■スポンサードリンク
BOX!
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
BOX!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作を1度読むと、そのストーリー展開・登場人物に強い既視感を覚えてしまう。どこかでこのような物語を読んだ事があるような気がするのだ。 本作と1番似ていると思うのは、卓球漫画『ピンポン』である。本作の登場人物も、ストーリー展開も、ほぼ『ピンポン』をなぞっただけに思える。流石にエピローグだけは変えているようだが。天才型が1度戦線離脱→努力型が台頭→最終的には天才型勝利の展開がそっくりそのまんまである。登場人物についても、鏑矢=ペコ、木樽=スマイル、稲村=ドラゴン、沢木先生=小泉丈、曾我部=オババなのではないかと思うほど、描写が似ている。耀子だけは、恐らく『あしたのジョー』の白木葉子がモチーフではないだろうかと思うが。 他作品の模倣は措いておいても、本作の描写は余りにも淡々とし過ぎていて、山場もほとんどなく読んでいて退屈だった。あと、男キャラはやたら格好良く描かれているが、女キャラの描写が稚拙なのが目に付く。著者は女キャラを描くのが苦手のようだ。耀子の乳首が擦れる場面なんて青春小説には必要無いだろう。この辺りに著者の、作家としての「青臭さ」を感じる。 また、著者のボクシングの知識にも疑問符が付く。著者は、選手が自分から見て左側に回る事を「左回り」、右側に回る事を「右回り」と書いている。しかし、これは誤りである。ボクシングにおける「左回り」とは、「反時計回り」であり、右に回るのである。「右回り」は「時計回り」であり、左に回るのが正しいのである。ボクシングは西洋発祥だが、英語では左に回る事をclockwise(時計回り)と言うので、日本人のような間違いはしないだろう。ボクシングをやっている人間からすれば、基本中の基本なのだが、アマチュアボクシング経験者のはずの著者がこの事を知らないというのは、深刻な問題である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
松本大洋さんのZERO、ピンポンの丸パクリです、オマージュですらない。 この意見を否定したい方は2つの作品読んでみてください。 本家は傑作ですから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パクリぺてん師と判明した以上、もう本屋さんにも本棚にも並べないようにしましょう♪そしてこんな本は某アニソンのように「叩け…叩け…叩けぇ〜っ!」DEATHッ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただただつまらない。ご都合主義と予定調和の連続で、やまなくおちなくいみなく進行していく。何が面白いのこれ?の一言。 作者は本当にこれを出版する価値があると思っているのだろうか。本当に迷惑。 もう作家の看板は下ろして、自民党の殴り屋として大好きな沖縄いびりにでも専念されてはいかがでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
百田氏の小説を出版する事で莫大な利益を得ている出版社は、百田氏の「殉愛」にまつわる詐欺まがいの事実について、一切報道しません。 百田氏の本・百田氏の連載する雑誌を購入することは、百田氏に印税を渡すことになり、彼の悪事に加担するに等しい行為です。人としての良心があるなら、絶対に買ってはいけません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボックスのスペシャルインタビュー ○プロットパクリ編 松田 百田さんが作品に向かうときというのは、あるストーリーと言うか、全体の流れは見えた上で書かれているんですか? 百田 はい。一応オチまで見えてないと書けないので。『ボックス!』に関しては、ホントの意味で言うと「書きたい!」と思ったのは最後の2試合なんです。この2試合を書きたいがために、ずっと頭から書いてて。 <もともとプロットをパクっているから結末が決まっている。だから迷いがない。 ○ゴースト編 松田 だから、離れたところから見ていると「この作家は同じ人なんだろうか?」って思われちゃいますよね(笑)。 百田 自分でも、ときどき「僕のホームタウンはどこにあるのかな?」って思うときがありますよ(笑)。 松田 100年後に誰かが調べると「百田尚樹は同じ名前だけど、いろんな作家が描き分けてる"合同ペンネーム"じゃないか?」って言われそうですね。 百田 (笑)。だから自分でも不思議なくらい、どれも作品が違うなあと思いますね。 <合同ペンネームという鋭い指摘があるがそのとおりで、これ以降の作品も異常なまでに文体が異なる。これはゴーストを使っているか分業制で書いているか。しかし、百田自体は本の執筆に関与していない。殉愛では引用されているエゴイズムという曲の歌詞が誰が書いているのかも知らなかった。 ○パクリ編 百田 ただ、ストーリー展開に関して悩んだり苦しんだりしたことは、まだないですね 百田 もう30年以上もいろんなボクシングを見てきましたから、ボクシングの名選手をイメージしているところはありますね。 