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ももか さんのレビュー一覧
ももかさんのページへレビュー数43件
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ミステリーとしても充実した内容で、推理自体も楽しめますが
私が一番感動したのは、下地にちゃんと人間ドラマが存在していること。 後半にさしかかると、推理そのものよりも人間の葛藤が重点になっていき、そして完結します。 ミステリーを読んだあとの感想としては、面白かったとか楽しめましたとか こうだったのか!とかアイツが犯人だったのか!等々様々なものがありますが この「死刑判決」読後の感想は一言でいうと、「やっぱりスコットトゥローは素晴らしい作家だ!」に尽きると思います。 未読の方には是非お勧めです。 もう一度最初から読みたいくらいです。 |
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この本は二作目(リンリー警部シリーズ)になるのですね。
最近のものから読んだせいで、人間ドラマにのめりこめませんでしたが、これはこれで趣のあるミステリーになっていました。 エリザベスジョージ氏の本を読んでいつも思うことは、貴族社会や建築物・絵画・部屋の内装が、まるでその場にいるかのように表現できる不思議さです。 もちろん、実際の「もの」は見たこともありませんが、こちら側に十分伝わってきます。 できれば、この目で見たいものです。 ミステリーの内容は分かりづらく、一つ一つの文章が長くて難しく、同じ箇所を読み直さないと先に進めないほどです。 しかし、そこを超えると一気に面白くなってゆく・・・ジョージ氏の特徴ですね。これがあるから、これが待ってると思うから、やめられません。 未読の方には是非お勧めです。 |
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エリザベスジョージ三作目です。
今まで読んだ中で、一番ミステリーぽかった?小説でした。 エリザベスものは、人間ドラマの部分が多かったのですが、今回はしっかりミステリーしっかり人間ドラマ しっかりとしたキャラクターの設定・・・お見事でした。 リンリー警部の人間性はイマイチ好きになれないのですが(反対にセントジェームズは大好きです) 一見冷静に見える人も内部にはいろいろな思いを抱えているのだということが分かりました。 エリザベスジョージ発見が、この季節?救いでもあり、先の楽しみですね。 良かった! |
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作者のエリザベスジョージ氏は、アメリカ人だったのですね!
私は勝手にイギリス人だと思っていて、それで風景描写や建物の描写・歴史等々上手く書けるのだと思っていました。 これだけのものが書けるとは、脱帽です。 ミステリーとしては、ありきたりな?内容ですが、登場人物の魅力でそれも気にならず、引き込まれてしまいます。 重いけど、読後は気分爽快。これぞミステリーの醍醐味ですね! |
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初めてのエリザベスジョージ小説でした。
pdジェイムズ風とあったので、お堅い?ミステリーなのかと思いきや! ジェイムズを超えるとってもとっても面白いミステリーでした。 これがあるから、やっぱり読書は止められない! とてつもなく長い小説でしたが、長さを感じさせないどんどん引き込まれる展開で、 これぞミステリー!でした。 また続けて読みたいと思いました。未読の方には是非お勧めです。 |
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この本から読めば、マットスカダーをもっと理解できたのかも?!
最初アトランダムに読んだせいで、初めはあまりマットのことが好きでなかったんです。 なんとなく好きになりだしたのは、二作目?三作目あたりだったでしょうか。 エレインの印象も、この小説を読む前と後とでは、多少違ったのかも?! ミステリーというよりも、やっぱりハードボイルドを感じてしまう。 ジェットコースター的で、読む側にとっては、もう面白くないわけない!当然面白い! ブロックの小説を読むと、ニューヨークへ行きたくなりますね! 未読の方へ是非お勧めです。 |
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最後まで目が離せない?
一気に読んでしまいました。 スカダーシリーズは、大体が面白いのですが(私が読んだ範囲では)この小説はその中でも一級ものでした。 こういうミステリーって、大好きです! ただ、タイトルがちょっといただけない。 もう少しひねってほしかったです。 それにしても、マットの会話力?見習いたいものです、素晴らしい! |
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主人公マットが格好いいのは勿論のこと、エレインもtjも作者のローレンスブロックもみんな格好いい!
最初、スカダーシリーズを読んだときは、ちょっと私にはどうかな~と思ったのですが 何冊か読み進むにつれて、もう魅力にはまってしまいました。 次はどの小説を読もうか、楽しみです。 今まで読んだスカダーシリーズの中では断トツで、会話もおしゃれだし、行動?も素敵すぎる! 翻訳も(たぶん)バッチリです! ほかの方にも是非読んでいただきたいミステリーです。 |
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タイトル良し!表紙も良し!
