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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数140

全140件 81~100 5/7ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.60:
(6pt)

ものすごく凝ってます!

最初の年表と登場人物の欄を見て、これはもの凄く難解な小説なのでは?と思ったのですが
読み進めると、それほど難しくもなく、割とスラスラと読みやすかったです。
ただ、ミステリーの出来としては、「千壽の闇」と比べると落ちるような。

欺きの家(上) (講談社文庫)
ロバート・ゴダード欺きの家 についてのレビュー
No.59:
(6pt)

出だしは良かったのですが

ジェットコースターミステリーみたく始まって、これは面白そうと思ったのですが・・・。
何がいけないのかな~。
主人公もワイルドだし、ストーリーも悪くないと思うのだけど。
あれもこれも詰め過ぎて、とうとう最後は破裂してしまったような?
出だしが良かっただけに、ちょっと勿体ないですね。


調教部屋
ポール・フィンチ調教部屋 についてのレビュー
No.58: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

1965年に書かれた小説としては画期的だったと思う

昭和でいうと、40年。
その頃書かれた小説としては、斬新で読んだ人達は皆驚いたと思う。
公衆電話や電報が出てくる場面になると、「あっ!これは古い昭和40年の物語だった!」と気付くのだけど、
そういう電気機器が出てこない場面では、現代の物語とそれほど変わらなかったりする。
(ただ、捜査の方法としては、昔はこれで良かったのだろうけど、今は違法じゃないのかな~)

表紙良し!
翻訳もタイトルも良し!
ヘニングマンケル氏が献辞を寄せていたのは、読み終わったあとのサプライズで感動ものでした!

刑事マルティン・ベックロセアンナ (角川文庫)
No.57:
(6pt)

つまんないとも言えず、でも、愛着が湧く気配あり。

ミステリーというよりも、青年の?ちょっとしたヒューマンもの。
過去は別として殺人事件が起こるわけでもなく、場面場面ではユーモラスな会話もあって
読みやすくはありました。
でも、人にお勧めするような斬新さ?それと、これ!といった忘れられない描写もなかったので、6点!

このボーッとした雰囲気?真綿にくるまったような温かさが好きな読者もいらっしゃるのでしょうね。
私の好みではなかったけど、読者評価の良い「風の影」は、読んでみよう~っと。
天国の囚人 (集英社文庫)
カルロス・ルイス・サフォン天国の囚人 についてのレビュー
No.56:
(6pt)

小刻みに?読みたい方にはお薦めです

長編をじっくり読む方なので、ここまで短編ばかりだと
ちょっと物足りない感じがしました。
でも、通勤時間や小休憩の時に読みたい方にはちょうどいいのかもしれません。
オチが見えてるものもあれば、まったく予想外のオチもありましたが
全体として軽めなので、本を読むことで気分転換したい時には良いと思いました。

あなたに似た人〔新訳版〕 I 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
ロアルド・ダールあなたに似た人 についてのレビュー
No.55:
(6pt)

はじめてのエリン氏

短編なのが勿体ないぐらい良い出来上がりでした。
もう少し肉付けをして(お金持ちの暮らしぶりや、成長期のゴシップ?など)
中編ぐらいにした方が、記憶に残りそうな感じがしました。
今度は長編を読んでみたいなぁ~。

最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
スタンリイ・エリン最後の一壜 についてのレビュー
No.54:
(6pt)

アガサクリスティファンの方にはお薦めです

伝統的な英国調ミステリーといった感じでしょうか。
昔、クリスティファンだったころを思い出しました。
読み進めるのと同時に犯人捜しをしたり、アリバイ崩しを自分なりに考えたり
一緒になって小説を楽しんでいました。

最後まで犯人が全く分からなかったことも良かったですし
一人一人の個性が上手く書かれていて、その点が良かったですね。

あと、息子さんがダニエルデイルイス氏とは!!昔は彼のファンだったんですよね~。
うーん・・・しみじみ。

殺しにいたるメモ
ニコラス・ブレイク殺しにいたるメモ についてのレビュー
No.53:
(6pt)

