■スポンサードリンク
(短編集)
ホームズのいない町 13のまだらな推理
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ホームズのいない町 13のまだらな推理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者で最初に読んだのが「最初の探偵が死んだ」でした。 こんな設定のものは山口雅也にあると思いながら、さらに、山口雅也の方がずっと良かったと思いながら読み終えました。 でも、懲りないんですよねえ・・・この本も買って読んでしまいました。 短編小説の間に4頁程度の極小品を挟んで、計13編、連作短編集とでも言うんでしょうか。 いわゆるシャーロック・ホームズものではないと思います。 「六つのナポレオン」や「赤毛連盟」を直ちに思い出させるものもありますが、全体としてはホームズの名前を出す必然性は感じませんでした。 ホームズを単に引き合いに出しているだけの小説集であって、ホームズもののパロディ作品集を期待すると裏切られるのではないでしょうか。 こんな風に評すると、「ホームズのいない町」とわざわざ断っているではないかと反論をされそうですがね。 説明不足だったり、説明がごたごた入り組んでいるものが交じっているようにも感じました。 この手のものがお好みの読者ももちろん沢山いらっしゃるでしょう。 私は、お金を出して買って読んだ本ですから、損したとは思いたくない。だから、悪くは言いません。ただ、2冊で一応卒業かな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『小説推理』誌に連載(07年04月-08年03月号)された12編, これに書きおろし1編くわえた,合計13編の短編集になります. ある編では主役だった人物が,ほかの編では脇役になるなど, さまざまな事件を,さまざまな視点,時間から切り出しており, 「さっきの編のあの人」「あの場所の別視点?」といった具合に, すべての人物,言動,場所やアイテムにまで目が離せなくなります. また,複数の物語に広がってはいるものの,ひとつの『芯』があり, 人や物語が収束に向かい,たたまれていく終盤はなかなかの読み応え. 連載時とは収録順も違うようで,練られた作品だったことに気づきます. 反面,これに気づけない中盤あたりでは,ややだれる感もありましたが…. ちょっとメモを取りながら読むと,いっそう楽しめると思いますし, 巻末にある連載時の順番で読み直すと,また違う発見がありそうです. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『小説推理』誌に連載(07年04月-08年03月号)された12編, これに書きおろし1編くわえた,合計13編の短編集になります. ある編では主役だった人物が,ほかの編では脇役になるなど, さまざまな事件を,さまざまな視点,時間から切り出しており, 「さっきの編のあの人」「あの場所の別視点?」といった具合に, すべての人物,言動,場所やアイテムにまで目が離せなくなります. また,複数の物語に広がってはいるものの,ひとつの『芯』があり, 人や物語が収束に向かい,たたまれていく終盤はなかなかの読み応え. 連載時とは収録順も違うようで,練られた作品だったことに気づきます. 反面,これに気づけない中盤あたりでは,ややだれる感もありましたが…. ちょっとメモを取りながら読むと,いっそう楽しめると思いますし, 巻末にある連載時の順番で読み直すと,また違う発見がありそうです. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!