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(短編集)

田舎の刑事の趣味とお仕事



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田舎の刑事の趣味とお仕事の評価: 3.95/5点 レビュー 19件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(4pt)

ほんわか読めた

朝ご飯の時のみ読んだので読み終わるまで時間はかかったけどユーモアある内容で良かった
田舎の刑事の趣味とお仕事 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:田舎の刑事の趣味とお仕事 (ミステリ・フロンティア)より
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No.11:
(4pt)

田舎の静けさと、刑事の心理ゲーム

脱力系刑事物語とはよくぞ言った。

「田舎刑事の趣味とお仕事」は、そのユニークなタイトルからも想像できるように、一風変わった魅力を持つ作品。

本書は、田舎の静かな生活の中で起こる事件を通じて、人間性や日常の価値を探求している。

著者は、登場人物たちの日常と非日常が交錯する様子を巧みに描き出しており、読者は犯罪小説のスリルと地域社会の温かみの両方を味わうことができる。

この物語の中で特に印象的なのは、主人公刑事の人物像。

彼の職業的な一面と、オンラインゲームを通じて見せる以外な一面とのバランスが絶妙に取れており、読者は彼の内面に深く共感することができる。

また、彼の周囲の人々との関係性も丁寧に描かれており、コミュニティの一員としての彼の役割が際立っている。

著者は、緻密な心理描写と細やかな観察によって、登場人物たちの感情の機微を見事に捉えていると思う。

それにより、読者は事件の背後にある人間ドラマに深く引き込まれる。

物語の展開は予測不可能で、ページをめくる手が止まらなくなる。

本書のもう一つの魅力は、田舎の風景や生活が生き生きと描かれている点。

都会の喧騒から離れた、のどかな田舎町の日々は、読者にとって新鮮でありながらもどこか懐かしさを感じさせる。

著者は、地域の風俗や習慣を細部にわたって描き出すことで、その土地の文化や歴史に対する敬意を表している。

本書は、犯罪小説の枠を超えた深い洞察と人間味あふれる物語で、多くの読者を魅了する。
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No.10:
(5pt)

独特の味わい

ミステリとしては鏡だとかありがちなんだけど、キャラがめちゃくちゃ面白い。
普通の文体なのに、独特の雰囲気がある。吹き出すこと必至。
黒川鈴木、奥さん、もう好きすぎる。
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No.9:
(4pt)

キャラクターの面白さ

登場人物が面白い。とくに黒川刑事の奥さん。神出鬼没で、その場を一気に持っていってしまいます。
会話のやりとりが面白いので、もう少しストーリーを簡略化して、テンポアップすると、さらに面白くなる予感。
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No.8:
(4pt)

TVドラマ化もされた警察ミステリお笑い系。

TVドラマ化もされた警察ミステリお笑い系。
田舎の刑事たちが手がける事件はわらび泥棒から毒殺未遂まで幅広く、スラップスティックでシュールな彼らの応酬をまじえつつさくさく物語は進んでいくのであります。
うわべの軽さを見て侮ることなかれ、捜査と推理は意外にそつなく伏線をめぐらした堅実なもの。けれども、キャラクターは基本全員お笑い要員で、黒川の奥さんはじめ、どんどん暴走ぶりがエスカレートしていきます。
全体に安定クオリティですが、黒川刑事のオンラインゲーム趣味が巻頭の一編きりでしか活かされなかったのが残念。
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No.7:
(5pt)

トリックより奥さんのほうが...

文章の軽さに隠れていますが、トリックはしっかりしています。
まあ、トリックより黒川さんの奥さん(名前はでてこない?)のほうがインパクトがありますが。
何回読んでも楽しいミステリーです。
ただ、長編の話題もありましたが、このスタイルのほうがいいですね。
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No.6:
(5pt)

ドラマより。

滝田さんのファンになりました
大宮エリーさんも好きで、ドラマのノリも好きだったので
本を購入。
文章のリズム、キャラクター、ストーリー。すべてが好き
ユニークでコミカルな作品ですので、本格ミステリやリアルを追求する人にはNGだと思いますが
私にはドはまりでした。
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No.5:
(5pt)

良質なユーモアミステリ

どこか地方の警察署に勤める刑事「黒川鈴木」を主人公にしたユーモアミステリ集です。
とにかく巻頭の作品のセンスが頭一つ抜け出ています。まじめな堅物である主人公が実はオンラインゲームにはまっているという設定。そのゲームに部下が参加したことを巡るどたばたが爆笑物です。
ユーモア面を強調するための文章、ストーリー、人物造形のバランスを崩してします作品が多いですが、本書は諧謔に満ちた文章、誇張されたキャラクターをしっかり魅せる落語の登場人物のようなキャラクターたちと、なかなかエンターテイメント小説としてかなりの高レベルでバランスがトレイルのではないでしょうか?
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No.4:
(5pt)

