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(短編集)
九杯目には早すぎる
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九杯目には早すぎるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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雪に埋もれた山荘や宇宙人の犯人などは出てきません。身近で起こりそうな物語です。私の好きなタイプです。一時間以内に一話読めます。 しかし、いやな奴がたくさん出てくるので、読後感が悪い作品が多いです。 最後の、キリング・タイム、は賞を受けただけあってこの中ではベスト作品だと思います。 また、非常にに短い作品もいい作品だと思います。そういう作品ばかりを集めた文庫本も最近発売されたようなので、そちらも読んで見ようと思います。 | ||||
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爽やかな表紙と同じくらい、すっきりとスマートな、軽やかな小説。 超のつく2ー3ページのショートショートと短篇が順番に現れる構成もあって、 飽きることなく読めた。 表紙のようなおしゃれなバーに集まる仲間たちの間で語られる不思議な事件を解決? カクテルなどにまつわる短編集?なんて無意識のうちに予想していたけど、 お酒は登場はするものの、ストレートには絡まない。 寿司屋の日本酒、中華で焼酎、バーでカクテルと、 出てくるお酒もシチュエーションもばらばらで、カラフル。 キリングタイムという最後の短篇で賞をとったように聞いたけれど、 あたしはちょっとショックだったが最初の小説が一番面白かった。 お酒の知識なんてなくとも楽しめるし、 ちょこっとさりげなく紹介される参考文献もいい。 作者が推理小説を楽しんでいるのが伝わる一作。お薦めです。 | ||||
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書店でコーナーができていて,面白そうだったので購入。著者のデビュー作。これが面白い。 短編では当たりはずれがありますが,「楽しめる」という意味では当たり。読後感など,生理的に受け付けない人もいるかもしれませんが・・・ ケメルマンの「九マイルには遠すぎる」をもじった表題作はいまいちの気もしますが,他の作品は読み応えあり。それぞれの作品に「参考文献」が上がっているあたりが,著者のミステリィへの愛情を感じる。「叙述〜」もふんだんにあるため,騙されたくない人にはおすすめしません。 次作も読むことにします。 | ||||
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書店でコーナーができていて,面白そうだったので購入。著者のデビュー作。これが面白い。 短編では当たりはずれがありますが,「楽しめる」という意味では当たり。読後感など,生理的に受け付けない人もいるかもしれませんが・・・ ケメルマンの「九マイルには遠すぎる」をもじった表題作はいまいちの気もしますが,他の作品は読み応えあり。それぞれの作品に「参考文献」が上がっているあたりが,著者のミステリィへの愛情を感じる。「叙述〜」もふんだんにあるため,騙されたくない人にはおすすめしません。 次作も読むことにします。 | ||||
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推理小説が好きで、国内外のミステリーをかなり読んでいますが、最初の「大松鮨の奇妙な客」には驚きました。いつもは読んでいる最中に、自分なりの結末がいくつか浮かんでくるのですが(当たる当たらないは別として)、この作品に限ってはまったく予想ができませんでした。それだけ伏線がよく練られていて、しかも最後は大どんでん返しが用意されている。これだけ見事に騙してもらえれば、大満足! 他の作品も、それぞれ味わいがあって、ミステリーのフルコースを堪能したという感じ。このシェフ(作者)は、確かな腕とセンスを持っています。 | ||||
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これがデビュー作だそうです。 タイトルと表紙に興味を持って買ったのですが、アタリでした。 ミステリというよりは、ミステリ風味ですね。 それが良い味を出してます。 特にSSが良かったです。 テンポ良くて、過不足もなくて、きっちりと読ませて貰いました。 次回作にも期待が持てます。 | ||||
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推理小説なのです。しかもミステリアスなミステリーです。いまの時代、何百ページにもなる重厚長大な作品がもてはやされる傾向ではありますけども、この本には、ものすごく短い作品などもあって、実は「こういう作家を待っていたのかもしれないなあ」と思ったりするのです。 冒頭の作品から、私たちはミステリアスな世界に引き込まれます。だいたい寿司屋で、「寿司と茶碗蒸しのかき回し丼」を食べる男って……。その狙いはいったいなにか? 純然たるミステリーですが、話そのものが奇妙という意味での魅力にあふれているのですね。 こうした奇妙な作品というのは、都筑道夫、阿刀田高、海外では古くポー、サキ、ビアス、ダールなどなど、けっこう好きなのです。そうした系統にも通じたおもしろさが全編にあふれています。 それから、登場する人たちも、なかなかなんです。こうした人たちばかりが登場する作品集、というのも、けっこうありそうでないかなあ。どういう人たちかは、読んでのお楽しみということで。 新書版ですが二段組みなので、それなりにタップリ感もあります。あ、それから、いくつかの作品には末尾に「参考」として著名な作品などが出ているのですが、その関係を考えるという楽しみもあります。 大満足できる作品集でした。 | ||||
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