幸せの条件
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全1件 1~1 1/1ページ
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化学機器メーカーに勤めるしがない女性従業員が、ある日急に長野の農家へ商品を提案してこいと社長から言われる。 | ||||
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OLがバイオメタノールの営業のため農家との接触を持ち、農業に触れることによって自らの生き方を見定めていくという小説です。 誉田哲也の新たな世界が展開されています。 誰かに必要とされる人になりたいという考え方や、その役目がその人でなくてはならない理由などは無意味で、自分の代わりはいくらでいて、むしろ大切なのは、自らがその環境や役目を必要とするかということでした。 必要とされるからやるということと、自分がそれをしたいからやり、結果的に必要とされることの違いを語る片山社長の言葉は深いものがありました。 何と無く現状に至った者と自らが求めて現状に至った者との違いは大きく、その自らが求めるものに巡り合えた者は幸せだということでしょう。 農業をビジネスにというのはかなり厳しいものがあり、小説でもその手がかりはバイオメタノールということぐらいでした。まやかしの食料自給率に踊らされず、ビジネスとしての農業を模索するより、農業が好きな人にその環境を与えるだけではダメなのでしょうか。 引退したサラリーマンがこぞって野菜をつくりだすのは、結局みんな農業をしたいということなのだとも感じています。 | ||||
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楽しく読んだ。すべて無駄なく回せればそれに越した事はないよなあ、そういう方法には夢がある。 余りに初めが「不甲斐ない」キャラだから移入は出来なかったけど。「話しも聞いて貰えない」じゃなくて「どうやったら話を聞いて貰えるか」が営業の始まりだから、余りに「優しい」人に簡単に会えちゃうのが「絵空事」だけど、「お話」としては大変に楽しみました。 ちなみに、帯にゴシック体強調で「コメは食うために作るもんだ。燃やすために作れるか」。という矜持を持つ農家ってそうそういないと思う。「燃やす為のコメが食用の倍の値で売れるなら喜んで作る」。のが現実的だと思う。その品種が土地を再生不可能に荒らさない限りは。帯書いた人「農業」を全く知らない「百姓への幻想」もってる人なのかな?と思った。ボランティアじゃないです。農業は。生活の糧を得るための労働です。と念押ししたくなった。 | ||||
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主人公は、瀬野梢恵。 二年前に大学を卒業し、都内のガラスメーカーに就職した。 特に、ガラスメーカーで働きたいといった希望があった訳ではないが、 最終的に内定をもらえたので、就職した。 ある日、会社の社長の思いつきでバイオエタノールの種付けの 依頼のために長野県に赴むき、農業を手伝うこととなった。 ストーリーとしては、農業を通しての人間関係や、 梢恵の精神的な成長を描く。 バイオエタノールのための種付けは、成功するのか。 梢恵は、最後にどのようなことを思い、どう行動するのか。 少し単調な感じを受けたが、詰まることなく読むことが出来た。 相手を思いやるという、暖かい人間関係を感じた。 また、働くことの意義について、深い感銘を受けた。 | ||||
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豊かな生活が幸せか お金に苦労しない事か よいパートナーを見つけることか 仕事がうまくいっている事か 何が幸せなのか、1つの村の物語を、人間関係を通して様々な事を考えさせられます。 | ||||
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農業問題や、原発事故で影響をこうむった農地をもつ人たち、エネルギー問題、日本の食糧自供率などと、からめながら、一人」の24歳の女性が成長していく過程が分かる小説。いつも誉田さんの作品にありがちな、殺人事件や猟奇殺人がまったくなく、安心して読めました。 | ||||
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