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りーり さんのレビュー一覧
りーりさんのページへレビュー数424件
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夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、クラスの異様な雰囲気と一人の少女に戸惑う。 やがて始まる残酷な死の連鎖、この呪縛から逃れる術はあるのか、大いなる謎を最期に秘めたホラーミステリ。 アニメの方を先に見てます(ついでに映画も見ちゃってるらしい)。 いくらか綾辻氏のホラー、スプラッターは読んできましたが、本作はそこにSFともとれる人智の及ばない領域を含めミステリーとして完成させています。 犯人を捜すわけでも事件を解決するわけでもない新感覚なミステリー、しかし伏線で使われる語句にはいまいち納得がいかないです。★は7つ。 |
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市民サービス課の腕貫さんには老若男女、大から小まで様々な相談が、そして今回の依頼人は浮遊霊!? 西澤氏のらしいSF要素も兼ねた短編集。 ★は6つ。 |
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腕貫探偵シリーズの櫃洗市を舞台にした番外短編集。 富豪探偵の話は良かったです。 お金を使って常人には出来ない方法で豪胆に事件を解決する様は個性的でよろしい、それ以外の話は並。 やっぱりこのシリーズには腕貫さんかユリエちゃんは欲しいところ。 |
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立場、年齢、性格を乗り越えた恋、時に不条理不整合な男女の恋愛の機微というものを描き切っています。 特に「紅き唇」が良かったなぁ、相手とひたすら近くに居たい想いと遠くに居ても幸せを願う気持ちの微妙な境目に心打たれた。 ★は7つ。 |
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腕貫さんの所には食事の時も非番の時も相談が舞い込む、シリーズ第二作。 腕貫さんも宛ら、ユリエちゃんのキャラが良かった。 クオリティも申し分なし、★は7つ |
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市民サーヴィス課臨時出張所櫃洗市一般苦情係、腕貫をしたその男に寄せられるのは些細な悩みから殺人事件まで様々。 パイプ椅子に座った探偵が概要だけで事件解決!? 役所勤めの腕貫男が冷静井に事件を解決してゆく短編集、シリーズ第一作。 短編集としてはかなり良かったです。 ★は6つ |
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死者たちの世界―― 誰も寄り付かない辺境の屋敷にそれはあった。 生前の記憶をリセットして生ける屍として再生させる装置、それによって甦った屍は更なる仲間を求め生者を殺していく・・・。 一方死者の世界の隣町では不可解な連続殺人が起きていた、死後の世界と生前の世界が交わる時事件は驚愕の結末を迎える・・・。 西澤氏のSFミステリ。 「生ける屍の死」の影響を強く受けています。 荒々しいそれでいて雑ではない驚天動地のトリック、ラスト数行で叩きつけられる真相、SFという自由な設定に厳粛なルール付けをして展開される西澤ミステリの最高傑作だと思いますね。(でも舞台がアメリカなので珍苗字は一切出てこないのだ) ★は9つ。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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烏賊川市シリーズ4作目。 タイトル通りの交換殺人もの、、、と思いきや、、
とにかくさくらちゃんが可愛い、うん。 ユーモラスミステリの第一人者となった東川氏、その域はユーモラスで伏線を覆い隠すとこまで来た!!! |
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橋本元警部のクイズ旅。 動機も犯人もあったもんじゃない、トラベルミステリーからトラベルとミステリーを削ぎ落したような作品。 |
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なでしこJAPANの選手が実名で登場!!ってだけな作品。 澤さんとはいえ一般市民なんだからそんなことやらすなよ警察。
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わずか10ヶ月の活動で忽然と姿を消した写楽。 一人の研究員が彼の正体に近づくも、現実の世界では浮世絵界を揺るがす殺人事件が起き始めていた・・・。 希代の絵師東洲斎写楽をテーマにした歴史美術ミステリ。流石は作者が元研究者なだけあって浮世絵部分は相当緻密、美術好きなら読む価値はあるかもしれないです。 ミステリを期待しすぎると損、★は5。 |
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警視庁いきもの係シリーズ4作目。 ピラニア、クジャク、ハリネズミの三編。 遺伝子に従い本能のまま素直に生きる動物たちに比べ、人間のなんとも言えない機微で犯罪を犯す愚かしさよ。 そしていきもの係についに新メンバーが、敬語じゃない薄巡査新鮮です。 動機という点に注視してほしい三編でした、★は8つ。 |
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密室殺人ゲーム第二章!! ゲーム感覚で殺人を犯す若者たち、残虐思考の最期に見出した答えは・・・。 動機をかなぐり捨てた推理ゲームが帰ってきた! 前作の終わりをちゃんと引き継げてます、すごい。 設定は同じなので新鮮味はやや薄れましたがそれでもなおエキセントリックな狂人たちの戯れ、歌野晶午氏の暗いミステリーやっぱ面白いな。 ★は7つ。 |
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麻耶雄嵩氏の短編集。 まぁ特筆する所が無いというか、別に貴族推理しないし事件が貴族だけが解けるような特異性もないし、これではただ傲慢貴族が立ってるだけの短編ミステリなのでは? ★は3。 |
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北海道は宗谷岬、斜塔どころか屋敷も傾いてる「流水館」。 リッチなクリスマスパーティの夜に起こる密室殺人、奇怪な現場と珍妙な館の真相は。。。 御手洗シリーズの2作目。 まぁあまり登場してこないけど・・これはこれで探偵ものあるあるである。 読者に対する驚天動地のトリック、作者視点では博打的な作品かもしれない、★は5つ。 |
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舞田ひとみは多忙な父と警察官の伯父を持つ小学5年生。 事件のことはよく知らないけど意図しない無邪気な発言から事件解決!? 歌野晶午氏の短編物。 小学生の思わぬ発言から事件の糸口を照らし出すライトな仕上がりになっている。 そういう点では探偵というよりワトソンの方が近いかもしれない。 一応続き物ということで歌野晶午らしい嫌な空気を漂わせつつ物語は一旦終結する。 短編としてはあまり真新しさはないがキャラクターは良いです。 |
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1988年、日本初の屋根付き野球場が竣成した。 そのアーチ状の柔らかな見た目からBIG EGGとも呼ばれ、今日までプロ野球や社会人野球、ライブに各種イベントと数多くの人を収容し楽しませてきた施設、東京ドームである。 本作はそんな完成直後の東京ドーム、巨人-阪神戦5万人の観衆の中、無差別殺人に踏み切った男のサイコスリラー。 文庫版の粗筋が下手だったのかな、随分と想像と違った作品でした。 ノベルス版の粗筋はしっくりくる、本作はある出来事をきっかけに自身を誇大させてしまった男の猟奇的暴走と狂気的思考を描いています。 あんまり毒とか野球とかドームとか考えなくていいです(私が勝手に想像しすぎただけか)。 ★は4。 |
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昭和時代も暮れのこと、発生した誘拐事件はコンピューターを駆使した前代未聞の犯罪だった!! コンピュータという言葉さえ一般的じゃない時代のお話。 カタカナ用語に狼狽える警察のなんとも情けないこと、本作は先進的な機械を使った誘拐事件を犯人視点も含め描いています。 誘拐事件という迫力には欠ける展開を次世代テクノロジーを扱った特殊性と事件を起こす側と追う側の交互視点で盛り立てております。 倒叙で誘拐モノということで小々地味な感じが否めないですね。 SF的要素も2018年から見てしまうと物足りなさを感ずる。 ★は6つ。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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