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白骨の語り部-作家六波羅一輝の推理-



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白骨の語り部-作家六波羅一輝の推理-の評価: 2.91/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

安定した筆力でのミステリー

著者の作品はデビュー作では感銘を受けましたが、
その後は蘊蓄を語り続けるだけだったり、
ノリと冗談だけの作品も多く、
残念に感じることが続いていました。

本作は、赤川次郎を彷彿とさせる
お色気をやんわりと感じさせる場面を入れつつ、
やや無理矢理な展開ながらも
真面目にミステリとして話が進んでいきます。
さすがの筆力、読むのが止まらなくなりました。

『遠野物語』の舞台での事件なので、
そのあたりの蘊蓄がもうちょっと語られるかと期待しましたが、
本作はミステリが中心でした。
テレビドラマ化されたそうですが、
まさしく二時間番組にふさわしい筋立てで、
その辺も意識されたのかもしれません。

トリックについては評者にすら思いつくものでしたが、
それはそれとして、
そこに係わる人情の機微がやや浅く感じました。
いや、普通の人はあんなふうになりませんって。
ただ、出版が 2006年、18年も前の作品で、
障碍者や LGBT に触れる場面が描かれていることには
先駆的であるように感じられました。

読んでいる間は楽しかったのですが、
読み直してみたいと思えなかったのは残念でした。
気分転換には良い一冊になると思います。
白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)より
4122052149
No.3:
(5pt)

古本とは思えない綺麗さ  

新書並みです 大満足です DSでも最新版が何処よりも格安でした。
白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)より
4122052149
No.2:
(5pt)

ラストのもう一ひねりが新鮮でした

奇をてらうことが多いこの作者にしては、まともというか、正統派な内容でした。
ライトノベル的な男女の描写や、観光地を舞台にしたことなど、2時間ドラマ化でも狙ってるのかな(笑)
個人的には、真犯人が見つかった後の、最後の一ひねりが印象に残りました。ちょっと、『ミステリアス学園』の一節を思い出しましたね。
それにしてもこの人の描く美人は、酒豪揃いだなぁ…
白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)より
4122052149
No.1:
(5pt)

正統な推理モノ

失礼な話、鯨作のものは強引であったりジョークだったり正統とは言い難い作品がある中、これは正統・王道。
そしてこれは今後続くであろうし続いて欲しいと期待する作品。
デビュー以来、書くことができなくなった六波羅一輝が出会った白骨死体。
コンピュータを前にすると意識が飛び、答えだけが残り意識が戻る。
ユニークな推理形態。
単純に言えば、推理をぶっ飛ばし結論が先に出てるわけだけど、こういう形は面白い。
鯨作品は他の作品とどこかで繋がっているのも魅力の一つですが、
この作品は、文章魔界道ですね。
このシリアス作品があのジョーク作品と繋がるとはww
白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:白骨の語り部 - 作家六波羅一輝の推理 (中公文庫)より
4122052149

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