なんとなく陰湿

描写の向こう側に何か陰湿なものがずっと潜んでいるような小説でした。
ミステリーというよりも、「告白もの」といった方が分かりやすいかもしれません。

どんな内容であれ、最後はスッキリしたかったなあ~。
後味悪し。

私家版 (創元推理文庫)
ジャン=ジャック・フィシュテル私家版 についてのレビュー
No.52:
(6pt)

これはこれでアリ!かもしれない

ちょっと変わったミステリーでした。
最初はどこに焦点を絞っていいのか、戸惑いながら読んでいましたが
途中から「これはこれでアリ!かもしれない」と、見方をかえてからは楽しめました。

ただ、結末や話の流れが好みではなかったので
2作目はもういいかな。

内なる殺人者
ジム・トンプスン内なる殺人者 についてのレビュー
No.51:
(6pt)

SFっぽい?

早川書房の本かと思いました。

最初の三分の一ぐらいまでは興味をもって読めましたが(それなりに内容も面白く展開していったので)
半分を過ぎると、単調な調子に飽きてしまい・・・。
段々と、結末なんてどうでもよくなり、「やっぱり、こういう風に派手に?始めちゃうと
後半がうまくいかないんだよね~」と思いながら、なんとか最後まで読みました。

普通の?ミステリーにちょっと飽きちゃった人には楽しめるかもしれませんが
あまりお薦めできる本ではありません。
こういうのを読んでしまうと、普通の殺人事件が読みたい!と思っちゃうんですよね~。

リプレイ (新潮文庫)
ケン・グリムウッドリプレイ についてのレビュー
No.50:
(6pt)

サイコパスものなら、やっぱりエルロイ!

久々にエルロイ読みました。
前回の小説に辟易したので、もう読むのは止めようかと思っていたのですが・・・。
年に一~二度、無性にエルロイを読みたくなるのです。
(これはスティーブンキングにも言えることですが)

この小説は読んで良かった!
ずーーーーっと、殺人についての下りがあるので、血を見るのも嫌!という方にはお薦めできません。
でも、エルロイのファンの方には是非読んでいただきたい。
この小説の特徴は、登場人物の体臭?臭いが此方に伝わってくる、生々しさではないでしょうか。
殺人事件そのものの臭いよりも、登場人物の臭いがよく表現された、作者の意図が(たぶんエルロイ自身もそこを狙っていたと思うのですが)成功した本になっていると思いました。

キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー)
No.49:
(6pt)

テンポの良いミステリー小説

テンポ良く物語が展開するので、アッという間に読めます。
でも、内容が軽め?なので、日頃重厚なミステリーを読んでいる人には物足りないかも。

読んでいる途中、ちょっと嫌気のさす場面もありましたが
表紙の女性で随分と癒やされました。
やっぱり表紙って大事なんですよね。
欲をいうと、タイトルは英語じゃなくて日本語で決めて欲しかった・・・。

日記風に細かく分かれているので、通勤列車で読むとちょうどいいのかも。
ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫)
No.48: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

記憶シリーズとしては、ちょっと甘い!

「緋色の記憶」「夏草の記憶」「夜の記憶」
この三冊が面白かったので期待して読んでみたのですが・・・・。

記憶シリーズとしては、構成が甘く
そして内容も首を捻るところが多く、ミステリーとしてもちょっとどうかなあ~。
ちなみに一番好きなのは「夜の記憶」
やっぱりこの小説は確かに良くできていたと思います。

記憶シリーズとしては、「死の記憶」が一番最初に書かれたので
(「夏草の記憶」「緋色の記憶」「夜の記憶」と続きます)
年々描写力が増したとも言えますね。

死の記憶 (文春文庫)
トマス・H・クック死の記憶 についてのレビュー
No.47:
(6pt)

