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(短編集)
誰もわたしを倒せない
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誰もわたしを倒せないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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こんな世界もあるのかな、と思わせる作品でした。 最後のトリックは運次第なのが微妙に不満でした。 | ||||
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最後の結末は早い段階で大体見当がついてしまうが、途中で見事にやられた。ここだけでも充分評価に値する。 | ||||
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アイデアが豊富で、短い割りに読み応えのある連作ミステリだと思います。 残念なのは、私がまったくプロレス/格闘技に興味が無いことで、アイデアを支える肝心のプロットにあまり興味を持って読めなかったことです。 単に○○を舞台にしたというその他多数の作品に比べると、プロットとアイデアの融合度など高いレベルで実現していると思うので、プロレス好きの人が読めばもっと楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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結構大胆に時間を飛ばしたり、性別をわからない描写にしたり、連作ミステリーとして工夫を凝らしているのはよくわかります。 それでは内容的にどうかというと、プロレスや総合格闘技の歴史としては常識的な概略を述べたに過ぎず、格闘小説としては格闘シーンが少なく、ミステリーとしては成り行き任せすぎる部分が多いのです。 プロレス小説としてはずいぶん前に読んだ永瀬隼介「ポリスマン」が面白かったな。 | ||||
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プロレスファンであればいろいろ楽しめる仕掛けがあります。ミステリーとしての仕掛けも十分です。 | ||||
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最後まで面白く読めた。小説の最低ラインはクリアしている。プロレスファンにはもっと面白いかもしれない。 | ||||
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4つの短編とエピローグからなる連作集だが、通底するテーマは「世界最強とは何なのか?」という事だと思う。 プロレス、格闘技界を舞台にしたミステリーではあるが、ミステリーの謎そのものより、作者が問いかけたかったのは「世界最強とは何なのか?」という事だろう。 登場人物のプロレスラー、格闘家は、例外なく「世界最強」という言葉に妄執している。 それが殺人の動機となったり、トリックの伏線となったりしている。 全ての格闘家、格闘技ファンが一度は抱く「世界最強幻想」。 本書はその「世界最強幻想」に対する一つのアンチテーゼにもなっている。 プロレス、格闘技ファンにはたまらない一冊になっている。 | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 4つの短篇+αからなる連作短編集。 プロレスの世界から題材を取った、珍しいミステリ。この世界ならではのトリックや仕掛けが活きていて、読み応えのある一冊だった。 それにしてもどんでん返しのつくりかたが上手い。しかも、話そのものに巧みに織り込まれているから、「おおっ」と驚かされる。この部分だけ取れば、超一流の域に達していると思う。 一方で一冊を通してのトリックが平板だったり、肝心なところでガッカリするようなオチがあったりと、まだまだ成長の余地も。見守っていきたい作家のひとりだ。 ただ、一発屋のような気がしないでもないような。 ちなみに、プロレスについて何も知らない私でも楽しめるくらい、解説・蘊蓄が盛り込まれており、読者に親切であった。 | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 4つの短篇+αからなる連作短編集。 プロレスの世界から題材を取った、珍しいミステリ。この世界ならではのトリックや仕掛けが活きていて、読み応えのある一冊だった。 それにしてもどんでん返しのつくりかたが上手い。しかも、話そのものに巧みに織り込まれているから、「おおっ」と驚かされる。この部分だけ取れば、超一流の域に達していると思う。 一方で一冊を通してのトリックが平板だったり、肝心なところでガッカリするようなオチがあったりと、まだまだ成長の余地も。見守っていきたい作家のひとりだ。 ただ、一発屋のような気がしないでもないような。 ちなみに、プロレスについて何も知らない私でも楽しめるくらい、解説・蘊蓄が盛り込まれており、読者に親切であった。 | ||||
