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犯罪小説家
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犯罪小説家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 21~40 2/3ページ
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授賞式に出席する準備をしている小説家が登場、それを取り巻く編集者たちの行動。 一風変わった出足から、ある隠された事件が登場し、最後にはつながってしまう。 計算された筋書にはドキドキさせられた。 この種の本を書かすと雫井氏はその才能を遺憾なく発揮してくれます。見事なお仕事です。 | ||||
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雫井さんの作品はこれが初めてでした。 推理小説であり、サスペンスでもあり、…。 どんでん返し系の話はとても好きです。 初めはキャラクターどの人にも共感ができず、むしろ嫌な印象でした。 それなのに事件の真相に迫る内に、だんだん話に引き込まれていき、最後には夢中になって読んでいました。 途中、びっくりするようなシーンがあるところもよかったです。 小説の中の小説のあらすじや映画のストーリーはとても面白かったです。 しかし最初の会話だけのシーンは少し疲れました。 | ||||
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この方の本はもともと結構好きであるが、この「犯罪小説家」は年数を経ていろいろと落ち着いた感じを受けて安心して読めた。設定が少々都合いい気もしなくもないが、その辺りは全体の流れでカバーされており、一気に読めた。前半の「小説内小説」の部分が若干長すぎた気もしたが、全体的には非常に楽しめる一品。 | ||||
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読者に「何が謎か」を考えさせる小説。 この小説はとってもよくできている。 まず犯罪があったのかどうかが、分からない。 だから謎ときのゴールがない。 一方でストーリーが進むと、 小説家(待居)と脚本家(小野川)が徐々に怪しく感じられてくる。 エンディングの目一杯まで、 読者はこの小説はどんな謎解きをしているのか、分からない。 このあたりのプロットがよくできている。 陰気な待居と躁状態の小野川の絡みは読ませる。 どっちが異常なのか最後の結末で明らかに。 最後の章は、 舞台の役者の絡みを見ているような印象がある。 つまらない冗談をいう探偵や、 可愛い助手の女の子が登場しないので、 お勧め。 | ||||
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引きつけられるようなタイトルと、怪しげな雰囲気、そして書き出しの部分は非常に良く わくわくしながら読み進めることができました。 ただ途中から実は犯人ではない方の言動をどんどん犯人らしくしていってしまったために 逆にどちらが犯人かがわかりやすくなってしまったところが残念です。 また、結末についても私はあまり面白いとは思いませんでした。もっとうまい終わらせ方があったのでは? そもそも警察はリリーの死体遺棄の犯人一味のヒバが誰かわかっていなければならないはずなのに それに言及されていない時点で非現実的な作品になってしまっています。 また待居が腕時計を外した後に意外性を求めていたのですがそのままでしたね。 まああまり堅いことを言わずになんとなくサスペンスを楽しみたい方は十分楽しめると思うので 買って損したとまでは思わない作品です。 | ||||
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引きつけられるようなタイトルと、怪しげな雰囲気、そして書き出しの部分は非常に良く わくわくしながら読み進めることができました。 ただ途中から実は犯人ではない方の言動をどんどん犯人らしくしていってしまったために 逆にどちらが犯人かがわかりやすくなってしまったところが残念です。 また、結末についても私はあまり面白いとは思いませんでした。もっとうまい終わらせ方があったのでは? そもそも警察はリリーの死体遺棄の犯人一味のヒバが誰かわかっていなければならないはずなのに それに言及されていない時点で非現実的な作品になってしまっています。 また待居が腕時計を外した後に意外性を求めていたのですがそのままでしたね。 まああまり堅いことを言わずになんとなくサスペンスを楽しみたい方は十分楽しめると思うので 買って損したとまでは思わない作品です。 | ||||
