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BOX!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全312件 221~240 12/16ページ
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上巻の帯には「スポーツ青春小説の最高傑作」、下巻の帯には「興奮に次ぐ興奮、そして感動の結末」と。 その言葉に違わぬ抜群の臨場感と、百田氏の持ち味である微妙な心理描写が光る。 文句なしの名作である。 さすがとしか言いようがない。 ボクシングの専門用語が多用されているので、一見、読みにくそうに思うが、そうではない。 まるでリングサイドに陣取って、登場人物と一緒になって試合を見ているような、熱気まで共有できるほどの描写力なのだ。 さらに、いわゆる「キャラが立つ」とでも言うのだろうか。 主人公の鏑矢と木樽、ボクシング部顧問で教師の耀子、マネージャーの丸野、監督・沢木、鏑矢と木樽の共通のライバル・稲村……。 どの人物をとっても、その性格から表情までが生き生きと浮かんでくるようだ。 一人一人の人物が懸命に「ああ、生きてるな」と感じさせる魅力あふれるキャラなのだ。 読んでいる最中の興奮、読後の余韻も深く、鏑矢が、木樽が、耀子が、自分の実人生で出会った人のように、なつかしく愛しい。 温かい「何か」がいまだに心の中に残っている。 宝のような素晴らしい作品を世に送り出してくれた百田氏に深く感謝している。 | ||||
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いやあ、面白かった。久しぶりに読むのが楽しくてやめられない作品でした。 関西で長く生活した私にとっては、関西らしさが活き活きと描かれており、「こんなだよな」と笑いつつ、時には熱くなり、時には涙して引き込まれ、自らが登場人物の一人のような気持ちで読みました。 DVDを借りて映画も観ましたが、ちょっとストーリーが違っていて、個人的には原作の方がいいかなと感じました。とてもいい作品ですぐにでも読み返したい作品です。 | ||||
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「永遠のゼロ」の次に読みましたがまた一気読みでした。 切れのあるジャブのような伏線とストレートな心理描写、 軽やかに予想をかわしながら胸元に迫るスピード感あふれる展開、 そして最終章へとなだれ込む怒涛の波状攻撃の後、 最後はクロスカウンターで沈められました。 まさに作品とテーマが渾然一体となった傑作です。 | ||||
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「永遠のゼロ」の次に読みましたが、また約600ページを一気読みでした。 切れのあるジャブのような伏線とストレートな心理描写、 予想をギリギリでかわしながら胸元に迫るスピード感あふれる展開、 そして最終章へなだれ込む怒涛の波状攻撃の後、 最後はクロスカウンターで沈められました。 まさに作品がボクシングと渾然一体となったような傑作です。 とにかくボクシングの試合の描写に躍動感があり、 紙面に映像が浮かぶようで、文字通り手に汗を握りながら読みました。 少し青臭くも青春のエネルギーがほとばしる世界に身をゆだねた読後感は爽やかでした。 | ||||
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こちらを手に取りました。 永遠の0で作者への期待がMAXだっただけに、少し不満がありました。 正直400pぐらいでまとまる話をグダグダと引き伸ばしてるように思います。 話自体は面白かったですが、話しに引き込まれることはなかったかな | ||||
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天才的なボクシングセンスの持ち主。 幼馴染のいじめられっ子。 弱小のボクシング部。 強豪校のライバル。 元ボクサーの監督。 設定もそうだけれど、 ストーリーも話の筋だけを追ってしまうと「よくあるヤツだよね」というカンジ。 もっと言えば、設定からほとんど展開がイメージできてしまう。 けれども、グイグイ読まされて、 電車の中で泣いてしまった。 この作者、やっぱりすごい。。。 映画も勝手に「つまんなそう」と思ってたけれど、 ちょっと観たくなりました。 | ||||
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高校、スポーツ、男の友情、ヒロイン(女教師の耀子)が設定されているよくある定番ものですが、これははまりました。下巻もありますが3日で一気に読み終わりました。 ボクシング(とくに高校生の)については詳しく知りませんが、ルールもわかりやすく説明されており、十分に理解して読めます。 恋愛も深くは描かれていないので、それがよかったのかもしれません。男二人の友情と成長が中心ですが、最初はボクシングに否定的だった耀子の変化と成長も重要な役割をしめています。 | ||||
