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BOX!



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【この小説が収録されている参考書籍】
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BOX!の評価: 4.50/5点 レビュー 307件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全307件 281~300 15/16ページ
No.27:
(3pt)

ボクシングをテーマするとは、着眼点が良いですね。

『一瞬の風になれ』『サクリファイス』…、などなどスポーツものは、読む方まで熱くさせてくれます。
さて、ボックス!は、高校ボクシング部が舞台。
アマチュアボクシングって、よく知らないし、どうなのかと思いましたが、とても評判の一冊なので楽しみにしていました。
努力型カメと、天才型ウサギ。どちらが最後は勝つでしょう・・・って、ありがちなパターンかと思ったら、ウサギも途中から改心して努力するようになるんですね。
一気読み、確かに面白い。
構成作家の著者、読者サービスのようなシーンもあり、やや無駄なページが多々有。
ぐっと絞って編集をされると更に読みやすくなったかも。
登場人物のキャラクターが定番過ぎるのですが、まあ、これも仕方ないか・・・。
作者の女教師像が・耀子なのかなあ。同性から見ると嫌な女の部分もあり。
なので、彼女のその後の回想記の様に描かれるエピローグは不要だと感じました。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.26:
(5pt)

爽やかな熱さのある青春小説です。

世の中の大半の方は、プロボクシングの試合をTVで観たことはあれど
アマチュアボクシングの試合は観たことはなく、あまりご存じないでしょう。
私もそうです。
アマチュアボクシングってこういうものなんだ・・・という発見と
ボクシングに情熱を傾ける少年たち、特に主要登場人物、三人三様の熱さ、必死さは
この少年たちの身内にでもなって気持ちで入り込めました。
顧問の先生たち、マネージャーの少女、脇を固める登場人物も生き生きしていて魅力的です。
楽しく、熱く、爽やか。
オススメの1冊です。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.25:
(4pt)

かけがいのない人達との出会い

 電車の中で不良グループにからまれる高校教師・耀子。それを救ったのは風のようなボクシング少年・鏑矢義平。彼は燿子の勤務する高校の生徒だった・・・・。よくある導入部の展開である。だが、わかっていても惹き付けられる冒頭のプロローグ。本書は作者の出身である大阪が舞台である。私のような関西人にとっては、リアリティな関西弁がとても心地よい。地名、駅名も現実のもので、何やら小説がノンフィクションのように思えた。登場人物に感情移入してしまったのはそのせいもあるだろう。関東の読者にはその方言のやりとりがきっと新鮮に映ると思う。
 
 鏑矢の幼なじみで親友の木樽優紀。スポーツ万能の鏑矢と違い、成績優秀だがスポーツは苦手。中学時代には不良グループにいじめられたこともあった。ある時、クラスメートの女生徒と一緒に買い物中、中学時代の不良グループに出会い、女生徒の前で恥をかかされ、屈辱を味あう。そして優紀は、母と教師の反対を押し切り友人・鏑矢のいるボクシング部に入部することを決意する。
 
 
 月日がたち、幾多の試練の元、もう昔の弱ったらしい優紀ではなくなっていた。
 
 やがて彼は、幼なじみで天才ボクサーの鏑矢とリングの上で対峙することになる・・・・。
 そして、それは優紀が望んだことだった。
 
 そこまでは想像できた。結果も想像できた。だが、その先の展開をどうするのだろうと興味津々でワクワクしながら一気に読んでしまった。結果は非常に練られた構成である。
  優紀の教師・燿子への恋
  燿子の鏑矢に対する説明できない気持ち
  二人の友情は・・・・。
 
 
 そして高校NO.1ボクサー稲村を倒すのは優紀か鏑矢か?とにかく早く一刻も早く、エピローグに辿り着きたい、結末が知りたいと思わせる作品である。
 
 また、才能が傑出した者たちだけを賛美するのではなく、ボクシングを通じて一生懸命努力することの素晴らしさを訴えている。15歳から17歳の多感な時の3年間。大人になってからの3年間とは段違いの日々なのだ。この多感な時期に彼らはいろいろな「出会い」をする。
 将来の方向を決めることに影響を受ける人との出会い
 かけがいのない愛する人と出会い
 忘れられない恩師との出会い
 一生付き合っていくことになる友人との出会い
 
 この時期に出会った人々が、いまの自分自身を創っていることに、大人になってから気付いたりする。彼らの3年間はまさにその通りだったろう、と確信を持って言えるのだ。
 作者はボクシングを通じて「出会い」の素晴らしさ、重要さを気付かせてくれる。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.24:
(5pt)

