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1809
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1809の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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他の作品より物足りない、と思うのはわたしだけだろうか? 終盤の数ページはさすが。 | ||||
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当時から、 本屋だと、ダメが早い。ここでは手に入る。福田和也先生の解説によれば面白い筈なのだが バルバザールの遍歴は最高に興奮し モンティニーの狼男爵と、これは 何をやっているのか全然分からないのだが、 どういうことだろうか。好きなのだが、ミノタウルス、もそうだが、 これもそうなんだけど、わかりそうだけど、 ちょっと怖すぎないか?というものが多く バルバザールの遍歴は、華麗なラノベ、もっというと、 大デュマの、三銃士!みたいな爽快さ、である そういう方が確実に売れると、思うのだが ベストセラー主義が良いとも思わないけど、たいていのベストセラーは気楽に読める良さがある。そういう佐藤先生はもう読めないのか | ||||
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相も変わらずガンダムのノベライゼーションみたいなセリフを吐く個性のない登場人物たちであるが、ここで描かれている「恋」は、スタンダールが描くものとはだいぶ違って、ハードボイルドで、女は峰不二子みたいで、恋じゃなく情事だと当人も言っており(ドイツ語で何というのか知らないが)、この作家は恋愛嫌悪症なんじゃないかと思った。だいたい中学生男子でこういう話が好きでミソジニーなのっているよね。「しこたま聞し召した」という文には失笑したが、まあ恋愛嫌いの作家というのは存外多いので(推理作家にはけっこういる)それが舞台が19世紀ヨーロッパだということが重なって、好き嫌いが分かれているのであろう。 | ||||
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音楽の好き嫌いって、ちょっとした節回しや 楽器の歌わせ方や微妙なグルーヴ感に依拠すると 思うんですが、佐藤亜紀の小説、とくに本作には それと似た極上の演奏を聞いている時ような愛着 を感じます。人に魅力を説明するのが難しい…。 評価できる作品は色々あるのですが、偏愛できる 作品ってそんなに多くはないです。 本作はまぎれもなくそれですね。 | ||||
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本作に関しては作家の野阿梓さんが素晴らしい書評をされているので(彼のHPで読めます.最大限にほめてます)、それに私が付け加える事は無いのですが、些末な事を1点だけ.この小説の主人公であり語り手でもあるパスキ大尉はひょっとして「戦争の法」の勝沼少尉の分身ではないか?パスキ大尉のほうがやや年は食っているものの二人とも腕の立つ美男の工兵で、何やら妙な情熱なり衝動なりややなげやりな人生観なりを内側に持っている点で共通していると思います.とすると勝沼少尉を籠絡した伍長は本作でのウストリスキ公爵に伍せられるのか?ヴェンツェルは村長、クリスティアーネは鷹取嬢?もちろん全然別個の作品ですが、「戦争の法」好きの私としてはこうした読みかえも楽しんでます.私もウストリツキ公爵の「空と大地の間を彷徨い歩いて暮らす」に陶然となったくちです. | ||||
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『天使』、『バルタザールの遍歴』を読んで、ほかの作品も探していたのだがなかなか入手できなかった。 ようやく、この本を手に入れて読んでみたが、ものすごく面白い。 ほかの作品もそうだが、主人公をはじめ、登場人物が工キセントリックで魅力的だ。 この作品も主人公を惑わす公爵とその愛人は、今までの作品のキャラの中でも出色だ。 物語舞台もいい。ヨーロッパの歴史でもフランス革命からナポレオンの時代ってとっても好きだ。 | ||||