だから『ボックス!』を読んでいただくと、結構コアなボクシングファンはニヤッとするところがあるんです。 「これは、あの選手をモデルにしてるな」とか、実際にプロの名選手なんかもいっぱい出てきますから。 頭の中では対照的な2人として考えていて、鏑矢は私の中では70年代にいた、ライト級のロベルト・デュランというボクサーをイメージしてるんです。 百田 木樽のほうは、同じく70年代から80年代にかけて活躍したアレクシス・アルゲリョっていうボクサーをイメージしてます。 百田 ボクサーとしては、この3人に集約させて書いたところがあるんですけど、先輩部員たちがボクシングを始めた理由であるとか、ボクシングを続ける理由なんかについては、 いろいろ取材して高校生を見たり、あるいは30年前の同僚や先輩の姿を思い出して書いたところもありますから、それぞれ思い入れはありますよね。 <つまりストーリーにオリジナル性は全くなく、ピンポンをプロットにしてさまざまなエピソードをすべて剽窃ということになる。誰も気づかないけど耀子って明日のジョーの葉子のパクリだ。 ○金稼ぎテクニック1 原稿水増し編(不要な解説を長々と書いて原稿を水増しする)プリズム、風の中のマリアが顕著 百田 ですから、僕よりボクシングを知っている人にとっては、ひょっとしたらクドいかなって思うくらい「ボクシングとはどういうスポーツか?」というのを書き込んでいったら、あれだけの枚数になってました。 ○金稼ぎテクニック2 原稿水増し編(ストーリーを作りやすい。悪役を作って叩く。ゼロでは新聞記者とか捏造する。百田の被害者意識と自分がケンカを売っているのにも関わらず相手からケンカを売られたと認知バイアスがかかるのもこのころからはっきりしている。) 松田 『ボックス!』もそうですけど、百田さんの作品には"闘う物語"が多いですね。 百田 自分では気がつかなかったんですけど、それについては、いろんな人から指摘されます。 『永遠の0』も飛行機の闘いやし、『ボックス!』も闘い、 あとスズメバチもずっと闘い続けますから。 だから、それを人に言われて「ああ、ホントやなあ」と思って。 だから結構、闘うということが好きなのかもしれませんね、自分の中では。 松田 一番物語が構築しやすいっていう面もあるんですかね。 百田 そうですね。あえてキザな言い方すると、やっぱり人生は一種の長い闘いであって、目の前の敵、困難にぶつかっていくのが人生だと思っているところがありますから、そういう思いが先に出ているのかもしれませんね。 『影法師』にしても、闘いのシーンがすごく多くて。 ○金稼ぎテクニック3 自己犠牲で泣きのストーリーラインを作る でも鏑矢は、自分のためにはできないけれど、友人のためには頑張れる男だったんですよね。 このように他のプロットを下敷きにして、他人のエピソードから美味しいところをパクってちりばめ、解説で水増しして、へたくそなくどい文章でさらに水増しして、戦闘シーンと自己犠牲をいれたのが百田の駄文。以上から独創性も芸術性も価値も何もないことがスペシャルインタビューで明らかになる。百田の文章に感動することはない。もし感動したとしたら別の人が書いた誰かのストーリーなのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上だけで十分以上 作者の小説に対する姿勢が暴露され書いてることが作られたものとわかりつつも、読み手を馬鹿にした言論を耳にし残念で仕方ない。 作家はベラベラ低俗な発言をあらゆるところでしないほうが値打ち上がりますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・ピンポンに設定が酷似しているというレビューを見た上での読ませてもらった。 果たして結果は・・・、確かに設定が酷似している。ただ、これだけ似ていると ある考えに到った。「あえて」ではないか?つまり、ピンポンを知った上で、 自分に知見のあるボクシングでどこまで書けるのか挑戦してみたかったの ではないか。(「ピンポンを知らない現代の若者相手に一発当ててみよう」 などといったレベルの低いことを考える作者ではないだろう。) 読んだ結果、私はピンポンの方が好きだった。 ピンポンもボックスも「ヒーロー」をテーマにしていると思うのだが、 ピンポンはテーマの強調が明確で(=「ヒーロー」というセリフが何度も 出てくる)青春時代と相まってそれがストレートに響いてくる。 一度挫折したヒーローも見事に復活して戻ってくる。大会会場でペコを 迎えるスマイルの「遅いよ」のセリフはジンとくる。また、ヒーローの完全 復活の前に立ちはだかる最強のライバルは他でもないスマイル自身 である。ヒーロー復活のトリガにマネージャの死をもってくるあたり お涙頂戴の演出が上手い構成作家らしいが、ちょっと鼻につく。 やはり、幼馴染(アクマ)の身を呈した説得をトリガにしたピンポンの 方が青春をかける登場人物達にはマッチする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
