで面白く読むことが出来ました。最近の作品はギャグがくどい所が有りますが、あっさりした感じがバランスが良くて読み易かったと思います。結構おススメです。

中途半端な密室 (光文社文庫 ひ 12-6)
東川篤哉中途半端な密室 についてのレビュー
No.63:
(6pt)

プリズン・トリックの感想

第55回江戸川乱歩賞受賞作であります。序章から第一章の序盤までは秀逸。これからどうなるのか、かなり期待しました。しかしその後の展開が良くない。登場人物が多く、視点がコロコロ変わって行く為、主人公も探偵もいないのか、と思うくらいでした。
トリックも面白く、ラストも意外性がありました。もう少し人物を絞って、犯人と探偵の対決の構図がある方が分かりやすくて良かったでしょうか。悪くはないが、勿体ない作品でした。
プリズン・トリック (講談社文庫)
遠藤武文プリズン・トリック についてのレビュー
No.62: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

三年坂 火の夢の感想

第52回江戸川乱歩賞受賞作であります。物語は明治の東京を舞台に、三年坂と火の夢のパートに分かれて進んで行きます。最後重なり合う所まで辛いですが、終盤からラストの展開は良かったと思います。
ただし、面白いかと言うと正直微妙です。両パート共、これ程真相究明にかける動機が良く伝わって来ない。東京の地理が全然分からないのも、マイナス要因かも知れませんが。
資料も大変だったでしょうし力作だと感じますが、探偵役の活躍も少なく、ただ明治の東京を駆け回っているだけの厚みの無い話でした。
三年坂 火の夢 (講談社文庫)
早瀬乱三年坂 火の夢 についてのレビュー
No.61:
(6pt)

白銀ジャックの感想

登場人物の行動に今ひとつ共感出来ず、スッキリしない展開でした。最後は全て伏線回収で終わるのですが、出来としては傑作とは言え無い物ですね。スキーが好き、東野作品は全部読む、そんな方以外は別の作品をおススメします。悪くは無いですが、心に残る物が特に無かったです。
白銀ジャック (実業之日本社文庫)
東野圭吾白銀ジャック についてのレビュー
No.60: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

写楽 閉じた国の幻の感想

写楽は一体誰だったのか?島田荘司の説を披露する為の作品です。その説明が現代編では少しくどく、同じ事を何度も読まされます。しかし江戸編はとても面白く、蔦屋重三郎がすごく魅力的に描かれていました。写楽の正体もこれが真相なら凄いですが、少し苦しいですかね、あの時代に。
しかし、作品全体を通しての個人的な評価は低いですね。理由はネタバレにて。

▼以下、ネタバレ感想
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写楽 閉じた国の幻
島田荘司写楽 閉じた国の幻 についてのレビュー
No.59:
(6pt)

擬態の感想

10数年ぶりに読んだ北方ハードボイルド。昔は読み漁りましたが、今作は残念ながらあまり評価出来ません。当時は随分はまったんですけどね。
主人公は何がしたいのか、なぜこんな事をするのか、全く共感出来ませんでした。共感出来なくても、多少なりとも理解出来れば付いて行くのですが、ちょっと無理でした。自分が年を取りすぎたからかも、と思うと少し寂しいですな。
ほとんど読んでる人がいなくて、他の方の反応が分からないのも残念。
擬態 (文春文庫)
北方謙三擬態 についてのレビュー