ボクシングをやったことがない人にも読みやすい作品

天性のボクシングセンスを持つ鏑矢と、中学時代いじめにあっていて運動が苦手な木樽、親友の二人がボクシングを通じて成長していく様子が丁寧に描かれていて、500ページ超の長編を一気に読んだ。友情、挫折、恋心、真剣勝負、感動とまさに青春小説の定番と言える作品で、ボクシングをやったことがない人にも分かるよう、ルールやパンチの種類、ガードの方法がきちんと説明されていたのもよかったと思う。単に努力すれば強くなれるというだけでなく、勝ちたいという気持ちの強さや負けることの恐さ、恐怖心を克服する力など、ボクシングの醍醐味も満載で最後まで飽きずに読むことができた。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.23:
(5pt)

映像化してほしい魅力的なスポーツエンタメ

ボクシングを扱った小説や漫画は数多くあるが、アマチュアボクシングをまっとうな形で取り上げた作品は少ない(『リングにかけろ』も一応アマチュアボクシング漫画だったが・・・)。
それはたぶん、プロボクシングと比べると非常にマイナーであり、またRSC(レフェリーストップコンテスト)ですぐに試合が止められることが多く、エキサイティングなKOシーンが少ないためではないだろうか。
だがこの作品は、そうした地味なスポーツの面白さを引き出すことに成功し、その結果、見事に良質なエンターテインメントとなっている。
主人公・木樽と鏑矢の関係は「はじめの一歩」における、一歩と宮田の関係にも比すことができる。のろまな亀・木樽と天才肌・鏑矢という二人の大阪高校生が織り成すドラマは涙あり笑いありで飽きさせない。
他の脇役陣もキャラが立っていて魅力的。
こういう作品は、映画かドラマにしてみると面白いのではないか。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.22:
(5pt)

青春小説の最高峰!

同じ作者の『永遠のゼロ』も読んだが、その時は面白いのだがこじんまりまとまり過ぎている印象を受けたが、今作で作家として化けた気がする。元々読ませる力は抜群だが、今作は登場人物たちが作者に踊らされる事無く劇中を生きている。俗に言う「登場人物たちが勝手に動いてくれた」状態になっている。すべての青春小説の中でも最高レベルのすごい作品だと思う。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.21:
(5pt)

読み応え十分です☆

ボクシングが題材ということで、
マンガ的なノリの小説かなぁとは思っていましたが、
読んでいくうちに引き込まれました。
アマチュアボクシングの説明などはちょっとダレましたが、
後半あたりから止まらりませんでした。
で、どっちが強くてどっちが主役的なの?と
悩んでいましたが、最終的なオチには感動しました。
小説であまり泣かないほうですが、
中盤思わず涙するシーンもいくつかありました。
割と重厚感のある小説です。
是非一読してみてください。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.20:
(5pt)

あしたのジョー+はじめの一歩

 高校ボクシングの世界をみずみずしく描いた一冊。天才ボクサーである友人と宿命のライバルを背景に、努力型の主人公が着実に才能を開花させていく。縦糸と横糸が見事に織りなすタペストリー。異端のスポーツとしてのボクシング世界を、アマチュアボクシングとプロボクシングのルールの違いを踏まえて描きあげている。
 テレビの企画で、お笑いトリオ「ロバート」のメンバーがプロテストに挑戦するドキュメンタリーがあったが、過酷なトレーニングである。その過酷なトレーニングに、ストイックに取り組む主人公が非常に魅力的である。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.19:
(3pt)

テンポ良く読ませる本だが・・・

高校で英語を教える高津耀子は友人と乗った電車の中でマナーの悪い若者グループに絡まれた。それを救ったのは野球帽をかぶった少年であった。まるで風が吹き抜けるように・・・次の日学校で授業をしていた耀子は特進クラスの授業で風のような少年と一緒にいた木樽という生徒に気付く。
高校生のアマチュアボクシングを主題にした青春小説である。非常にテンポ良く物語が進み,ボクシングの危険性,スポーツとしての奥深さに感動させられた。しかし,あまりにも少年達の成長が早すぎるような気がしてならない。確かに高校の一年間というのは部活動をしている生徒にとって体つきが激変する時期があるのだが,1年間の話としては受け入れ難いものがある・・・そんな理屈どうでもいい!と思わせるくらいテンポ良く読ませる本ではあるとは思った。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.18:
(5pt)