もちろんストーリーも抜群に良し! 通常なら「8点」といったところですが、今後に期待を込めて「9点」です。 これは映画化されてもいいと思うのですが、果たして話がそこまで進んでいるのでしょうか。 読者を惹きつけるものがあるので、映画になっても十分話題性があると思います。 「ゴーンガール」は映画化されましたが、それよりも「そしてミランダを殺す」の方が魅力的でした。 こういう作家さんにはもっと小説を書いて欲しいですね~。 先が楽しみです。要チェックですよ! |
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普通なら、8点を付けるところですが
シリーズがこのまま終わらないように祈りをこめて「9点」です! これから「ブラックランズ」「ダークサイド」と、復習の?意味もあって 読み返したいですね。 丹念に丹念に書かれた小説を一回読んだきりで終わらせたくないな~。 この切なさがベリンダバウアー氏の魅力ですね! |
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セバスチャンの性格?に段々と慣れてくると、今度は事件そのものに集中できるので
読む側にとっては、大変面白い?ミステリーで、十分楽しめました。 これだけのものを書けるミカエルヨートって、どんな人物なのでしょうね。 小説に満足すると、今度は作者のことが気になります。 未読の方には第一作目からをお勧めします。 |
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何一つ?ケチのつけようのないミステリーでした。
久々に「大物」を読んだ!という満足感でいっぱいです。 「彼女のいない飛行機」よりも、断然こちらが完成度が高く、これなら人さまにもお勧めできますね! 次作が楽しみな作家さんが一人増えました! |
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内容・パターン等、切り口は全く違うけど
パタースン氏独特の語り方は同じとみていいでしょう。 「子供の眼」を一作目として読んだあと、こんなに緻密に計算されたミステリーがあるなんて!と、驚きものでしたが この「最後の審判」もなかなかの秀作でした。 どちらも好みですね。 次の小説が楽しみな作家さんが一人増えました! |
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前作を読まずにこちらの方を先に読んでしまって・・・。
でも、それなりには楽しめました。 ミステリーとしてはおおよそ想像の出来る範囲内で、目新しい展開はありませんでしたが 一つ一つが詳細に書かれていて(でも、くどくはなく、アッサリ?してます) ふむふむと理解しながら読み進められました。 かなりの長編ですが、そんなに重くもなく、ストーリーがしっかり組み立てられているので 疲れることもなく、読書をしたぞ!という満足感が得られました。 未読の方には是非お薦めしたい作家さんです。 |
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全体のバランス、ノンストップスリラー、全てにおいて上出来でした!
久々に胸がワクワクする小説を読んだなぁ~。 これだけの長編を飽きさせず、ずっとそのままのテンションで読ませるって、ホント凄いことです! 昔のことや、現在のことや、各々の視点で書かれているので、まずだらけない。 読めば読むほど面白くなる小説って、滅多にお目にかかれません。 今日の釣果はビッグクラスで、読んだ後の爽快感・達成感(まあーちょっと切ないところもありますが) 読書が趣味で良かった! |
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見事!としか言いようのない展開でした。
コナリー氏の本はほぼ読んでいますが、年々レベルが増している? 筆力が全く衰えることなく、益々力強いものになっているのが、もう堪りません! (ナインドラゴンズあたりは、ちょっと落ちたかな~と、思ったりもしたのですが あの本はあの本で役割があったのだと今は思えます) 満点をつけたことは今までなかったのですが、今までのボッシュに感謝をこめて(こんなにワクワクさせる刑事は他にいません!) そして、コナリー氏の益々のご活躍を祈って、今日は満点!です。 |
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9点をつけたのは初めてかも?!
表紙もいいし、タイトルもいいし、これは面白そうと思って読みはじめてみると・・・・。 数ページで「これって、私の好み!」すぐ分かりました。 何も知らない遠いオスロの物語なのに、会話も風景描写も自然と頭に入ってくる(これは翻訳の巧さかも) 登場人物も個性的で(ちょっとずつ人間離れしていて、特徴が愛らしいくらい)魅力的! 話の流れも飽きさせない?演出(これは作者の構成力) ゆっくり場面場面を堪能しながら進めるつもりでしたが、途中からもう止まりませんでした。 「特捜部Q」シリーズみたいに、どんどん書いて欲しいなあ~。 |
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ハリス作品では一番好きかも。
レッドドラゴンはビデオで何度も見て内容も熟知してますが、それでも読み進めるうちにドンドン引き込まれてしまう・・・・ 読ませる「力」では、一番秀でた小説だと思います。 映画ではただ単にファミリーとして表現されていたウィル家族に色々と歴史があったのだなぁ~と その所は意外でした。 小説にはあまり登場してこないレクター博士が裏で居座ってる雰囲気(ある意味重鎮?) ずっと想像の部分で彼なりに事件の行く末を追っている印象が読む側にも伝わってくる・・・ 事件としては単純なものだけど、筆力が複雑に言葉を編み上げ読者を魅了していく・・・ これぞ小説!という、満点ものの仕上がりになっています。 2021 追記 久しぶりに再読してみました。 映画の「レッドドラゴン」は何回もDVDで見ていますが この映画・小説全体で考えると、これは小説が映画を抜いています。 映画自体も面白いのですが、今回はダラハイドの成長過程や彼を取り巻く環境の方に関心がいってしまいました。 殺人事件だけでなく、殺人者がどうしてこのような道をたどってしまったのか。 映画では表現できていない部分がよく描写できていたと思います。 一番好きなのは「羊たちの沈黙」ですが、小説としてはこの「レッドドラゴン」が一番かなと思います。 |
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「無罪」の感想が変わったかも・・・。
「推定無罪」から始まった出来事が「無罪」まで続いている・・・というのが流れになっています。 でも、「無罪」を先に読んでいたとしても楽しめます。 アメリカの裁判方式がよく分かる内容でもあり(じっくりと読むと、とてつもなく詳しくなるかも)、これからアメリカのミステリーを読む時、役に立ちそうでした。 人は大なり小なり愚かな生き物だと思うけど でも、人から後ろ指さされるような(恥知らず的な)行動はしたくないなあー。 あと、市警殺人課刑事のダンが私の大好きなハリーボッシュっぽい感じで、もっと登場してほしかったなぁ~。 |
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法廷内ミステリーというより、人間ドラマ。重くのし掛かるドラマ。
筋道を追ってゆくという、ミステリー小説の楽しみは脇に置いて、この本は登場人物の心に潜むドロドロとしたもの(でも、誰の奥底にもきっと多少なりあるはずのもの)(もちろん私にも)を否応なしに見せつけられる。 同じ間違いを繰り返すのが人なのか・・・弱い人間。 同じ間違いを繰り返さないようにするのが人の道なのか・・・強い人間。 どちらを選んでも、前に進むしかない。 それも昨日よりも強い自分で進むしか無い。 前回読んだ「死刑判決」よりも、私は好みでした。 |
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