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レイチェル・ウォレスを捜せ
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【この小説が収録されている参考書籍】
レイチェル・ウォレスを捜せの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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思想信条が異なっても、嗜好性が違っても、拒絶するだけでは自己満足の世界の住民になる。ウォールデンを読むような、知性あるマッチョ男スペンサーが、超えなければならなかった物語。理解できない対象とも人としての絆は結べる。愛すべき男が自分でできる方法で、不器用に切り拓く世界。名作です。 | ||||
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まったく相反するレイチェル(あとの篇にも再登場)とスペンサーが、事件を通じて理解を深め合っていく。雪のボストンの描写がキレイ。シーリーズの中でも、落ち着いた作品です。 | ||||
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スペンサーもののうち傑作という評判だが、レイチェル・ウオーレス自身魅力のあるキャラクターではないし、「初秋」などに比べて評論家の言うほどの傑作とは思えない。スペンサーものには他にもっと傑作がある。 | ||||
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物語の粗筋は既に他の方々がレビューされているとおり、至極単純なものであるのだが、本書でパーカー氏は、あらゆる面で相対する二人の人間(スペンサーとレズビアンのレイチェル・ウォレス)が、それぞれの主義、主張を曲げること無く、お互いを理解しようと尊重し合い、やがてお互いを尊敬するようになる、という美しい人間愛を描く。 スペンサーの語り口調、料理、ファッションに対する拘りなどはいつものとおりなのだが、本書でのスペンサーは己の未熟さ、弱さを認め、涙を流してしまうシーンもある。こうした点を含めて、シリーズ中でもひと味違う秀作だと思う。 私にとっては『約束の地』に次ぐ好きな作品となった。読後感も清々しい。おすすめ。 | ||||
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Very moving very funny very satisfying | ||||
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迅速で、確実な配達でしたので良かったです。 有り難うございました。 | ||||
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Spenser Novels #6/39(1980)。出版社からの依頼は、脅迫されている作家(Rachel Wallace:若く美しいfeminist activistでかつlesbian)の身辺警護。しかし対極に位置する二人の相性は悪く、Rachelは一方的に彼を解雇。その後すぐ、彼女は姿を消す。 もう典型的なツンデレ展開で、いちいち衝突する前半のRachel&Spenserの関係が微笑ましい。しかし彼女の失踪後、珍しく手段を選ばず情報を収集し、タイトル通りに奔走するSpenserが熱い。Rachelとの対比の意味もあり、前作"The Judas Goat"では心配するのみだったSuzeがSpenserのためにかいがいしく動く姿がなんとも魅力的。 話がややこしくなるので今回はHawkの出番なし。 | ||||
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英文が平易で読みやすいのは何よりだが、ストーリーが何だか荒いような気がしました。 ウーマンリブ(最近は聞かなくなった言葉ですが)の活動家でレズの著名人レイチェルが脅迫され、スペンサーがボディガードを勤めることになった。だが、思想的に全く相いれないことから、ボディガードを下りてしまい、レイチェルが誘拐される。犯人からは何も連絡がなく、疑わしい人たちはいるが、手掛かりがなく警察は手が出せない。そこで、スペンサーの当たって砕けろ方式の捜査が始まる。 読みやすく、楽しめるが、ページ数が少ないこともあると思うが、ストーリーがいまいちのような気がします。 | ||||