高校生を主役に置いた、大人の為の小説

王様のブランチ「マッチョイ」で推薦されていたこの本。「ボクシング」「高校生」といった、私にとってあまり魅かれないテーマだな〜、と思い、中々手が付かなかったのだが、年末年始の休みで、手に取り、いくつものレビューにある通り、止まらず読了。
導入がいい。厚めの本は、導入の数ページで挫折したくなるものが多いが、導入の2ページで既に吸い込まれる。放送作家という、飽きっぽい観客を対象にしたTV映像の世界で生きてきた作者ならではなのか。
この本の読者の真の対象はいわゆる「青春まっさなか」世代ではないような気がする。
いくつもの挫折を繰り返し、才や努力の狭間の中で、負けることへの恐怖心が生存本能で染み付き、動けなくなった大人たちへの示唆が溢れているからだ。
中心となる高校生達を、多くの大人たちがそれぞれ過ごしてきた人生と価値観を元に囲み、
それぞれの思いで、彼らに対して行く。
「努力は才を超えるか?」「才とは何か?」「情熱の源泉は?」そうした、様々な問いに対しての様々な答えをストーリーの中で見せていくこの本。
リミットを超える瞬間を求め、情熱を取り戻す喜びを、是非体感して欲しい。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.17:
(4pt)

アマチュアボクシングは科学的なスポーツなんだ

ある分野の初心者がその世界のルールや技術を一つ一つ学びながら成長し、読者もその主人公とともに、その世界にいざなわれる、という定番的な構成の物語。
その意味では『神の雫』のようなといったらいいか、またスポーツのリアルな薀蓄の成長ものとしては、「おおきく振りかぶって」に似ているといったらいいか。その薀蓄には、ボクシングという格闘技に対する野蛮さという印象を払拭するだけの力がある。
また、努力型の主人公に対して、天才肌の親友で将来のライバル、二人を見守る魅力的な年上の女性、挫折経験のあるコーチ、そして圧倒的な力を持つ敵役など、基本に忠実に人物が配され、物語が展開していく。女性の造形が多少弱いのと、葛藤の書き込みが少々さっぱりしすぎているきらいがあるが、とても楽しく読めた。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.16:
(2pt)

アルゲリョ、デュランの名がなつかしい

 自転車のロードレースの『サクリファイス』、駅伝の『冬
の喝采』それに高校ボクシング部を舞台にした本書と、
今年はスポーツを素材にした創作が多かった気がしま
す。その中では、本書が一番面白かったかな。
 作者は平易な言葉で、天才型の鏑谷と努力を積み上
げる優希、親友ふたりの成長を対照させながら、最後は
共通のライバルである無敗選手との対決で盛り上げて
いきます。
 読み終えてまず感じるのは、勝つということの尊さ、そ
して素晴らしさでした。三年間で一勝も挙げられぬ選手
の勝利を祈りながら、顧問の沢木先生はこうも言います。
「しかしボクシングをする奴はみんな勝つために必死で
トレーニング積んでますからね。勝利の女神もそういう
のを見ると、どちらか一方に微笑むわけにはいかんでし
ょう」。また、優希とライバルとの死闘の後にはこう言い
ます。「ボクシングは―アスリート競技やないということ
でしょう。数値で争えるものではないということです。私
は今日、ボクシングの恐ろしさをまざまざと見せつけら
れた思いです」と。
 そして、試合に勝ちながらもハードパンチャー故に指
の骨折が常態化し、結局選手生命を縮めてしまう鏑谷
には、この競技の奥の深さを感じました。広い意味では
スポ根ものなのでしょうが、それを超える何かがありま
した。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.15:
(5pt)

文句無しの面白さ!

 とにかく面白い!特にボクシングのテクニックや練習についての描写が事細かく、丁寧に書かれている様子は圧巻である。ここまでキッチリ描き切っている小説を私は知らない。
 
 主人公の優等生が、運動神経抜群の幼馴染に誘われて、そしてラストまで駆け抜けていく様も見事である。
 オープニングの出足も綺麗に仕上がっている。隙のない作品であり、感動した。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.14:
(4pt)

とにかく一気読み!

