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死ねばいいのに
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死ねばいいのにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 41~60 3/6ページ
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筆者の作品ですから、例の如く理屈っぽいです。 狂言回しの青年により登場人物・関係者の建前に隠れた本音が次々と暴かれていきます。その露悪的展開は作者独特の雰囲気を漂わせ、結構いい味だしてると思います。 ただ、動機については、特に意外感がありませんでした。筆者としてはここでアッと言わせたかったと思われますが、素直に評者の心にはストンと来ました。(これは評者の感性がちょっとおかしいのかもしれませんが.....) | ||||
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少し前に、電子書籍でも同時発売するということで話題にもなっていた気がする。 シリーズ外の作品、あるいは新シリーズの1作目というのは、先の展開が予測しにくい面があると思うが、この作品に関しても、その部分がかなり強く聴いていたのでは、と思う。ストーリーはシンプルで、とある事件を中心に、その周辺人物へ話を聞きにいくことで、事件の輪郭が、あるいは、被害者が徐々に見えてくるという話だ。その過程で事件が徐々に解決していくわけではなく、あくまでも事件そのものが見えてくるだけだ。その点では、なかなかこの作品がどのような結末を迎えるのかなかなか予想出来ない。何度も使えるてではないが、とても興味深いと思う。 また、この本と続けて読んだ森博嗣の『ヴォイド・シェイパ』が作品の構造や、テイストは違えど、非常によく似たかたちをもっているように感じた。 | ||||
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他の方のレビューで、ケンヤは学がないわりに理論的とか筋か通っている。 という意見があるけど 学がない、ケンヤ曰く馬鹿だからこそ素直に指摘したら、たまたま理論的だったってことはあると思う。 ある意味、子どもが鋭い指摘をするのに似てるかも。 ただ、ラストはイマイチでしたね〜。残念。 | ||||
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電子書籍として出される事が前提なのか、他の京極作品に比べるととっつきやすく、表現も平易だし、難しい漢字も少ない。 逆に、京極ファンにとってはやや軽すぎる印象を受けるかも。 6つのチャプターから構成されていて、主人公と「もう1人」の人物との会話で進んで行く。 主人公の「今どき口調」が、これまた京極夏彦という作家のイメージからちょっと解離しているように感じる人も多いかもしれない。 4人目との会話の途中で、うっすらとオチが見えてしまうのは仕方ないが、それでも十分楽しめるはず。 ただ、百鬼夜行などのクラシック系京極ファンには、違和感が大きいかもしれないし、京極堂シリーズファンにはストーリーが単純過ぎると感じるかもしれない。 京極堂シリーズのファンとしてレビューすると、5点満点は付けられない。 やっぱり、京極夏彦に馴染んでしまった人には物足りなさが先行してしまう。 この作品から京極夏彦に取りかかると、おそらく別の作品で挫折する可能性が高いだろうし。 結構サクサク読めてしまいます。 何度も読み返したくなるタイプの作品ではないですね。 そういう点では、★3つでもいいくらいかなあ? | ||||
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電子書籍として出される事が前提なのか、他の京極作品に比べるととっつきやすく、表現も平易だし、難しい漢字も少ない。 逆に、京極ファンにとってはやや軽すぎる印象を受けるかも。 6つのチャプターから構成されていて、主人公と「もう1人」の人物との会話で進んで行く。 主人公の「今どき口調」が、これまた京極夏彦という作家のイメージからちょっと解離しているように感じる人も多いかもしれない。 4人目との会話の途中で、うっすらとオチが見えてしまうのは仕方ないが、それでも十分楽しめるはず。 ただ、百鬼夜行などのクラシック系京極ファンには、違和感が大きいかもしれないし、京極堂シリーズファンにはストーリーが単純過ぎると感じるかもしれない。 京極堂シリーズのファンとしてレビューすると、5点満点は付けられない。 やっぱり、京極夏彦に馴染んでしまった人には物足りなさが先行してしまう。 この作品から京極夏彦に取りかかると、おそらく別の作品で挫折する可能性が高いだろうし。 結構サクサク読めてしまいます。 何度も読み返したくなるタイプの作品ではないですね。 そういう点では、★3つでもいいくらいかなあ? | ||||
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最初から最後まで、言葉を交わしながらも、 すれ違い、誤解し、理解にたどり着けない そのいい加減で曖昧な平凡な人の心理を具体的にひとつずつ描き出していく 小説じゃないとできない 他の表現方法じゃ表現できないモノを読んだ そういう印象 | ||||