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佐藤亜紀さんの作品を勧めると、難しい、わからないというヤツがいるが、もっとミーハーに読んでもいい作家ではないかと思う。特に、これから読んでみようかなと思う方には、この作品がお勧め。主人公もなかなかのものだが、ウストリツキ公爵のカッコいいこと。あえて何とは言わないが、某作品の公爵さまが一遍に色あせたもんね。読まないと損だよ。 | ||||
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佐藤亜紀大好きです。このひとの小説があれば、もういいや。と思えるほどに好き。特にこの作品は素直に萌えられることでは随一です。公爵のビスコンティ的にあざやかな人物造形に目を奪われますが、やっぱり主役はアントワーヌ。もう、噛めば噛むほどいい男なのである。工兵で剣の名手でなにがあっても文句を言わない情深い美男子ですもの。いいなあ。お得意の小役人キャラも実に執拗に絡んで味わい深い。反面マドンナであるはずのクリスティアーネのいさぎいいほどの書き割り感は爽快です。この女、まったく生きてない。佐藤亜紀はキャラクターのネーミングが抜群に巧い。殊に公爵のフルネームは口のなかで転がして楽しみたいほど素敵である。アウステルリッツ、フェンシング、ヴァイオリン、そしてオペラ。これだけ搭載されていて満足できないはずがあろうか。読中の陶酔そして読後の恍惚たるやほとんど麻薬。 | ||||
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『バルタザール』読んで佐藤亜紀の小説をもっと読みたいと思ったあなた、ここにさらに魅力的な世界が。『天使』読んで、うっ、ちょっとお手上げか、と思ったあなた、これなら分かります。佐藤亜紀って誰?というあなた、それではこの一冊を。ナポレオンというその名前だけは誰もが知っている人物を軸に描かれている分、歴史お手上げという人でも想像で補える部分があると思います。「工兵」というマニアックな主人公ですが、何も延々橋を架ける話をしているわけではありません。そこはやはり佐藤亜紀。外交、陰謀、秘密警察、軍部さまざま入り混じって息をつかせぬ展開を見せてくれます。なによりも、ウストリツキ公爵。身分と美貌とその異能っぷりは、魅力的な人物ばかりの佐藤氏の小説の中でも、最高の一人ではないでしょうか。まったく何考えてるか分からない人ですが、そのヴァイオリンを聴いてみたいものです。 | ||||
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大掛かりな舞台背景を手際よく説明していく職人技、粉飾を廃し、抑制の効いた文体、多面的な人物設計、薫り高い時代描写暗殺の陰謀に加担していくことそのものがミステリーとして成立している逆転の発想、どれをとっても一級品である。気軽に手に取れるエンターテイメント作品ではないが、安易な時代物やミステリーに飽き飽きした読者にとってこの水準の作品が日本語で読めることは幸せである。 | ||||
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ナポレオンの歴史小説が読みたいと思っていたところ この作品を見つけました。 結局ナポレオンは脇役なのですが、それを忘れさせる 面白さです。 ストーリー展開は先へ先へと読ませる力があり、 内容的にも西洋史に対する異様なほどの造詣の深さ。 マニアックな部分と王道的な部分とを兼ね備えた 作品です。 | ||||
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あまり解説的な描写がなく、話の流れも難しいので、最初は取っつきにくかったのですが、読み進めるごとに、魅力的な人物が次々に登場、展開も劇的に進んでいき、目が離せなくなりました。フランス軍の工兵士官として、陰謀に巻き込まれていく主人公のパスキ大尉は、処世術が常識人ぽいけど、退廃的な恋に身を連ねたり、ヤレヤレと思いながらどんどん陰謀に首をつっこむところが共感を得ます。 他の登場人物も、いちいち魅力的です。彼を翻弄する破滅的なウストリツキ公爵には、底知れないカリスマを感じ、兄に負い目を負いつつ軍人として活躍する弟の大佐や、魅力的でちょっと投げやりだけど、実はスマートな大佐の妻も、主人公との関わりで、それぞれの持ち味を出します。それ以外にも、秘密警察の人や、フランス軍の人たちも、それぞれよくかき分けられていて、混沌とした国際情勢を生き抜く人たちの物語を感じさせてくれます。 | ||||
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