とにかく一気読み。購入から3日間で読みました。それも睡眠時間を削って。それくらい読みやすく、登場人物もいい奴らで、清々しい作品でした。たたなぜ、星5つにしなかったのか。それは私がへそ曲がりなせいもあるかもしれませんが、意外とここぞという場面があっさりと描写されているところ。マネージャーの死。対決シーン。優紀くんの強さなど、もっと書き込めたかなと。また「スラムダンク」とか「一瞬の風になれ」とキャラや設定がかぶる点。この物語では鏑矢は第三者的な視点で描かれ、心理描写が一切ないのもちょっと。それと目次の最終章の小見出しが「惨劇」となっていて誰かがやられるのか。じゃあハッピーエンドにならないのと思ってしまう点。ひょっとしたら準決勝で鏑矢が稲村にボコボコにやられ、再起不能、それを優紀が雪辱する、なんて思ってしまいました。でも重い物語が嫌、そんなの読む気が知れないと思ってる私みたいな人にはとても楽しめる小説でした。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
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No.13:
(5pt)

熱くたぎるボクシング小説である

ボクシングの魅力が存分に楽しめる一冊である。
二人の主人公は苦闘につまずきながらもボクシングを通して人間的に逞しく成長し様々な
壁を乗り越えていく。彼らの苦難を巧みな心理描写で表現している。
実在するプロ選手を引き合いに出しボクシングファンをにやりとさせるシーンも
随所に盛り込まれている。
実際にボクシングを体験した者もうならせる通好みの小説である。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
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No.12:
(5pt)

読み出したら止まらない・・・

面白かったです!ちょっとずつ読むつもりが、
読み始めたら止まらなくなってしまいました。
初めは本の厚みにたじろぎましたが、
ボクシング用語意外は変に難しい言葉や表現も無く
どんどん読み進めることが出来るので、
気にならなくなりました。
幅広い世代で読める良書だと思います。
読んで心が熱くなる感覚を久しぶりに味わいました。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.11:
(5pt)

図書館で借りて二日間(3時間半)で読了

王様のブランチの評判で予約し、11月6日読了。東海道線、品川−茅ヶ崎間二往復。ページをめくる手が止まりませんでした。次作にも期待。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.10:
(4pt)

おもしろいおもしろい

「高校生スポーツドラマの高校生編。」と思って読み出したら、後半(全体の2/3)ぐらいで、異様に緊迫感が高まる。
前半はキャラクターやボクシングの説明が多く、このまま流れたら「ダイブ」と似たパターンか、と思っていたのですが、主人公の一人の木樽の初勝利前後で、非常に緊迫感がたかまり、以降は一気に読んでしまいました。欲を言えば、好敵手役の稲村も、いろんな背景を描いてほしいかったです。
買って損はありません。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345
No.9:
(5pt)

名作マンガ「ピンポン」と「柔道部物語」をあわせて読んだ感じ

松本大洋の卓球マンガ「ピンポン」と小林まことの柔道部マンガ「柔道部物語」をあわせて一気に読んだ感じとでもいうのが読了した感想。
鏑矢:ピンポンのペコ 天才型、ときに脆い。劇的な復活をとげる。
木樽:ピンポンのスマイル 努力型
沢木監督:柔道部物語の五十嵐先生 かつての名プレーヤ。生徒の自主性に任せていたが、ある点を期に熱血指導監督に変わる。
青春小説の王道をいっており、600ページが瞬く間に読み終わった。ラストに向かうところはなんか密度が急に下がった感じだ。800ページくらいになってもよかったのでラストも濃縮に書いてほしかった。
 もし映画化されたら鏑矢君は三浦春馬くんにやってほしいな。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
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No.8:
(5pt)

カタルシスは訪れない。

 ユウとカブ、ふたりの少年の成長を描いたボクシング巨編。
 元いじめられっ子だったが、ボクシングに出会い少しづつ強くなっていくユウ。
ピカイチの才能を持ちながら、肝腎なところで優勝できないカブ。
ふたりの前に立ちふさがる怪物・稲村。
 ユウもカブもあえて稲村のいる階級ライト級にエントリーし、まっこうから
挑んで行く。
 ユウとカブだけでなく恵美須高校ボクシング部全員の成長が、心を温かくする。
そして、ユウを育てる沢木監督、カブを育てる曽我部トレーナーの熱い思い。
 ユウvsカブ、ユウvs稲村、カブvs稲村、この三戦は圧巻だった。
全585ページの長編ながら、ここまで緊張感をもって一気に描き上げている。
 しかし、ラストで失速した。
戦いを乗り越えたユウとカブが、この後どう生きていくのか。
さらなる感動でカタルシスを味わえるものと期待していただけに、ラストで肩透かし
をくらった。ここまで盛り上げておいて、このラストは無いでしょう(怒)。
どうせなら、最後まで緊張感をもって描き上げて欲しかった。
 とても残念だったが、それでもこの作品の評価を大きく損なうものではない。
ボックス!Amazon書評・レビュー:ボックス!より
4778311345

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