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いやいやいやとても面白い。 そして、リリーという、既に亡くなった登場人物の描き方が非常に上手い。美しさと優しさと儚さを持った、まさに理想の女性像です。 そして最後まで誰が犯人かわからないストーリー。惑わし方が絶妙です。 私たちも実生活で、こういう風に気づかないうちに誰かに思考を操られたり、 自分の考えだと信じているけど、実は誰かの擦り込みだったりするのかな、と思いました。こわいですね。 テーマ一つ一つがわかりにくく、簡単に説明に出来ない微妙な感覚の描写も多いですが、 最後までグイグイ読めました。 謎解きがお好きな方は是非。 | ||||
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いやいやいやとても面白い。 そして、リリーという、既に亡くなった登場人物の描き方が非常に上手い。美しさと優しさと儚さを持った、まさに理想の女性像です。 そして最後まで誰が犯人かわからないストーリー。惑わし方が絶妙です。 私たちも実生活で、こういう風に気づかないうちに誰かに思考を操られたり、 自分の考えだと信じているけど、実は誰かの擦り込みだったりするのかな、と思いました。こわいですね。 テーマ一つ一つがわかりにくく、簡単に説明に出来ない微妙な感覚の描写も多いですが、 最後までグイグイ読めました。 謎解きがお好きな方は是非。 | ||||
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鬼才の脚本家と、新進の小説家。二人の異才が、片や天真爛漫に、片や反目しながらある事件【自殺サークル】の真相に行きついてしまう物語。この作品の良かった所は、展開の仕方が派手では無く、徐々に「何かに」引き込まれていく様をあくまで静かに描いてある所でした。「その何か=ある自殺サイトの仲間たちの真相」なのですが、「その何か」には実は踏み込む必然性が全く無く、勝手に鬼才脚本家と彼をサポートする形になる女性ライターが首を突っ込んで自滅する形となっていくのです。 そもそも「誰々が死んだ!その死の真相は?」的な大義名分が無く、物語の進行も「自殺願望保持者達」が辿った末路が解き明かされていく、と言った感じなので、真相を解く上でのカタルシスが感じられません。「別に自殺願望を保持し続ける人達の死んだ真相なんて知りたくないんですけど?」と思う自分がいました。 しかし、そう言ったある種の「異端な作品」感が逆に新鮮で良かったです。 ラストも、「別に嫌いじゃないけど好きでもないオチだ」と感じました。 | ||||
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鬼才の脚本家と、新進の小説家。二人の異才が、片や天真爛漫に、片や反目しながらある事件【自殺サークル】の真相に行きついてしまう物語。この作品の良かった所は、展開の仕方が派手では無く、徐々に「何かに」引き込まれていく様をあくまで静かに描いてある所でした。「その何か=ある自殺サイトの仲間たちの真相」なのですが、「その何か」には実は踏み込む必然性が全く無く、勝手に鬼才脚本家と彼をサポートする形になる女性ライターが首を突っ込んで自滅する形となっていくのです。 そもそも「誰々が死んだ!その死の真相は?」的な大義名分が無く、物語の進行も「自殺願望保持者達」が辿った末路が解き明かされていく、と言った感じなので、真相を解く上でのカタルシスが感じられません。「別に自殺願望を保持し続ける人達の死んだ真相なんて知りたくないんですけど?」と思う自分がいました。 しかし、そう言ったある種の「異端な作品」感が逆に新鮮で良かったです。 ラストも、「別に嫌いじゃないけど好きでもないオチだ」と感じました。 | ||||
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雫井脩介の一ファンです。本を買った義務感で最後まで読みましたが、辛い…雫井氏独特の描写が今作に至って薄い!主要の人物の脚本家のキャラが生理ダメです。雫井氏よ…最後に作家と読者が大喜びする作品を期待致します。 | ||||
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雫井脩介の一ファンです。本を買った義務感で最後まで読みましたが、辛い… 雫井氏独特の描写が今作に至って薄い!主要の人物の脚本家のキャラが生理ダメです。 雫井氏よ…最後に作家と読者が大喜びする作品を期待致します。 | ||||
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読者がどこに感情を置いたらいいのか分からないまま淡々と視点が変わり、登場人物たちがある過去の出来事についてあれこれ推測を巡らせながら話が進んでいきます。 最後数ページに来たところで一気にストーリーが動き、ああこの展開のための布石だったのだなと納得しました。ラストも上手くまとまっていると思いました。 題材自体は面白いのですが、難を言えば、もう少し見せ方があるように思います。 全てがラストに向けて構成されているのは理解出来るのですが、エンターティメントとしては中だるみしている感は否めず、この作家さんのファンでなければ読み進めるのが少し手間かも知れません。 ラストが良かったので、次作への期待も込めて星3つです。 | ||||