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最初から最後まで、言葉を交わしながらも、 すれ違い、誤解し、理解にたどり着けない そのいい加減で曖昧な平凡な人の心理を具体的にひとつずつ描き出していく 小説じゃないとできない 他の表現方法じゃ表現できないモノを読んだ そういう印象 | ||||
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女が殺された。 女の知り合いが女の関係者に「女のこと」を聞いてまわる。 「女のこと」を聞くのは、別に事件を解決しようとして聞いているのではなく、 「女はどいういう人間だったか」を知るため。単純に「女自身」について知るため。 話は一人1話となっており、全6話。 作者の「百鬼夜行シリーズ」で登場人物の京極堂が「憑き物落とし」をしていましたが (事件関係者たちの状況を整理して語り、総括して結果的に事件解決的な感じの例のアレ ・・・・・・間違ってたらすみません)それに似ている気がしました。 男は女の関係者に会って話を聞き、その話にツッコミを入れることによって結果的に 関係者自身のモヤモヤした心がまとまる・・・みたいな感じです。 そして、1話から5話までどんどん関係者のモヤモヤがまとまっていって・・・・・・ はたして「殺された女」って?殺した人って?と繋がっていき、6話でまとまって終了。 結末は簡単に述べられる感じではないです。案外あっさりはしているのですが、人によって 感じ方は様々で、「ここで終了」というより、「さぁ、あなたならどう感じる?」という 結末です。ちなみに私は『生きるってどういう事だろう』なんて柄にもなく考えました。 ・・・・・・全然上手く表現できてませんけど、私は良い本だと思います。 | ||||
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他の人にとってはどうかは知らないけれど、私にとっては久々に実がある作品だと思いました。普通の推理小説にとって、「関係者の心情」は所詮「主人公が察した心情」、もしくは「ただ口で語っただけの心情」なのでこうやって話し手によってまったく違う環境や性格の使い分けが出来るのはすごいと思います。 無理やりの動機という人もいますが、私は犯行の動機がすごくよく分かるし、同じ気持ちになると思います。なんとなく哀しい話でした。あと、亜佐美の母親最低。あいつはほんとに「死ねばいいのに」と思いました。 | ||||
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他の人にとってはどうかは知らないけれど、私にとっては久々に実がある作品だと思いました。普通の推理小説にとって、「関係者の心情」は所詮「主人公が察した心情」、もしくは「ただ口で語っただけの心情」なのでこうやって話し手によってまったく違う環境や性格の使い分けが出来るのはすごいと思います。 無理やりの動機という人もいますが、私は犯行の動機がすごくよく分かるし、同じ気持ちになると思います。なんとなく哀しい話でした。あと、亜佐美の母親最低。あいつはほんとに「死ねばいいのに」と思いました。 | ||||
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読む前、 「死ねばいいのに」 最悪な題名だなと思った。が、 読み終わった今となっては、 「死ねばいいのに」 この題名の印象が180度変わってしまった。 ホントに180度変わった。 こんな事初めてだ。 終始、登場人物にイライラするけど でも、彼らと自分は同じなのだと感じました。 「死ねばいいのに」 自分に言われた気がします。 心の奥が震えるラストでした。 | ||||
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読む前、 「死ねばいいのに」 最悪な題名だなと思った。が、 読み終わった今となっては、 「死ねばいいのに」 この題名の印象が180度変わってしまった。 ホントに180度変わった。 こんな事初めてだ。 終始、登場人物にイライラするけど でも、彼らと自分は同じなのだと感じました。 「死ねばいいのに」 自分に言われた気がします。 心の奥が震えるラストでした。 | ||||
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実験的な作品。人の闇の部分に鋭くメスを入れる。面白かった。しかし、ほかのレビュワーの方も指摘しているように、主人公が「頭も悪い、どうしようもない人間」のわりには非常に論理的なところに違和感をもった。もちろん、底辺の人間と言ってもよいような、しかし自分をごまかすことをしない主人公が、とりすました登場人物たちの表に出したくない本音の部分を抉り出していくのが痛快なわけだが・・・なんとかその辺、もう少し違和感ない方法がなかったのかなあ。それだけが残念。 | ||||