まさかの(?)ドラマ化

ドラマ化したら面白いだろうなと思ってはいたけれど、ドラマ化しないほうがよかったかもしれません(笑)

誰かも書いておられたように、この小説の登場人物の容姿や年齢は全くといっていいほど描写されておらず、自分のイメージで好きなようにできるところがよかった。

ドラマでは何故か黒川が関西弁で、キャラが全然違ってしまった。
あの慇懃無礼なまでの丁寧な口調がいいのになぁ。

まさしく、脱力系ミステリ。笑えます。

因みに、この作者は、もしかしてサザンのファンなのかな?と思うような名前の人物も現れるので、お楽しみに☆
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No.3:
(5pt)

デカ☆黒川鈴木

遂にドラマ化された田舎の刑事の趣味とお仕事!この本はドラマのようにシュールなネタで色々な所で笑わしてくれます。ギャグだけでなく、事件のトリックも意外と奥が深くミステリー小説としても楽しめます。今ドラマを見ていて少しでも原作に興味を持った方は是非読んでみてください。
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No.2:
(4pt)

ヴィジュアル描写を極力カット、ハードボイルドなユーモア?

田舎の巡査部長である黒川鈴木、部下の白石、赤木、そして黒川の妻。
わさび盗難事件、ブラックバスの釣り人たちの競い合い、コンビニたてこもり犯の事件など、事件や解決方法自体は地道にきちんとなされていますが、読後に強く残っているのは、恐妻を通りこして、妻という怪物におののいている主人公の姿です。
しかし、かんたんにギブアップしている脱力系の主人公とはちがい、内心は反論したり、男の気概を見せるようなつぶやきをもらすなど、けっこう硬骨漢のおじさんではあるようです。
 ほのぼのユーモアというより、妻のクールなせりふからして、少々ブラックなニュアンスに傾いています。辛口のユーモアです。

 ひとつミステリとして気になったことがあります。それは(犯人ふくめ)人物の外見描写がほとんどないことです。主人公の初登場からして役職が書いてあるだけ、年齢もなければ、風貌も体型も出てきません。それは部下たちの場合も同じで、年齢順がわかるだけです。黒川の妻にいたっては、「黒川の妻」あるいは「妻」としかなく、古風で丁寧な言葉遣いのみが叙され、わざと狙っているのでしょうが、かえって怖さをかもしだします。(美人かどうかどころか、年齢やヘアスタイル、服装、雰囲気もいっさい書かれていないのは、かわいそうな気さえします)
 また笑いどころは、主人公の行動や動作などのヴィジュアルにあるのではなく、セリフに集中しています。

 容貌や服装を視覚的に説明するのが当たり前の現代小説の中で、このストイックさには注目です。容姿だけでなく、表情や感情をあらわすしぐさなどもひととおりしか書かれていないので、頭の中でぴっと映像化できませんし、いまひとつ黒川鈴木刑事とお知り合いになれた気がしません。
「おれに近寄るな」的なハードボイルドな牽制なのかな、という気もします。古きよき時代のラジオドラマを目指しているのかもしれません。
 
 そしてこのスタイルのために、どの人物がどうなのかが見えず、謎解きに接近しにくい面もありました。

 説明的に描写しすぎると安手になるのはわかりますが、わざと視覚描写を排しているこのハードボイルドなスタイル、何とも気になります。次作も追いかけてみようと思います。

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No.1:
(5pt)

続編が楽しみな登場人物像

推理小説、でも殺人事件はなく、
ボケとツッコミの、というよりは、
ボケ担当だらけの警察の活躍の話です。
わさび盗難事件、
電球事件
(本当は立て篭もり事件だけれど電球の印象が強い)、
ブラックバス事件
(本当は発砲事件だけれどブラックバスの印象が強い)、
腹話術人形事件
(本当は宝石ルビーを巡る事件だけれど人形の印象が強い)。
1話目は黒川は検挙率の良い切れ者刑事のクールな印象、
その黒川の妻は不平不満を言わない古風な女性といった印象だけれど、
2話目から段々とその印象が崩れてきます。
最後にはその印象は全くなくなります。
それというのも、
黒川の妻の存在が大きくなってきたから。
コンビニ立て篭もり事件だけれど電球事件と言いたくなったり、
発砲事件だけれどブラックバス事件と言いたくなるのは、
これは黒川の妻の濃いキャラクターによるもの。
笑わせてくれます。
それでも、黒川はきちんと事件解決していきます。
泣きながら・・・。
作者もあとがきに書いていましたが、
書き重ねていくうちに主人公黒川のキャラクターも
少しずつ変わってきたようです。
どんどん面白くなっています。
こうなってくると
続編が楽しみになってきます。
第3回ミステリーズ!新人賞受賞作、納得です。
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