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ロバート・B・パーカーのファンはたくさんいるだろうと思いますが、私もその一人。第一作目の「銃撃の森」をたまたま 古本屋で手にしてから、スペンサーシリーズ、ジェッシー・ストーンシリーズ、サニー・ランドルシリーズとすっかりはまってしまいました。中でもスペンサーシリーズは主人公の私立探偵スペンサー、その彼女スーザン、そして相棒のホークや多くの脇役たちがスペンサーを軸に悪人たちとのバトルを展開します。ストーリーもたまらなく面白いのですが、私が好きなのはその中の薀蓄にあふれた会話です。決して口数は多くない、というよりむしろ時折のジョーク以外は寡黙に近いスペンサー。ホークとの間ではほとんど会話らしいものはないが、お互いの気持ちは分かり合っている。作者自身が持っている心情をスペンサーに反映させたものとおもっています。主として活躍する舞台のアメリカ東海岸ボストン。どうしても町並みを見たくて2年前の冬、 行ってきました。とても寒かった。でも歴史を感じさせてくれるいい町並みでした。 さて本題ですが、翻訳本での会話がオリジナルの英語版でどんな表現をされているのか知りたくて、最もファンから支持の多かったこの「レイチェル ウォーレスを捜せ」を選びました。比較的平易な単語が多く読みやすいです。とはいえ翻訳本のようには読み進めませんが、すでにストーリーを知っているだけに理解は早いです。また英語の勉強にもなっています。以上長々と書いて申し訳ありませんでした。 | ||||
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本書のベストセリフ 「女性は夫や子供がいなくても充実した生活が送れること、 女性は生殖用の機械ではないこと、 家族の奴隷、夫の売春婦になる必要はないこと」 スペンサーシリーズ6作目。 単純なハードボイルドではなくて、 実は美術ミステリ、ジェンダーミステリだと看破していたが、 本書はジェンダーものとして大開花! マッチョにタフに男性誇示しなければいけない筈の主人公のスペンサーが、 気絶するわ、涙ボロボロ流すわの、 ハードボイルドの枠を超えた傑作。 美術ネタはボストン近代美術館とアイヴス。 レズのムカツク女とスペンサーの間に友情が芽生える感動作である。 最終巻はレズ女に感化され、 スペンサーがホモに目覚める事をキボーン! ホークが攻めでスペンサーが受けだなw | ||||
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本書のベストセリフ 「女性は夫や子供がいなくても充実した生活が送れること、 女性は生殖用の機械ではないこと、 家族の奴隷、夫の売春婦になる必要はないこと」 スペンサーシリーズ6作目。 単純なハードボイルドではなくて、 実は美術ミステリ、ジェンダーミステリだと看破していたが、 本書はジェンダーものとして大開花! マッチョにタフに男性誇示しなければいけない筈の主人公のスペンサーが、 気絶するわ、涙ボロボロ流すわの、 ハードボイルドの枠を超えた傑作。 美術ネタはボストン近代美術館とアイヴス。 レズのムカツク女とスペンサーの間に友情が芽生える感動作である。 最終巻はレズ女に感化され、 スペンサーがホモに目覚める事をキボーン! ホークが攻めでスペンサーが受けだなw | ||||
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タフなスペンサーが雪のボストンの町を縦横無人に駆け巡る。やっぱりスペンサーは裏切りません。本書も十数年ぶりの再読でしたが、スペンサーの活躍に心奪われてしまいまいました。 脅迫を受けている、スペンサーと全く異なる女性、レイチェル・ウォレスを探し出すストーリー。でも本書からはストーリーの面白さだけでなく、スペンサーの生き様、男としてはここを感じ取って欲しい。真の男になるのは容易い道のりではありません。信念、身上が「男」にならなくてはなりません。そんな男の作法が本書には詰め込まれています。 本書との出会いは村上龍のエッセイ。その中で彼は同シリーズの「初秋」も薦めていました。当然わたしもオススメです。 | ||||
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タフなスペンサーが雪のボストンの町を縦横無人に駆け巡る。やっぱりスペンサーは裏切りません。本書も十数年ぶりの再読でしたが、スペンサーの活躍に心奪われてしまいまいました。 脅迫を受けている、スペンサーと全く異なる女性、レイチェル・ウォレスを探し出すストーリー。でも本書からはストーリーの面白さだけでなく、スペンサーの生き様、男としてはここを感じ取って欲しい。真の男になるのは容易い道のりではありません。信念、身上が「男」にならなくてはなりません。そんな男の作法が本書には詰め込まれています。 本書との出会いは村上龍のエッセイ。その中で彼は同シリーズの「初秋」も薦めていました。当然わたしもオススメです。 | ||||