モンスターと一緒に購入した。 「モンスター」よりさらにあまりに酷い作品、こんなものを読むくらいなら本など読まない。 悔しいことに話題に登っていた物であったから、いつかは盛り上がるのだろうと期待し最後まで読んでしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みだしてからすぐ、松本大洋さんの漫画「ピンポン」が浮かびました。 読み進めると本当にそっくり!「ピンポン」を読んでいなければきっと純粋に楽しめたでしょう。 一方は天才なのに努力をしない、負けを経験して競技をやめる、そこからのはいあがり。 もう一方は最初は幼馴染の天才にかなわなかったが、努力をし出して一気に才能を開花させる。 その二人の前に立ちはだかる大きな壁。 二人の直接対決、そして大きな壁との対決。 この構図もそっくりです。さすがにエピローグは変えてきましたが…。 百田直樹さんは「風の中のマリア」が非常におもしろく、独特の世界観があると思ったのですが、 この作品を読んで、ここまで既存の作品に似ていていいのかと思いました。 試合の描き方も漫画と小説では違うのでしょうが、こちらはあっさりしています。 大阪弁がリアルに描かれていて、大阪出身者としては嬉しい所。 おもしろいし、読ませるけれどやはり釈然としない作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中まで読んで松本大洋のピンポンぽいなーと思ったら、 何と最後まで85%,ピンポンのボクシング版でした。面白いはずです。 主人公の鏑矢が星野で、木樽が月本、ライバルのドラゴン役は稲本。 キャラクターまでもが上手に模Oされています。 前作ゼロに対しての壬生義士伝よりあからさまで、 読んでいると後半あまりの失望で寒気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鏑矢の内面にもっと突っ込んでほしかった。 天才がなぜ、復活したのか。 そしてラストの心境の変化に対して。 全てを、可能性が未知数な少年・青年期のせいにするのではなく、 もっと内面をえぐってほしかった。 ボクシングの練習だけではなく、そこをテーマに日常からのヒントをもっと 詰め込んでほしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の「永遠のゼロ」を読んで興味を持ち、BOX!も読んだ。 この作者のこだわりと思われる丁寧な取材に基づくリアリティあふれるディテールがちりばめられていると言う意味では作者としては会心作なのだろう。 ほかのレビュワーの方々は概ね好意的に本作を紹介おられるが、僕はテーマはオーソドックスであるがゆえに作家としてのストーリーの構成力やそもそもの文章力が問われた結果、ヘビーリーダーの御めがねにかなうレベルに達さなかった残念作、としか思われない。 「永遠のゼロ」や「風の中のマリア」でも丁寧で緻密な取材が売りだったけど、どちらもネタの独創性があった分、文章力は不問に付されていた。 こうした直球勝負のテーマではその力量不足があらわになってしまっている。これだったら森絵都の「ダイブ!」の方がはるかに秀作だよ。本作をほめている人でまだ読んでない人がいたら、是非「ダイブ!」をお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キャラ設定、ストーリー、結末、どれをとっても少年漫画を読んでいる感じでした。二人の少年がその後どうなったかというエピローグはとってつけた感じで不要な気がします。ただ、綿密に調べあげ、専門的な解説も多く、その点はとても面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自転車のロードレースの『サクリファイス』、駅伝の『冬 の喝采』それに高校ボクシング部を舞台にした本書と、 今年はスポーツを素材にした創作が多かった気がしま す。その中では、本書が一番面白かったかな。 作者は平易な言葉で、天才型の鏑谷と努力を積み上 げる優希、親友ふたりの成長を対照させながら、最後は 共通のライバルである無敗選手との対決で盛り上げて いきます。 読み終えてまず感じるのは、勝つということの尊さ、そ して素晴らしさでした。三年間で一勝も挙げられぬ選手 の勝利を祈りながら、顧問の沢木先生はこうも言います。 「しかしボクシングをする奴はみんな勝つために必死で トレーニング積んでますからね。勝利の女神もそういう のを見ると、どちらか一方に微笑むわけにはいかんでし ょう」。また、優希とライバルとの死闘の後にはこう言い ます。「ボクシングは―アスリート競技やないということ でしょう。数値で争えるものではないということです。私 は今日、ボクシングの恐ろしさをまざまざと見せつけら れた思いです」と。 そして、試合に勝ちながらもハードパンチャー故に指 の骨折が常態化し、結局選手生命を縮めてしまう鏑谷 には、この競技の奥の深さを感じました。広い意味では スポ根ものなのでしょうが、それを超える何かがありま した。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!