■スポンサードリンク
八日目の蝉
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
八日目の蝉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全325件 21~40 2/17ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
優しい気持ちになれます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画版を以前映画館で観て、再び映画を観て再び本作を読みました。 生きているという実感や空と木と大地の美しさを感じることができる小豆島の描写、淡々とした語り口ながら時に鋭く、時に少女の様に頼りなげで自分本意な希和子の語り口。壊れた家族、ヒステリックな母親という環境では自分の素を押し殺すしかなく自分と他社の間に線を引くように生きてきた恵里奈。 映画版でもそうですが、希和子の薫を想う母性が本当に美しく、愛情は血縁を超える事ができるんだな、こんなにも美しい愛情があるのかと涙が出ました。 罪を犯し生活が一変した希和子ですが、3年半という薫ると過ごした時間があったからこそ、それを宝物の様に胸に秘め、その後も生きていけているんだなと思いました。 恵里奈自身もまた、本当はずっと小豆島で希和子と居たかった。憎んでいたけれど、あの3年半があったから、愛された記憶があったから母性がきちんと育まれているのだと感じました。 人生に於いて大切な思い出を共有した人、例えあまり覚えていない幼少の頃であってもちゃんと胸に刻まれ、双方影響を受けながら生きているのだと。 私自身、親がヒステリックであり恵里菜の母親に近いところもあり、子供が居ますが希和子目線で読んでしまいました。 「八日目の蝉」の捉え方の描写が、恵里奈の心情により変わっていく(自分の誘拐された経験の受容)事が興味深かったです。 他の作品でもそうですが、角田さんははみ出してしまった、世間とうまか折り合いがつけられない女性のやるせない気持ちを描くのが本当に上手だなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の方たたみかけるように泣けました ずっしりと重いですが、やはり名作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全ての人にお薦めしたい小説。 家庭のある男性の子を宿しながら中絶した女が、その家庭の女の赤ちゃんを誘拐し、追っ手を逃れながらその娘に愛情を注いでいく。迫りくる警察の切迫感、追っ手を逃れるための機転、逃れた先の小豆島の人の温もりを感じる情景、血のつながりのない親からの無償の愛が、何年経ってもありありと浮かび上がってくる。 警察から逃げる描写も目が離せないが、見ず知らずの親子を受け入れる島の人の情、血がつながっていなくても全てを捨ててでも自分の人生を娘に捧げようとする親の愛に涙が止まらなくなる。 赤ちゃんの誘拐というほとんどの人に関係の無い事件の中の、全ての人に繋がりうる普遍的な親の愛情に心が温かくなる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これの元になった実際の事件というのを最近知りましたが、かなり小説の内容とは違います。発端部分も異なります。むしろあの事件からこの小説を紡ぎ出す筆者の才能と着眼点に脱帽するしかありません。 瀬戸内海の情景は映画の方が表現されてるかと思いきや、この文章を通じて浮かんでくる風景は暖かみがあるようで寒々とし、あの素朴さと隣り合わせの孤独な雰囲気がよく描写されています。人間の内面というのは一元的ではないんだなとつくづく思わされます。憎悪に始まったことでも情がどのように変化していくか、それは本人をも戸惑わせるほどに予測不能なことなのだと思います。人生は一度しかなく、子供が希望を抱く将来も、人それぞれに一度きりです。それを無責任に狂わせてしまう大人なり社会なりという存在はいったい何なんでしょう。 終盤の感情表現が直情的すぎると感じる向きもあると思いますが、そこに至るまでの流れを考えるなら、あれぐらいストレートで良いのではないかと感じました。少なくとも私は鳥肌が立つほど痺れました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感動できる作品が読みたいと思い、SNS上でお勧めされていたので読んでみました。 残念ながら私は登場人物たちに感情移入することができず、全く感動しませんでした。 最初から最後まで自業自得だし、愚かというのが正直な感想です。 世の中の人たちはこんなにも誰かに依存しないと生きていけないほど弱く、当たり前に不倫しているものなのでしょうか?この部分が私の感情移入を阻んでいます。 一方で、多くの人から高い評価を得ていることを考えると、私が異常でこの作品の登場人物たちが通常なのかもしれないという悲しい考えに至りました。 