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(上巻) 高校ボクシングを通しての青春。 昔はスポーツ青春モノと言えば漫画が一般的であったが知らぬ間に小説の一ジャンルになったようだ。 最近読んだだけでも『武士道16/7/8』『風が強く吹いている』『サクリファイス』等々。積読にも10冊以上ある。 先達としては夢枕獏がいるが、氏の作品はスポーツや青春の、そのまた先の【狂】を描いたものなので、かなり毛色が異なる。 さて本作であるが一言で言えば、まっすぐな青春。嫌な人物が殆ど出て来ず展開もほぼ予想通りにも拘わらず、 一気に読ませるのは著者の筆力のなせる技であろう。 下巻への期待大! (下巻) 一陣の風のように吹き抜けた青春の煌めき。 大阪を舞台にした小説を久しぶりに読んだ。登場する町の風景が鮮やかに浮かび上がる。 日頃、東京に住む人を羨ましいと思ったことはないが、いつもこんな風に小説を読んでいるのかと、ちょっと悔しくなる。 まあ関西者は幻想の都を知るとも言えるが… 読みながら主人公の方割れ鏑矢義平と、実在のボクサーであるカシアス内藤の姿が重なる。 ボクサーとしては優し過ぎたゆえ、最後まで完全燃焼し切れなかった内藤に比べ、鏑矢の夏は? 沢木耕太郎の『クレイになれなかった男』、『一瞬の夏』を再読したくなる。 | ||||
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少年ジャンプ連載のように「友情、努力、勝利」で、面白い。ベタといえばベタだが、面白い。評者的には「ゼロ」より面白かった。 | ||||
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アマとプロでは採点の仕方や戦いことがことなることが違うのやボクシングの専門用語を著者は良く調べたと思いますが、ボクシングをかじったことがある人間が読むと試合でのやりとりの矛盾点がどうしても気になってしまいました。 そこまで求めるのが無理なんでしょうけど・・・ | ||||
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文句なく面白いです!ボクシングをよく知らない方でも分かりやすく、経験者は、更に楽しく読めます!心理描写をここまで描けたボクシング小説は初めて読みました!また懐かしのライト級名王者が登場人物のモデルになってる所もファンを泣かせます! 鏑矢・・(石の拳の異名をとったロベルト・デュラン )木樽・・(ニカラグアの不沈艦と呼ばれたアレクシス・アルゲリョ )稲村・・(カルロス・オルチス )ただ・・僕も名前しか知らないオルチスは古過ぎ?多分、原案では稲村のイメージだとフリオ・セサール・チャベスだったと思うのですが・・老トレーナーの言葉・・という事を強調したくてオルチスに変更したのかも?ここはひねらなくても良かった気がします!他にもトーマス・ハーンズ崩れやナジーム・ハメドもどきも出てきて経験者・ファンも楽しめます!あと、ストレートやジャブ、コンビネーションブローの打ち方などの基本は正確です!良く取材したと思いました!ただラストのネタバレにつながると思ったのか?・・ 一つだけ大切な基本が抜けてました!パンチを当てる瞬間はしっかり拳を握らないと拳を痛めますよ!まぁ、細かい事は置いておいても、知らない方から経験者まで絶対に楽しめる作品である事は間違いないです! | ||||
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このところスポーツ小説ブームだと勝手に思っている。 同時に時代小説ブームだとも思っていて、共通していえるのは、どちらもわりに爽やか系だということ。 世間のドロドロに対して、どこかで救いを求めようとしたものだろうか。 boxには、あまり知られていないが、殴る、という意味もあって、そこからボクシングという言葉も生まれた。 この小説は、ぱっとしない高校のボクシング部を舞台に展開する、友情と成長と、それにもちろんボクシングの勝負の話である。 魅力的なスポーツ小説がいろいろある中でも、単純に面白さでいうなら、なかなかこれ以上のものはないと思う。 それはなぜかとつらつら思うに、もちろん作家の技量などもあるわけだが、 一つには物語の中で、競技そのものの魅力の占める割合がより高いせいではないか。 何しろボクシングは、実写映画の形でまたまた復活した『あしたのジョー』の例を引くまでもなく、 昔から物語になりやすいのだ。映画にも今や古典の「ロッキー」シリーズがある。 基本は殴り合いという、見ようによっては野蛮なものであって、しかしそれに人生を賭けるという「背負ったもの」の伝統がある。 実際ボクサーの人生は苦労しつつ這い上がって、というハングリーなものが多いようだ。 当然、描き方ではかなりドロドロするわけだし、ここでもその片鱗はあるのだが、 ドロドロを暗示しながらも、最終的にはこの作品らしい奔放な明るさで締める。 やはり最後は爽やか系のスポーツ小説である。 どちらかというと生々しいボクシングのドラマを、高校スポーツという土台をうまく作って、爽やかに仕上げた。 そこだと思う。 マンガのような小説が増え(けなしているわけではない)、 小説のようなマンガが増えているが(広がりという意味でこれは評価している)、 これもいかにもマンガ的な小説で、たとえばいろんな意味でボクシングマンガの『はじめの一歩』に似ている。 だが、ここには小説ならではのしたたかな計算があると思う。 爽やかさを支えるのに、中心人物の一人である耀子が若い女性教師、という設定が大きい。 ボクシングに素人にして若い柔軟性、感受性を備えており、若いボクサーたちに共感できる年齢でもあり、 そして教師として彼らを支え、かつ倫理的な部分で、ドロドロに流れない歯止めでもある。 物語の大半は彼女の視点から描かれるので、ボクシングとはまず謎であり、恐ろしいものとして始まるわけだが、 それがだんだん熱気と夢と可能性をはらんだものに姿を変えていく。 彼女がその魅力に惹かれ取りつかれていくように、読者ものめりこんでいくのである。 | ||||