表紙はパッとしませんが

ミステリーとしてはよく出来ていると思います。
クックの小説って、こういう関係性が多いなあ~と思いつつ
(2人の男性と1人の女性)
最後まで一気に読んでしまいました。
読ませる描写力があるんですよね。
人の心の動きをここまで表現できる作家も珍しいと思います。
トリックがあるわけでもなく、アリバイ崩しがあるわけでもなく
心理の描写だけで引き込まれてしまう。
これがクックの魅力なのでしょう。

心の砕ける音 (文春文庫)
トマス・H・クック心の砕ける音 についてのレビュー
No.46:
(6pt)

内容は別として

ミステリーの展開は好みでした。
少し読みづらいところもありましたが(想像力が必要という点で)
なかなかの力作だと思います。

あと、いつも思うことなのですが
出版社の人って、表紙とタイトルの重要さをどのくらい分かっているのでしょう。
この表紙とタイトルで、「読みたい!」と思う読者がどれだけいるのでしょう。
私はクックファンだから、全作品を読み通そうと思ってのことでしたが
本屋さんでこの本を手にとって、「買いたい!」と思う人がいるのでしょうか?


熱い街で死んだ少女 (文春文庫)
トマス・H・クック熱い街で死んだ少女 についてのレビュー
No.45:
(6pt)

ここまで捻らなくても

翻訳のせいか、元々読みづらい文章なのか
ダルジールものとしては、ちょっと読み進みづらい小説でした。
内容ももう少しサラリと?していた方が、ダルジール警視が活きたような気も。

ただ、ユーモアのセンスは相変わらず抜群なので
ダルジール警視ファンとしては、その点は満足でした。

甦った女―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル甦った女 についてのレビュー
No.44:
(6pt)

想像力がかなり必要です

最初から最後まで想像力との戦いになります。
でも、頑張って読むと、いいことあるかも。

ジェイムズものとしては、ちょっとつまんないかな~と思う場面もありますが
時代背景やその土地で暮らす人々の様子など、興味のあることも多く
ミステリーではあるのですが、「知らなかったことを知る」
本を読む原点に帰ったような。


灯台 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
P・D・ジェイムズ灯台 についてのレビュー
No.43:
(6pt)

やっぱりダルジール警視って、重要なのだと

あらためて気付かされた小説でした。
彼の登場場面が少ない分、他の役者が?良い味出してます。
ダルジール警視ものを数多く読んでいくと、その人が出てきただけで
笑いがこみ上げてくるような・・・。
喜劇みたいなものです。

ダルジールものって、やっぱりチームで作り上げるものなのですね!
ダルジールの死 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒルダルジールの死 についてのレビュー
No.42:
(6pt)

エリーが主人公?

ダルジール警視ファンとしては、登場場面が少なくて物足りない小説でした。
あと、オデッセイ?みたいな小説が途中途中に挟まれた形になっていますが
たぶん、これは私の推測ですが、ヒル自身が本来書きたかった戯曲?なのではないでしょうか。
ずっと推理小説を書いてきて、たまには戯曲でも!と思ったに違いありません。
あるいは、若い頃、戯曲を書いた経験があるのかも!

ただ、そのヒル自身が書きたかった戯曲(私の推理ですが)
面白さがイマイチ分からなくて、途中全く読みませんでした。


武器と女たち―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
レジナルド・ヒル武器と女たち についてのレビュー
No.41:
(6pt)

ダルジール警視もの

警視ものとしても、単なるミステリーとしても
そこそこ楽しめると思います。
ただ人間関係が複雑で、登場人物の欄を何度も何度も行ったり来たり。
苦労しながら中盤までいくと、段々と全体像が掴めると思います。

ひとつだけ。
題名の「子供の悪戯」これがいただけない。
タイトルって大事ですよね~。

子供の悪戯 (ハヤカワ ポケット ミステリ―ダルジール警視シリーズ)
レジナルド・ヒル子供の悪戯 についてのレビュー