読書は色々な考えに気づかされる点が良いですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(ネタバレあり) 勧められて読みました。 凄く苦しかったけど、素晴らしい話で、最後まで夢中で読みました。 1日でも1秒でも長く薫ちゃんと一緒にいられる事を望みましたが、もちろんそんな訳にいきませんよね。 4歳で、ある日大好きな母親から急に引き離される子の気持ちを思うと、苦しくてたまらなくなります。最後、再会して欲しかったけど、やはり物語的には出来ないですよね。 でもこの後、ずっとずっとずーっと後に再会を果たして、時々行き来するような、穏やかで良好な関係を築けますようにと祈っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評判が良かったので購入。 映画も観ようかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供を産むと必然的にその子の親となりますが、その子を育てる為に必要なことも必然的に自然と身につくわけではなく、子育ての為に本当に必要なことはなんだろうかと考えるきっかけを与えてもらいました。 そして、今からでもキワコの八日目は報われて欲しいと願っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子どもと一緒にいるのが大変だったり、疲れたりした時によく読み返します。 子どものかわいさの描写が秀逸。 育児の喜びを追体験しながら読ませていただきました。 寝返り、ハイハイ、タッチ、そして自分の世界を作る土台はママ。 ママ、ママ、こわいよ。 娘のそんな時代を思い出しては涙。 私にとっては、どんな育児書よりも、教育の本よりも、育児の喜びを教えてもらったように思います。 娘が大きくなったら、一緒に小豆島に行きたいなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この「八日目の蝉」の読後感が今でも私の胸の内にあります。心のこのへんにとどまっています。私は瀬戸内の梅を見ながら育ちました。瀬戸内の海はやさしいんです。あったかいんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後少しはあったかい気持ちになれたが、やっぱり悲しい本。 男女関係って突き詰めれば性欲って。。。。虚しい。。。。と思わせられた。 でも根源的にはそこに突き動かされて生きている自分もいるのかなあ。反省。。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
逃亡する主人公の心境を考えるとハラハラします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画を先に観てしまったが故に、物語の結末の大筋が解っているので、読み進めるのがかなり辛い状況です。 私自身はこのような境遇で育った訳ではありませんが、想像を絶する虐待の中、幼児期、幼少期、少年期を私は過ごしているので、血が繋がっていなくても、私に見返りなしの愛情を注いでくれ、そのままの私を受け止め、受け入れてくれる養育者に私は育てられたかった、という想いと一緒に本書を読み進めています。 この書籍に出逢えて良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
お友達に勧められて読みたいと思い購入しました。 八日目の蝉と言うタイトルがなぜつけられたのか と不思議に思いながら読み進んでいくとその訳がわかり、なるほど、、と。 どうなっていくのかとハラハラしながらあっという間に読んでしまった一冊です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「その子は朝ごはんをまだ食べてないの」p359 最後の別れに叫んだのがこの言葉であることを知った時、涙が頬を伝わった。 50過ぎの男ですが本読んで泣いたのはいつぶりだろうか。 愛情と、濃密な時間の積み重ねが、親子の情を育むことがよく伝わってくる。 誰が悪いのかと言えば希和子に決まってるが、読者としてその逃亡過程を知り、薫への愛情を知ってしまうと、 決して悪だとは言えなくなる。そこに、人間の弱さ、深さ、理屈を超えた何かがある。 薫と希和子が小豆島で再会し、再び暮らせれば良いなあ。赤ちゃんも一緒に。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私自身も業の深い生命体ですので、おどおどしてる様や人生に対する後ろ向きな姿勢などが共感させられるものでした。 それでも命や人生は素晴らしいと言った基本スタンスが良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
永作博美さん井上真央さんの映画を観て原作を読みたくなり、購入! 映画も良かったが、原作もとても良かった!是非読んでみてください | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!