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読者がどこに感情を置いたらいいのか分からないまま淡々と視点が変わり、登場人物たちがある過去の出来事についてあれこれ推測を巡らせながら話が進んでいきます。 最後数ページに来たところで一気にストーリーが動き、ああこの展開のための布石だったのだなと納得しました。ラストも上手くまとまっていると思いました。 題材自体は面白いのですが、難を言えば、もう少し見せ方があるように思います。 全てがラストに向けて構成されているのは理解出来るのですが、エンターティメントとしては中だるみしている感は否めず、この作家さんのファンでなければ読み進めるのが少し手間かも知れません。 ラストが良かったので、次作への期待も込めて星3つです。 | ||||
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読者がだまされるというアイリッシュばりの構成を理解しないと、この作品の面白さは十分に分からないだろう。文章が上手い。特に会話文は秀逸だ。他の推理小説に見られがちな無駄な描写がないのもいい。 読者がだまされていたことに気付くのはもちろん読了してからのことである。これに気が付かなければ作品を面白いとは思えないのかもしれない。 | ||||
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読者がだまされるというアイリッシュばりの構成を理解しないと、この作品の面白さは十分に分からないだろう。文章が上手い。特に会話文は秀逸だ。他の推理小説に見られがちな無駄な描写がないのもいい。 読者がだまされていたことに気付くのはもちろん読了してからのことである。これに気が付かなければ作品を面白いとは思えないのかもしれない。 | ||||
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かなり難しいテーマに挑んでいる意欲作だと思いましたが、 残念ながら、積極的に推せるまでには完成されてない印象です。 偏執的な脚本家が引っ張っていきそうでいかない歯がゆい展開で、 似たような問答が続く会話がやや退屈です。 元自殺サクールの幹部捜索のくだりなどは、なかなか面白く、 読みやすい文章で最後まで期待を持たせつつ読ませる技量はさすが ですが、全体的にサスペンス不足なのが致命的です。 タイトルの、「犯罪小説を書く小説家」なのか、「犯罪をする小説家」 なのか、ニュアンスが微妙なところはいい雰囲気がありますね。 | ||||
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かなり難しいテーマに挑んでいる意欲作だと思いましたが、 残念ながら、積極的に推せるまでには完成されてない印象です。 偏執的な脚本家が引っ張っていきそうでいかない歯がゆい展開で、 似たような問答が続く会話がやや退屈です。 元自殺サクールの幹部捜索のくだりなどは、なかなか面白く、 読みやすい文章で最後まで期待を持たせつつ読ませる技量はさすが ですが、全体的にサスペンス不足なのが致命的です。 タイトルの、「犯罪小説を書く小説家」なのか、「犯罪をする小説家」 なのか、ニュアンスが微妙なところはいい雰囲気がありますね。 | ||||
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雫井さんの本は三冊目くらいかな? タイトルに喰われてない面白い作品だとおもいます。 みなさん評価低めですが、私は『告白』振りくらいにおもしろい本に出会えて興奮気味です。 作中小説はいまいちで、初めの頃はおもしろくなりそうにない話だな・・・とあきらめかけて いました。一人称の視点が行ったりきたりして、私は誰なの?犯人はどっちなの?と ゆらゆらして戸惑いながらも、後半に向けてかなりヒートアップして。 最後の辺には、かなりの強引さもありますがそれも力技で捻じ伏せられてまいったという いい感覚です。 私は脚本家の薄っぺらい人物描写が、逆にリアルに感じました。 最後の警官のセリフまわしが誤字?と思ったのは私だけなのかな・・・? | ||||
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雫井さんの本は三冊目くらいかな? タイトルに喰われてない面白い作品だとおもいます。 みなさん評価低めですが、私は『告白』振りくらいにおもしろい本に出会えて興奮気味です。 作中小説はいまいちで、初めの頃はおもしろくなりそうにない話だな・・・とあきらめかけて いました。一人称の視点が行ったりきたりして、私は誰なの?犯人はどっちなの?と ゆらゆらして戸惑いながらも、後半に向けてかなりヒートアップして。 最後の辺には、かなりの強引さもありますがそれも力技で捻じ伏せられてまいったという いい感覚です。 私は脚本家の薄っぺらい人物描写が、逆にリアルに感じました。 最後の警官のセリフまわしが誤字?と思ったのは私だけなのかな・・・? | ||||
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