■スポンサードリンク
(短編集)
モノレールねこ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
モノレールねこの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
11歳の女の子に勧められました。初めての作家さんでした。すごく丁寧な描写で優しい語り口で大人でも楽しめました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納朋子さんの独特な視点と優しさを感じる作品集です。モノレールねこを別の短編集で読んでいましたが、温かいオカルトチックな作品が多かった印象でした。 温かい作風は変わらないなと感じます。 最後に必ず涙を誘う展開にするのも流石です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルから子供向けの本かと思いきや、よい意味で裏切られました。どの話もありそうでなさそうな、切なくて胸の奥がちょっと痛くなるような話ばかりでした。 少し年を重ねた大人には響く話。人によって好き嫌いがわかれるかもしれませんが、 泣きそうな話でありながらふんわりと心が温かくなる加納さんの作品が私はだいすきです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
NHKラジオ深夜便文芸館で聴き逃したので本を買いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容がよかった。本が嫌いな中1の息子も読んでいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集ですが、どれを読んでもじんわりと胸が暖かくなりました。 丸々とした猫を見るたびについモノレール猫が頭をよぎってしまいます。 まさかザリガニ目線の小説に涙腺を刺激されることになるとはおもいませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バルタン最期の日が泣けます。ここ数年でベストです。偶に読み返します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
11歳の娘が購入しました。 本人いわく、文句一つない面白さ!だそう。 中でもマイ フーリッシュ アンクルがお気に入りとか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納さんのことは全く知らず、たまたま本屋さんで太った猫の表紙が目に留まったので立ち読みしてみると、たったの数行で「これは絶対面白い!」と確信しました。 難しい言葉や気取った言い回しを使わず、とても自然に入ってくる文章もさることながら、内容もどんどん次を読みたくなるような、面白いものばかりです。 だってモノレールねこっていうネーミングセンス。すばらしいと思います。 一番好きなのはやはりモノレールねこですが、バルタンもかなりすばらしいです。「あぁ、こういうことだったのか」と読みながらとても嬉しい気持ちになります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は大好きで何度も読み返しています。 ファンタジーや現実離れし過ぎている小説は好きではないんですが、この本は別です。 ちょっと不思議な物語が多いんですが、どれもホロリとさせてくれる場面があります。ホロリも悲しいんだけど、心がほんわかしてきます。 敢えてお気に入りの作品をあげるなら、「マイフーリッシュアンクル」→突然家族を失い、おじと二人暮らしをしなければならなくなった女の子の話。 「シンデレラのお城」→偽装結婚のお話。 「セイムタイムネクストイヤー」→娘を亡くしたお母さんのお話。 読み返すたびに違う感動が味わえるお気に入りの一冊です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
泣いたわー。うまいなこの人。最初のストーリーは有川浩さんみたいな感じでよかった。最後はもう、悲しかった。安心して泣ける本です。通勤時には気をつけて。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
泣いたわー。 うまいなこの人。 最初のストーリーは有川浩さんみたいな感じでよかった。 最後はもう、悲しかった。 安心して泣ける本です。 通勤時には気をつけて。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納さんの「月曜日の水玉模様」を前に表紙みて かわいいから買ったけど、内容はすごく面白かったので 今度は加納さんの「モノレールねこ」を表紙の猫が ぶっさいくだから思わず買いました どれもすごくおもしろかったけど 1番好きなのは 「バルタン最期の日」 ザリガニが主役でザリガニ目線で話が進む サリガニの語り口がすごくおもしろい 笑えて泣ける・・・いや、最後は号泣しちゃう感じで ザリガニが愛おしく思えました(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
加納さんの「月曜日の水玉模様」を前に表紙みて かわいいから買ったけど、内容はすごく面白かったので 今度は加納さんの「モノレールねこ」を表紙の猫が ぶっさいくだから思わず買いました どれもすごくおもしろかったけど 1番好きなのは 「バルタン最期の日」 ザリガニが主役でザリガニ目線で話が進む サリガニの語り口がすごくおもしろい 笑えて泣ける・・・いや、最後は号泣しちゃう感じで ザリガニが愛おしく思えました(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書の著者、加納朋子さんの魅力とは何か。 それは日常のなかでの些細な謎と、人々の暖かさと、それを見出す優しい著者の視線だと思います。 本書はその作者の魅力をいっぺに味わえる作品。 著者の作品をはじめて読む人に、最初に薦めたいと感じる作品でした。 どの話も本当に泣ける。3ページ進むごとにホロリ……というのは大げさかも知れませんが、それくらいの感動はありました。 さて。