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白骨の語り部-作家六波羅一輝の推理-
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白骨の語り部-作家六波羅一輝の推理-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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著者の作品はデビュー作では感銘を受けましたが、 その後は蘊蓄を語り続けるだけだったり、 ノリと冗談だけの作品も多く、 残念に感じることが続いていました。 本作は、赤川次郎を彷彿とさせる お色気をやんわりと感じさせる場面を入れつつ、 やや無理矢理な展開ながらも 真面目にミステリとして話が進んでいきます。 さすがの筆力、読むのが止まらなくなりました。 『遠野物語』の舞台での事件なので、 そのあたりの蘊蓄がもうちょっと語られるかと期待しましたが、 本作はミステリが中心でした。 テレビドラマ化されたそうですが、 まさしく二時間番組にふさわしい筋立てで、 その辺も意識されたのかもしれません。 トリックについては評者にすら思いつくものでしたが、 それはそれとして、 そこに係わる人情の機微がやや浅く感じました。 いや、普通の人はあんなふうになりませんって。 ただ、出版が 2006年、18年も前の作品で、 障碍者や LGBT に触れる場面が描かれていることには 先駆的であるように感じられました。 読んでいる間は楽しかったのですが、 読み直してみたいと思えなかったのは残念でした。 気分転換には良い一冊になると思います。 | ||||
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この著者はいつものことだが提示される謎が不可解で大いにチャレンジングである。 が、百難を排して無理筋な、「ありきたりの」『真相』に至るというのがパターン。 今回も、昨日までいた人の一年以上前の白骨死体が見つかるというなかなかの謎。 に一番ありそうな解決案になかなか誰も気づかない。 きづいてみれば、実は限りなくありそうにない状況が無視されている。 人情も、人間の認識力の鋭敏さも無視してのムリヤリこじつけ。(プロ作家ならこじつけにならないように状況設定するものだが、そういう配慮はない。) 安定の鯨統一郎クオリティ | ||||
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鯨氏がCノベルスから出したお手軽トラベルミステリー趣向の長編作品。 マイナーなノベルスということで、当然あまり力の入った作品ではない。 2時間サスペンスのような手垢の付いた展開と、昨日まで生きていた人物が白骨で発見された!という不可能トリックはなかなか掴みとしては効果的だが、そのトリックははっきり言ってミステリー好きなら誰でも最初に考えるネタそのままである。 遠野伝説を絡めているのが売りだが、あまり内容とはうまく絡んでないような。 ノベルス媒体の鯨作品で傑作を期待するほうがおかしいのであるが、それなりに退屈せずに読ませる程度には仕上がっている。その意味ではノベルス媒体の鯨作品らしい作品と言える。 | ||||
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新書並みです 大満足です DSでも最新版が何処よりも格安でした。 | ||||
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なんだか、10分見ただけで犯人がわかってしまう2時間サスペンスみたいでした…。元気と若さと酒だけがとりえの頭の軽そうな女編集者も、テレビを見ているよう…。本格好きな読者には簡単すぎるトリック、ちょっとがっかりでした…。舞台はいいんですが、底が浅い…。 | ||||
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「いつ面白くなるんだろう?」と思いながら読んでいたのですが…… 何度も楽しませてもらった作家さんだけに、本当に同じ人間が書いた話なのか? という疑問を感じるほどの、この手ごたえの無さ。残念です。 要素のひとつひとつだけ見れば、いかにも「鯨」と思えないこともないのですが…… 最後の最後まで、トリックと呼べるほどのトリックも無く、ミステリーファンならずとも当たり前に思いつくような仕掛けにいつまでもいつまでも気づかない主人公たちに対して、イライラしっぱなし。 読み終えて、残ったものは、ストレスだけでした。 デビューからの鯨好きとしては、正直「なかったこと」にしてしまいたい一編です。 | ||||
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奇をてらうことが多いこの作者にしては、まともというか、正統派な内容でした。 ライトノベル的な男女の描写や、観光地を舞台にしたことなど、2時間ドラマ化でも狙ってるのかな(笑) 個人的には、真犯人が見つかった後の、最後の一ひねりが印象に残りました。ちょっと、『ミステリアス学園』の一節を思い出しましたね。 それにしてもこの人の描く美人は、酒豪揃いだなぁ… | ||||
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メインのストーリは良いと思うのですが、本編中メインに関する割合が3割もないと思う。 あとは無駄、無意味な内容。 その無駄部分を省けば、もう少し面白くなると思う。 | ||||
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もっと本筋に集中すればよいのに、無駄な表現が多すぎるかもしれない。遠野に舞台を設定したのであれば、もっとそこを強調しても良いはず。無駄な固有名詞(今回はトヨタ車)に意味がなく、ただうるさく聞こえる。実力があるだけに残念な内容だと思う。 | ||||
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失礼な話、鯨作のものは強引であったりジョークだったり正統とは言い難い作品がある中、これは正統・王道。 そしてこれは今後続くであろうし続いて欲しいと期待する作品。 デビュー以来、書くことができなくなった六波羅一輝が出会った白骨死体。 コンピュータを前にすると意識が飛び、答えだけが残り意識が戻る。 ユニークな推理形態。 単純に言えば、推理をぶっ飛ばし結論が先に出てるわけだけど、こういう形は面白い。 鯨作品は他の作品とどこかで繋がっているのも魅力の一つですが、 この作品は、文章魔界道ですね。 このシリアス作品があのジョーク作品と繋がるとはww | ||||
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この作者の本を読むのは初めてだが、よくこんなレベルの作品を出すものだと感じた。 「普通なら最初に考えつくだろうが」という身元に関するトリックや、 必然性のかけらも感じられない主人公と女性編集者のどたばた、 犯人特定や動機解明の論理的な説明のない無意識状態の自動書記での解決、 どこをとっても薄っぺらでチープとしか言い様がなく、はっきり言って 「金返せ!」が正直な感想。 こんなレベルの作品を受け取る担当編集者の程度にもあきれる。 星0の評価がないのでしかたなく1個 | ||||
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