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犯罪小説家
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犯罪小説家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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自殺サイトの描写が異常に多いなぁ。作品の動機が弱すぎるなぁ。作品内に出てくる「凍て鶴」、この小説自体が読みたいので、出版して欲しい。 | ||||
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ミステリー。ある小説家が受賞した。受賞作品を巡って物語は思わぬ方向へ・・。ストリートは悪くないのだが、何故か自殺サイトと結びつけられ、物語は自殺サイト中心になっていく。その唐突感に戸惑いながら読み進めていくが疑問は終盤まで拭えないまま。ラストでやっとミステリーは盛り上がるも、盛り上がりまでが長過ぎる。 | ||||
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これは文庫本の解説にある言葉です。入院中に病院内の敷地にあるコンビニで買ってベッドで寝ころびながら一気読みしました。 まずはタイトルがいい、それと有名な『犯人に告ぐ』(ベストセラーで映画化)の作者である雫井修一という名前にひかれたわけですが、以前に読んだ同じ作者の『クローズド・ノート』はまったくもって予想外の青春小説、ミステリー枠という構えで読んでいた僕は、真っ向勝負の展開に不意打ちをくらい不覚にも涙してしまった経験があるので、何しろ術後の弱ったこの身を安心して委ねられる読書空間を今は用意せねば、と本書を選びました。 物語の主要な登場人物はデビュー5年でようやく有名どころのミステリー系の文学賞を手にした作家待居涼司、若き「ホラー界の奇才」として脚本・映画監督・俳優こなす多才な小野川充、フリー・ライターの今泉知里というように三人の物書き、そして作中には受賞作品『凍て鶴』の映画化のためのシノプシス、小野川が提示した原作にSFやホラーの要素を加味したプロットなどが挿入され、それらがまた妙に昭和の香りがする劇画チックな代物で、本書のストリーの流れからすると異物のような気がしてならなかったのですが、話が進むにつれてそれがうまく合流して、なるほどなあと思わせる手際の良さでラストを迎えることになります。 主人公(わたし≒待居涼司)の豹変も出会ったしまったアルター・エゴたるあなた(≒小野川充)との絡み合いで十分で説明できるし、逆の視点からいえば映画化に関しての役作りを標榜し、ひたすらリアリティを求めていた小野川の大化けも予想できます。 第三者の視点として導入される今泉知里はかつて恋人を自殺で失い、自らの無力感や罪悪感からか、死を身近なものと引き寄せてしまい仕事に没頭してはそれを突き放すを繰り返し、裏ヒロインとして、かつて自殺系サイト〔落花の会〕を主宰し警察にマークされつつも、ついに本人の自殺をもって伝説となった木ノ瀬蓮美、彼女のサークルのその後について小野川の依頼で、犯罪調査ではなくあくまでも個人的な興味を調べることになる。彼は待居こそ、その残党、生き残りではないかと踏んでいるのだが・・・ | ||||
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新進作家の謎に女性ライターが迫っていくにつれ、ライターが追い詰められていく様はなかなか読み応えがあるものの、真相はある程度予想出来る範囲かな、という感じでした。 人気脚本家の言動は気持ちよいものではないですが、それだけよく描かれているという事ですね。物語の核となる事件に狂気じみた執着をみせますが、その理由は弱いと感じました。 派手な展開がない中、興味をあまり失わずに読むことは出来ました。ミステリーの範疇に入るかどうかは微妙ですが、良く練られた話だなと思いました。 | ||||
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全体を読み終わってみると、強引だなぁという印象が強く残りました。 自殺サイトに不自然ともいうべき異様な拘りを見せる小野川という脚本家、これに上手く誘導されるようにしてその自殺サイトの調査にのめり込む今泉というライター、これに主人公格の街居という作家が、街居の文学賞受賞作品の映画化の話を契機に絡み合っていきます。 着想は斬新で十分に面白みがあるのですが、そもそも本作の全編を通じてポイントとなる自殺サイトへの着眼が、小野川という脚本家の、確たる根拠もない、異様とも言える一方的執着から始まっており、どうにも強引な感じで馴染めませんでした。 ただ、筆者の筆力といいますか、読ませる力とでもいいますか、そういった力は強く、何のかんの文句を言いながらも一気に読まされてしまいました。強引なラストには多少抵抗を感じましたが、迫力ある筆致でぐいぐいと引き込まれました。 | ||||
