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不連続線



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【この小説が収録されている参考書籍】
不連続線
不連続線 (光文社文庫)

不連続線の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

デビュー作にしては上出来の謎、アリバイ・トリック

アリバイ・トリックの多重さは、プロットの捻り具合はベテラン並みなのに、事件とさほど関係ないところで、デビュー作の素人くさい粗雑さにぎょっとさせられてしまう。
貧乏育ちで苦学生、就職後も節約のため相部屋の寮暮らし。そんな主人公が自動車の運転免許をいつ取っていたか、取ったときの喜びには触れられていない。また、珍名さんばかり登場させたり、夏場にホットココアを飲んだり、捜査でこれから人に会うというなかで大餃子を食べたり、違和感が多い。
序盤、大団円後の終盤の独りよがり感、ぎこちなさ感が強い。
真相へ一歩一歩詰め寄る過程は読みごたえたっぷり。本筋と関係ない当時のミステリー作家への愚痴や主人公が翻訳仕事から推理小説作家への転身を匂わす記述、あたかも珍名さん総進撃みたいな端役に至るキャラクター命名、飯の本の謎と絡めたかったのか鬼平犯科帳から影響されたのか外食の細かい描写、これらは減らしたり無くても良かったでしょう。
不連続線 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:不連続線 (光文社文庫)より
4334727832

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