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ストーリーは少年漫画風ですが、アマチュアボクシングをかなり詳細に書いているので、プロボクシングとは違った面白みがあるんだなと新鮮でした。 試合のシーンなど描写が上手くて引き込まれます。暗い部分が少ない物語なので読んでいて爽快な気分になれます。ストレスのたまらなない娯楽作品ですね。 | ||||
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読み終えてから数日経つというのに、思い返すといまだに熱いものが込み上げてきます。 全585ページもあるので、正直途中まではちょっと長いなーと思っていましたが、後半、主人公二人の関係が逆転するあたりから俄然面白くなり、最後は怒濤の一気読み。とにかく二人の友情がすばらしくて、それこそ魂が揺さぶられるような興奮を覚えました。 それと後から思えば、この本の長さは作者の良心なのかもしれません。ボクシングという競技を丁寧に解説しつつ、何より、主人公をそんなに簡単に成長させちゃいけないという自制も働いたんだと思います。 あと、ボクシングを全く知らない素人の女性教師を登場させたことがうまく効いてます。「ボクシングで頂点を極めるということは、ある種の狂気にとりつかれること。それが当人たちにとって本当に幸せなのだろうか…。」その視点があることで、物語がいっそう切なくなっています。 | ||||
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海外出張の飛行機の中、上下巻を一気に読みました。 泣きました。 現実味のある話の中で、最高にドラマチックな流れを描いて下さったと思いました。 決して、ご都合主義ではなく、「驚いた。だけど、それなら有り得る」という感想を何度も持ちながら読み進みました。 青春。未完成な中での最大限の努力。挫折。出会い。別れ。 色々なものを深く見せて下さったと思います。 また、ボクシングの事を知らない私にとって、とても親切な説明になっていた点も良かったと思います。 他の作品を読むのも楽しみです。 | ||||
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海外出張の飛行機の中、上下巻を一気に読みました。 泣きました。 現実味のある話の中で、最高にドラマチックな流れを描いて下さったと思いました。 決して、ご都合主義ではなく、「驚いた。だけど、それなら有り得る」という感想を何度も持ちながら読み進みました。 青春。未完成な中での最大限の努力。挫折。出会い。別れ。 色々なものを深く見せて下さったと思います。 また、ボクシングの事を知らない私にとって、とても親切な説明になっていた点も良かったと思います。 他の作品を読むのも楽しみです。 | ||||
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テンポがよく、一気に読まされる。 ボクシングの攻防の描写も目に浮かぶようなシーンが多く、 技術面ではよく研究されたのかと思う。 しかし、格闘技をやるのものに対して根本的な誤解がある。 格闘家は、仮に親友であっても、敵討ち的なことを期待はしない。 自分以外のものがリベンジをしても、なんの意味もない。 また、ガラス玉のような感情のない目の人間に、 よい選手など育てられはしない。 ちょっと拳を壊したくらいで、潔く引退してマナージャー? など、後半は違和感ばかりが残った。 文章もうまいとはとても言えない。 このあと同著者の『リング』を読もうと思っていたが、やめました。 | ||||
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百田尚樹作品の共通点は、読むとその世界のことをよく理解出来るということ。 分厚くとも読みやすいのでスラスラ読めてしまうこと。読みやすいけれども 決して薄っぺらな内容ではないということ。 今回は高校アマチュアボクシングが舞台。 天才の「鏑矢」と努力型の「木樽」という仲の良い同級生二人を軸に展開する。 ややありがちな設定ながら、丹念に描きこんでいることと、展開に関しては、 完全なありきたりではなく、ちょっとだけ(あくまでもちょっとだけ)読者の 読みをはずすタイミングが絶妙なので、次を続けて読みたいという欲求に駆ら れる。 ラストも絶妙で、読後感は爽やか。 ただ苦言を呈するならば、主人公を取り巻く人達が“良い人”ばかり過ぎかな。 『あしたのジョー』世代にはもうちょっとドロドロしたものが欲しい(笑)。 高校生が主人公なのだから、ちょっと過剰な要求かな(笑)。 | ||||
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まずは序章として青春スポーツものの定番的な天才と努力家、そこにヒロイン(先生)が加わっている。 天才と努力家が表面上はライバルではなく同じ学校の幼馴染という設定も少し変わっていて面白かった。 | ||||
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上とあわせての購入だったが以上にクライマックスにかけてのめりこんでいけた。 最後も完全に全てを書くのではなく余韻を残すというか楽しむような終わりかたでよかった。 | ||||
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