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引きつけられるようなタイトルと、怪しげな雰囲気、そして書き出しの部分は非常に良く わくわくしながら読み進めることができました。 ただ途中から実は犯人ではない方の言動をどんどん犯人らしくしていってしまったために 逆にどちらが犯人かがわかりやすくなってしまったところが残念です。 また、結末についても私はあまり面白いとは思いませんでした。もっとうまい終わらせ方があったのでは? そもそも警察はリリーの死体遺棄の犯人一味のヒバが誰かわかっていなければならないはずなのに それに言及されていない時点で非現実的な作品になってしまっています。 また待居が腕時計を外した後に意外性を求めていたのですがそのままでしたね。 まああまり堅いことを言わずになんとなくサスペンスを楽しみたい方は十分楽しめると思うので 買って損したとまでは思わない作品です。 | ||||
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引きつけられるようなタイトルと、怪しげな雰囲気、そして書き出しの部分は非常に良く わくわくしながら読み進めることができました。 ただ途中から実は犯人ではない方の言動をどんどん犯人らしくしていってしまったために 逆にどちらが犯人かがわかりやすくなってしまったところが残念です。 また、結末についても私はあまり面白いとは思いませんでした。もっとうまい終わらせ方があったのでは? そもそも警察はリリーの死体遺棄の犯人一味のヒバが誰かわかっていなければならないはずなのに それに言及されていない時点で非現実的な作品になってしまっています。 また待居が腕時計を外した後に意外性を求めていたのですがそのままでしたね。 まああまり堅いことを言わずになんとなくサスペンスを楽しみたい方は十分楽しめると思うので 買って損したとまでは思わない作品です。 | ||||
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鬼才の脚本家と、新進の小説家。二人の異才が、片や天真爛漫に、片や反目しながらある事件【自殺サークル】の真相に行きついてしまう物語。この作品の良かった所は、展開の仕方が派手では無く、徐々に「何かに」引き込まれていく様をあくまで静かに描いてある所でした。「その何か=ある自殺サイトの仲間たちの真相」なのですが、「その何か」には実は踏み込む必然性が全く無く、勝手に鬼才脚本家と彼をサポートする形になる女性ライターが首を突っ込んで自滅する形となっていくのです。 そもそも「誰々が死んだ!その死の真相は?」的な大義名分が無く、物語の進行も「自殺願望保持者達」が辿った末路が解き明かされていく、と言った感じなので、真相を解く上でのカタルシスが感じられません。「別に自殺願望を保持し続ける人達の死んだ真相なんて知りたくないんですけど?」と思う自分がいました。 しかし、そう言ったある種の「異端な作品」感が逆に新鮮で良かったです。 ラストも、「別に嫌いじゃないけど好きでもないオチだ」と感じました。 | ||||
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鬼才の脚本家と、新進の小説家。二人の異才が、片や天真爛漫に、片や反目しながらある事件【自殺サークル】の真相に行きついてしまう物語。この作品の良かった所は、展開の仕方が派手では無く、徐々に「何かに」引き込まれていく様をあくまで静かに描いてある所でした。「その何か=ある自殺サイトの仲間たちの真相」なのですが、「その何か」には実は踏み込む必然性が全く無く、勝手に鬼才脚本家と彼をサポートする形になる女性ライターが首を突っ込んで自滅する形となっていくのです。 そもそも「誰々が死んだ!その死の真相は?」的な大義名分が無く、物語の進行も「自殺願望保持者達」が辿った末路が解き明かされていく、と言った感じなので、真相を解く上でのカタルシスが感じられません。「別に自殺願望を保持し続ける人達の死んだ真相なんて知りたくないんですけど?」と思う自分がいました。 しかし、そう言ったある種の「異端な作品」感が逆に新鮮で良かったです。 ラストも、「別に嫌いじゃないけど好きでもないオチだ」と感じました。 | ||||
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読者がどこに感情を置いたらいいのか分からないまま淡々と視点が変わり、登場人物たちがある過去の出来事についてあれこれ推測を巡らせながら話が進んでいきます。 最後数ページに来たところで一気にストーリーが動き、ああこの展開のための布石だったのだなと納得しました。ラストも上手くまとまっていると思いました。 題材自体は面白いのですが、難を言えば、もう少し見せ方があるように思います。 全てがラストに向けて構成されているのは理解出来るのですが、エンターティメントとしては中だるみしている感は否めず、この作家さんのファンでなければ読み進めるのが少し手間かも知れません。 ラストが良かったので、次作への期待も込めて星3つです。 | ||||