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ゴミ捨て場に放置された覆面レスラーの死体の謎・・・など、プロレス団体の周囲で起きる事件を、格闘技マニアの刑事が追う。 こう書くと、汗臭く、血腥い大味な小説を想像しますが、実際には緻密に構成された連作ミステリとして成立していて、驚きます。たとえば、第3話の冒頭の妙に詩的な文章とかも、ちゃんと狙いがあって書かれているのです。 1話1話で完結する各話には、密室殺人あり、叙述トリックあり、とミステリのさまざまな技巧が仕掛けられている。そして最終話の最後ですべてがつながって、真相が明らかになる。 格闘技おたくの若い刑事と、コンビを組むベテラン刑事など、味のあるキャラクターが結構いるのですが、彼らを惜しげもなく脇役に置き続ける(思ったより出番が少なく、活躍もしない)あたり、この筆者は<本格ミステリ>が書きたいんだろうなあ、と思いました。 興味がある人は、プロ野球界を舞台にした水原秀策のミステリ小説「サウスポー・キラー」と読み比べてみると面白いと思います。あちらは<ハードボイルド>が書きたいというのが伝わってくる作品です。 <八百長か、本気か>という命題を抱えるプロレス界や、巨額のお金が動くがゆえに怪しい部分があるプロ野球界(最近、暴かれつつありますね)など、一般人にとって闇の部分が多い世界は、実はミステリの題材にもってこいなのかもしれません。 個人的には、トリックを成立させるためだけに筆者が生み出した奇形の建物の中で毎回殺人事件が起きる・・・・なんてミステリよりは、よっぽどこういう現実世界に近い作品のほうが興味があります。 | ||||
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ゴミ捨て場に放置された覆面レスラーの死体の謎・・・など、プロレス団体の周囲で起きる事件を、格闘技マニアの刑事が追う。 こう書くと、汗臭く、血腥い大味な小説を想像しますが、実際には緻密に構成された連作ミステリとして成立していて、驚きます。たとえば、第3話の冒頭の妙に詩的な文章とかも、ちゃんと狙いがあって書かれているのです。 1話1話で完結する各話には、密室殺人あり、叙述トリックあり、とミステリのさまざまな技巧が仕掛けられている。そして最終話の最後ですべてがつながって、真相が明らかになる。 格闘技おたくの若い刑事と、コンビを組むベテラン刑事など、味のあるキャラクターが結構いるのですが、彼らを惜しげもなく脇役に置き続ける(思ったより出番が少なく、活躍もしない)あたり、この筆者は<本格ミステリ>が書きたいんだろうなあ、と思いました。 興味がある人は、プロ野球界を舞台にした水原秀策のミステリ小説「サウスポー・キラー」と読み比べてみると面白いと思います。あちらは<ハードボイルド>が書きたいというのが伝わってくる作品です。 <八百長か、本気か>という命題を抱えるプロレス界や、巨額のお金が動くがゆえに怪しい部分があるプロ野球界(最近、暴かれつつありますね)など、一般人にとって闇の部分が多い世界は、実はミステリの題材にもってこいなのかもしれません。 個人的には、トリックを成立させるためだけに筆者が生み出した奇形の建物の中で毎回殺人事件が起きる・・・・なんてミステリよりは、よっぽどこういう現実世界に近い作品のほうが興味があります。 | ||||
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プロレスと総合格闘技の世界で起こる事件を扱った連作短編集。 書き込まれたディーテール、精密な筆致、張り巡らされた複線、どんでん返しの妙。 個々の短編のトリックはもう一つですが、 連作短編として構成された全編の精緻さは見事です。 寡作な作者ということですが、この後上梓される作品、 一つ一つが待ち望まれる作家になりそうです。 | ||||
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プロレスを舞台にした連作ミステリ。作者のプロレスラブぶりが、存分に発揮されています。ルチャや技の解説なんかも多く、プロレスを見たこと無い人に「プロレス」を説明するのに非常に便利かもしれません。モチロンミステリとしても面白く、「あっ!」と言わされること請け合いです。何度も何度も騙してくれる、新人さんとは思えない作品です。 | ||||
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格闘世界の奥深さを感じた一品。ミステリーにこれほどマッチするとは驚き。新人さんなのに文章も読みやすく、しっかりしたものでグイグイと入りこんでゆく。何よりも格闘家故のプライドの高さと裏腹にある心の弱さの両面が巧みにストーリーに食い込むのが面白い。 | ||||
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