加納さんの作品が初めてだという人に、本書を薦めたいのは、「感動」以外にも理由があります。 それは、作中の「シンデレラのお城」です。 読んだ方なら分かると思いますが、他の短編とは明らかに趣が異なり、ほんのりダークな作品となっています。ですが、この雰囲気も加納さんの魅力の一つには違いないのです。人が背負っているものは優しさだけではありません。当然、暗い部分も背負っています。当然です。それをふまえた上での、「優しさ」に感動があるのです。ただ「暖かい」「優しい」だけでは感動できないんですよ。 ある意味、人間くさい傲慢さ、計算がなくては「感動」にはならないんです。 余談ですが、「シンデレラのお城」はどこか『コッペリア』にも似たダークさを感じました。 では、どうぞお手にとって表紙を開いてくださいな@ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日常のありふれた風景や、失われつつある風景、見たことのない風景。 いろんな風景がつまった一冊です。 一遍一遍に心動かされますが、評することばがなんとか見つかる四篇について書きます。 すごい名作を読むとことばが見つからないものです。それくらいよかったです。 『モノレールねこ』 猫の首輪に他愛ないコメントを紙に書いてはさむと、猫が相手に運んでくれる。 そんな文通をサトルとタカキは続けますが、文面や、 モノレールねこというネーミングも、その猫が手紙を運ぶというのも、ひたすら牧歌的です。 『ポトスの樹』 九割は、語り手による父親への愚痴ですが、ラストでどんでんがえしがあります。 結果オーライの短編。 『ちょうちょう』 ラーメン店を開店した店長と、店員たちの人間模様や谷あり山ありのドラマ。 悪い客に、ネットで中傷記事を書かれてしまい、客足が遠のいていくというハプニングがあり、 最後まで気になる展開です。短編ですが、ラーメンでいえば、麺はコシが強いこってり系です。 『バルタン最後の日』 バルタンとなづけられたザリガニの視点で、ひと家族の事情やいろんな思いが語られます。 教科書に載せるか、宮崎駿監督あたりにアニメ化して欲しい名短編です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上手な作家さん、すばらしい作品はあまたある。元気な時にはそういう作品を読もう。 この本はそれほど期待していなかったが、読んでいるうちにすーっと心の中に入り込んで、じわじわと心をいやしてくれる。 自分が忘れていたこと、知らずに傷付き、傷付けていた親子関係。さりげない筆致の中に、人と人の摩擦や隠されていた秘密、ダメ人間の弱さと素晴らしさを気づかせてくれる。 思わずわーっと泣き伏し、許しを請いたい衝動に駆られて、時々本を置き、胸の内をそっとなでまわしてみる。 疲れて気が弱くなっているような、そんなときにこの本を読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ななつのこ」など、日常の謎をさわやかに書き綴っている印象のある加納朋子さんが、家族や生と死といった重くなりがちなテーマを盛り込んで書いた短編集。 表題作「モノレールねこ」は庭に現れたでぶっちょの野良猫を通じた奇妙な文通を描いた作品。ラストでサトルがタカキに仕掛ける行為が個人的には大好き。 「シンデレラのお城」は偽装結婚した相手の男性には、目には見えない婚約者がいたというお話。奇妙な同居生活をつづける中、彼女は自分が抱えていた傷に再度向き合っていく。ラストのちょっとしたどんでん返しが効果的。 どの作品も死に接したときの優しい視点が加納朋子さんらしいなぁ……と思ってしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は作者得意の連作短編ではなく、8編のそれぞれ独立した短編からなり、その構成の点から見て『沙羅は和子の名を呼ぶ』が従来の作品群の中でもっとも近く、オカルト話を数編交えている点でも雰囲気もかなり近い。『沙羅は〜』と異なるのは、本書はミステリー作品集ではないという点ぐらいか。 ただ、『沙羅は〜』に較べて本書は暖かみのある作品が多い点、ずっといいと思う。 本書に登場するのは人間だけでなく、ねこもいれば犬もいるし、最終話では何とザリガニが主役を張っている(笑い)。 皆、それぞれに一生懸命生きていて、時には自分を励ましながら、また時には自分をも騙しながら、涙をこらえ無理に笑顔をつくり、そうしてけなげに頑張っている人(と一部動物)たちの物語ばかりで、どの話もそれぞれにせつなく優しい。 その中で好きなのが、ダメオヤジの話に終始する『ポトスの樹』。 子供のこづかいや給食費をちょろまかし、ラジコン・カーは壊す、遊び相手になれば手加減知らずでケガばかりさせ、子供が川でおぼれかけていても助けようともしない、そんなオヤジに対する恨み辛みのエピソードが延々語られるのだが、それが何となく(他人事だからか)楽しげでに見え、最後に一発逆転というのも痛快。 よくよく思い返してみれば、本書の中で純然たるハッピー・エンドはこの話と『パズルの中の犬』だけで、自分はつくづくハッピー・エンドが好きなんだなと思う。 なお、「まさかこの歳になって、ザリガニの話で泣くなんて思いもしなかった。」との巻末解説は、本書を売らんがために大げさに書かれたものであざとさを感じる。いくら何でもそれはないだろう。 ただ、泣きはしなくても、あっさりと潔いエンディングはいいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
モノレールねこ/パズルの中の犬/マイ・フーリッシュ・アンクル/シンデレラのお城/セイムタイム・ネクストイヤー/ちょうちょう/ポトスの樹/バルタン最期の日 を収録した短編集です。帯や解説にもありますが、まさかと思いながらザリガニの最期に涙します。 「家族」ってものを意識せざるを得ないエピソードばかり。家族を得ようとする人、家族間の過去の溝を埋めた人、家族じゃなくても傍にいようとした人、ニセモノでも家族だった人、家族の影を追いかけた人、家族的なチームを手にした人、新しい家族のおかげで不信感をぬぐえた人、家族のために命を落とす者。 きっと、自分の家族のことを思い出したら、泣き笑いせずにはいられないのです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!