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実験的な作品。人の闇の部分に鋭くメスを入れる。面白かった。しかし、ほかのレビュワーの方も指摘しているように、主人公が「頭も悪い、どうしようもない人間」のわりには非常に論理的なところに違和感をもった。もちろん、底辺の人間と言ってもよいような、しかし自分をごまかすことをしない主人公が、とりすました登場人物たちの表に出したくない本音の部分を抉り出していくのが痛快なわけだが・・・なんとかその辺、もう少し違和感ない方法がなかったのかなあ。それだけが残念。 | ||||
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さすが、京極夏彦氏。 これほどごく当たり前のテーマを、こんな設定にして、これだけこねくりまわして複雑にして、それでもこの分量の文章を一気読みさせるなど、ほかの作者にできる芸当では、絶対にない。 トリック崩しや犯人探しを目的とした「本格推理小説」ではない。 古今東西普遍的な、それでいて答えのないテーマを突きつけているが、ほとんどの「大人」は解決済み。 少なくとも私は価値観を揺さぶられることはなかったし、冷静に読めた。 不快な感じも持たなかった。 改めて京極氏の力量を思い知ることは確実にできた。故に星は四つ。 | ||||
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さすが、京極夏彦氏。 これほどごく当たり前のテーマを、こんな設定にして、これだけこねくりまわして複雑にして、それでもこの分量の文章を一気読みさせるなど、ほかの作者にできる芸当では、絶対にない。 トリック崩しや犯人探しを目的とした「本格推理小説」ではない。 古今東西普遍的な、それでいて答えのないテーマを突きつけているが、ほとんどの「大人」は解決済み。 少なくとも私は価値観を揺さぶられることはなかったし、冷静に読めた。 不快な感じも持たなかった。 改めて京極氏の力量を思い知ることは確実にできた。故に星は四つ。 | ||||
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ダーッッ!って読みました。おもしろかったです。期待どおり!タイトルからいくと、もっと重〜い、いやな感じの本なのかと思いきや、そんなことなかったです。「死ねばいいのに」なんて、普通絶対口に出しちゃいけない言葉だと思うけど、その言葉になぜか共感できてしまうのが不思議でした。そう言うことが正しいような気がしてくるんですよね。ストーリーの骨となるのが、ある殺人事件。しかし、ミステリーとはちょっと違って、犯人探しには重きが置かれていません。さらけ出されるのは人間の愚かさや醜さ。誰が一体正しいのか?だいたい、正しいって本当のところ、何を指すんだろうか?とても考えさせられる一冊です。 | ||||
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ダーッッ!って読みました。おもしろかったです。 期待どおり! タイトルからいくと、もっと重〜い、いやな感じの本なのかと思いきや、そんなことなかったです。 「死ねばいいのに」なんて、普通絶対口に出しちゃいけない言葉だと思うけど、その言葉になぜか共感できてしまうのが不思議でした。そう言うことが正しいような気がしてくるんですよね。 ストーリーの骨となるのが、ある殺人事件。しかし、ミステリーとはちょっと違って、犯人探しには重きが置かれていません。 さらけ出されるのは人間の愚かさや醜さ。 誰が一体正しいのか? だいたい、正しいって本当のところ、何を指すんだろうか? とても考えさせられる一冊です。 | ||||
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京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。思ったよりライトで読みやすかったです。難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。アサミさんが死んだのは残念。現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。 | ||||
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京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。 とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。 思ったよりライトで読みやすかったです。 難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。 昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。 少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。 アサミさんが死んだのは残念。 現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。 | ||||
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新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!