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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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単行本で読んではいたが、実に14年ぶりだったので、気持ち新たに再刊版を購入。全然古びた感じはせず、むしろ新鮮にさえ感じた。年齢を重ねての再読だったけれど、また新たな感動を得た。 | ||||
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8編の連作短編集。それぞれ独立しても読めるが、一冊通すと深みが増す。1話目でドタバタと殺人事件がおきる。登場人物各人の過去や人間関係がからまり、短編としては盛り込みすぎの感があった。2話目で更に殺人事件がおき、よくある安手の殺人事件ミステリー連作かと思ってしまった。 しかし、主人公・弘美が、事件関係者の過去にこだわりを持ち、責任をもって真実に迫ろうとする。女性私立探偵の誕生と成長の、陰影を帯びた物語になっていく。そして、格調高い作品集に成熟している。特に「飛魚の頃」が美しい。海辺の観光みやげもののように、時間を逆さまにするとキラキラした欠片がゆっくり沈んでゆくようだ。物悲しく、中のキラキラには、外から触れることが出来ない。 最終章の、人の中の純粋な動物性を、弘美が一面で肯定して見せた叙情も、ため息のような余韻に満ちている。 | ||||
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