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女性解放論者でレズビアンの著述家レイチェル・ウォレスを護衛する仕事がスペンサーに舞い込む.信条からライフスタイル,もろもろの趣向までありとあらゆることで相反する2人は早々に決裂し,その後レイチェルが誘拐されてしまい,彼女を捜索することになるスペンサー.頑固で折り合いの悪い2人が,ぶつかり合いながらもしぶしぶ相手を認め,最後には友情を結ぶまでの過程がこの話の肝か.こういう過程を書かせたらパーカーの右にでるものはいないのでは.2人の会話の変化も面白い. | ||||
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女性解放論者でレズビアンの著述家レイチェル・ウォレスを護衛する仕事がスペンサーに舞い込む.信条からライフスタイル,もろもろの趣向までありとあらゆることで相反する2人は早々に決裂し,その後レイチェルが誘拐されてしまい,彼女を捜索することになるスペンサー.頑固で折り合いの悪い2人が,ぶつかり合いながらもしぶしぶ相手を認め,最後には友情を結ぶまでの過程がこの話の肝か.こういう過程を書かせたらパーカーの右にでるものはいないのでは.2人の会話の変化も面白い. | ||||
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レイチェル・ウォレスとスペンサー。マッチョなスペンサーと女性解放論者でレズビアンのレイチェル・ウォレス。ふつうなら相容れないであろう二人が、ぶつかりあいながらも友情を結んでいく過程が、パーカーの淡々とした筆で描かれている。 「初秋」のポールもそうだが、パーカーは登場人物をよく泣かせる。そして、この涙が、彼らを縛っているものから解放し、別の人間に生まれ変わるような作用を果たしているように思う。この作品の中でもレイチェルとパーカーが抱き合って泣く場面が出てくるが、この涙が彼らの中にある偏見や頑な心、そういったものを全て洗い流し、新たな友情を結んだ証となっているのである。 全く考え方の違う人間同士が互いを認めあい、友情を結ぶことは難しいかもしれない。特に自分を持っている人間ほど、自分を変えることはより難しくなるだろう。しかし、そうしたことをすべて乗り越えた人の姿は美しくも清々しい。このシリーズの中では、スペンサーとホーク、ポール、レイチェル(スーザンも含めてよいか?)と、人種や年齢、信条の違いを乗り越えて、互いに認め、尊重しあう姿が多く描かれる。この姿こそが、このシリーズ全体を通してのテーマなのかもしれない。 | ||||
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レイチェル・ウォレスとスペンサー。マッチョなスペンサーと女性解放論者でレズビアンのレイチェル・ウォレス。ふつうなら相容れないであろう二人が、ぶつかりあいながらも友情を結んでいく過程が、パーカーの淡々とした筆で描かれている。 「初秋」のポールもそうだが、パーカーは登場人物をよく泣かせる。そして、この涙が、彼らを縛っているものから解放し、別の人間に生まれ変わるような作用を果たしているように思う。この作品の中でもレイチェルとパーカーが抱き合って泣く場面が出てくるが、この涙が彼らの中にある偏見や頑な心、そういったものを全て洗い流し、新たな友情を結んだ証となっているのである。 全く考え方の違う人間同士が互いを認めあい、友情を結ぶことは難しいかもしれない。特に自分を持っている人間ほど、自分を変えることはより難しくなるだろう。しかし、そうしたことをすべて乗り越えた人の姿は美しくも清々しい。このシリーズの中では、スペンサーとホーク、ポール、レイチェル(スーザンも含めてよいか?)と、人種や年齢、信条の違いを乗り越えて、互いに認め、尊重しあう姿が多く描かれる。この姿こそが、このシリーズ全体を通してのテーマなのかもしれない。 | ||||
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スペンサーシリーズ初期の傑作です。精神的に自立した男と女の係わり合いの妙。 | ||||
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