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読者がどこに感情を置いたらいいのか分からないまま淡々と視点が変わり、登場人物たちがある過去の出来事についてあれこれ推測を巡らせながら話が進んでいきます。 最後数ページに来たところで一気にストーリーが動き、ああこの展開のための布石だったのだなと納得しました。ラストも上手くまとまっていると思いました。 題材自体は面白いのですが、難を言えば、もう少し見せ方があるように思います。 全てがラストに向けて構成されているのは理解出来るのですが、エンターティメントとしては中だるみしている感は否めず、この作家さんのファンでなければ読み進めるのが少し手間かも知れません。 ラストが良かったので、次作への期待も込めて星3つです。 | ||||
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かなり難しいテーマに挑んでいる意欲作だと思いましたが、 残念ながら、積極的に推せるまでには完成されてない印象です。 偏執的な脚本家が引っ張っていきそうでいかない歯がゆい展開で、 似たような問答が続く会話がやや退屈です。 元自殺サクールの幹部捜索のくだりなどは、なかなか面白く、 読みやすい文章で最後まで期待を持たせつつ読ませる技量はさすが ですが、全体的にサスペンス不足なのが致命的です。 タイトルの、「犯罪小説を書く小説家」なのか、「犯罪をする小説家」 なのか、ニュアンスが微妙なところはいい雰囲気がありますね。 | ||||
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かなり難しいテーマに挑んでいる意欲作だと思いましたが、 残念ながら、積極的に推せるまでには完成されてない印象です。 偏執的な脚本家が引っ張っていきそうでいかない歯がゆい展開で、 似たような問答が続く会話がやや退屈です。 元自殺サクールの幹部捜索のくだりなどは、なかなか面白く、 読みやすい文章で最後まで期待を持たせつつ読ませる技量はさすが ですが、全体的にサスペンス不足なのが致命的です。 タイトルの、「犯罪小説を書く小説家」なのか、「犯罪をする小説家」 なのか、ニュアンスが微妙なところはいい雰囲気がありますね。 | ||||
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小説家・待居涼司と脚本家・小野川充、ライターの今泉美里の3人を主要な 登場人物として物語が進んでいきます。 小説「凍て鶴」の映画化に至って、その着想を得ようと小野川、今泉の2人 は「落花の会」について調べを進めていきます。対して、クールな待居は 執着心と好奇心旺盛な小野川のノリとそれに煽られる今泉らの行動に不快感 を感じている。 さて、「落花の会」の真相とは? 彼ら3人に待ち受けているものとは? 久しくサスペンス系の小説を読んでいませんでしたが、自殺サイトを題材に していることに惹かれて購入しました。 面白かったかというと、こんなもんかなぁという印象。別にひどいとも思わ なかったが、かといって頭をガツンと叩かれたり、ゾクゾク感を味あわせる インパクトも…。自分はわりと興味本位でいろんなサイトや掲示板をまわる ほうなんですが、そこに集う人々の閉塞感や鬱屈感を感じさせる実際の自殺 サイトからすると、何かこう作られたイメージで語られているような気がし てなりません。自殺サイトを題材にしていますが、本書のなかでそこに集う 人たちの抱く自殺願望は、やや時代遅れな自殺願望に感じられました。 あくまで個人的な印象にすぎませんが、現代的な自殺願望をもっと問うよう な作品になっていれば、良かったなぁと思うばかりです。 | ||||
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小説家・待居涼司と脚本家・小野川充、ライターの今泉美里の3人を主要な 登場人物として物語が進んでいきます。 小説「凍て鶴」の映画化に至って、その着想を得ようと小野川、今泉の2人 は「落花の会」について調べを進めていきます。対して、クールな待居は 執着心と好奇心旺盛な小野川のノリとそれに煽られる今泉らの行動に不快感 を感じている。 さて、「落花の会」の真相とは? 彼ら3人に待ち受けているものとは? 久しくサスペンス系の小説を読んでいませんでしたが、自殺サイトを題材に していることに惹かれて購入しました。 面白かったかというと、こんなもんかなぁという印象。別にひどいとも思わ なかったが、かといって頭をガツンと叩かれたり、ゾクゾク感を味あわせる インパクトも…。自分はわりと興味本位でいろんなサイトや掲示板をまわる ほうなんですが、そこに集う人々の閉塞感や鬱屈感を感じさせる実際の自殺 サイトからすると、何かこう作られたイメージで語られているような気がし てなりません。自殺サイトを題材にしていますが、本書のなかでそこに集う 人たちの抱く自殺願望は、やや時代遅れな自殺願望に感じられました。 あくまで個人的な印象にすぎませんが、現代的な自殺願望をもっと問うよう な作品になっていれば、良かったなぁと思うばかりです。 | ||||
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