対岸の彼女

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対岸の彼女の評価:

4.24/5点 レビュー 357件。 A ランク

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平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

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全575件 541〜560 28/29ページ
No.35
(5pt)

女の仲間について焙り出した

女の友情は、あって無いようなものだと思う人生の所属した個所で繋ぐ友情であって、個人を尊重した友情ではないだから、この本を読んで正直「角田さんこんな事暴いちゃったかぁ」と思った物語は高校生と30代が交互に進む。故に、女の友情が高校生と人生経験を積んだ30代でどう変化するのか楽しみながら読めた。大人になって人間関係を旨く立ちまわるのは簡単だ。でも、そこに悩みを打ち明け、互いが信頼できる人間関係があると心強い。でも、女の友情には駆け引きがある。純粋な高校生にはない、夫や舅や子供など付加価値が増えるだけ、女は壁を作る。純粋な高校生が行きついた先30代が見出した結果最後の結末が気になって一気に読んだ。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.34
(5pt)

信じられる女友達って…

ひとりぼっちが怖い(友達がほしくてたまらない)ふたりの30代女性の日常や記憶が入れ子になって描かれた話。3歳の我が子を「公園デビュー」させることに失敗した小夜子。その失敗の原因が自分の人間関係ベタにあると感じて、その超克のために働きに出ようとする。そこで同い歳の葵に会う。葵は会社経営者。葵もまた「ひとりぼっち」であることを恐れる心性が強い……。人はなぜ一人になることを恐れ、他人と群れようとするのか。配偶者がいても、子供を持っていても、女友達がいないということが耐えられない女たち。その根にあるものは何なのか、おぼろげにみえてくるような作品である。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.33
(5pt)

友達の意味

帯やら新聞広告では「子を持つ女とそうでない女」の対立?みたいに書かれていたが全然違うと思った(いい意味で)。友達の意味について心底考えさせられます。確かに今、三十路半ば前、兼業主婦ただし派遣、子供1人のみ、のある意味小夜子そっくりの私に友人と呼べる人がいなくなっていることに気づく。日々の家事、育児、仕事、雑事に忙殺されている。友達と呼べた人がまったくいなかったわけではない。だけど彼女らはかつてのナナコのように遠い存在、連絡すらとれないものが多いのだ。家庭という殻の中で、ママ友という名の仮想友人?に囲まれた小夜子みたいな主婦はたくさんいると思う。そしてまた葵のようなひともきっといると私は思いたい。「なんのために年を重ねるのか」と小夜子や葵のように自問しながら、もしかしたら逢えないかも知れない、そんな稀有な、存在を求めて、生きていくのかなあと切なくなった。恋人を見つけるよりも、夫を見つけるのよりも、ずっとずっと、友達を見つけることのほうが難しいと感じるこの頃の思いに、この本はすこしでも支えになってくれた。願わくばこの本を読んだひとと語り合いたいと思うのだが・・・?
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.32
(5pt)

角田さん直木賞受賞お目でとう!!

角田光代はこの近年見事な成長で執筆してきていた。小説だけに留まらず、エッセイでも、彼女にしか書けない文章を生み出した。その作品は水面を描く天才と言える。水面の上も下も、彼女にかかると描いてしまうのだ。この作品も、改めて考えると類似作品がありそうなのだが、何故かない。それは、女でしか書けない世界で、かつ綺麗事にしない彼女の力量がこの作品を際立たせているからだと私は思う。物語は高校生と30代の時期を交互に進む高校生で主人公である楢橋葵は、30代では主人公田村小夜子の雇用主である女の世界は暗黙の了解で流れる空気がある高校生になっても、30代を迎えてもその空気は消滅しない女性同士仲良しに見えても、その環境下だけの仲良しなのだ限定された親密度で、過剰な親密度は彼氏へ向けるこの登場人物達は、その女の友情に器用に立ち回れない友情が存在することを密かに信じている故に、ぎこちない言動でいじめの経験を持つそんな葵と小夜子が人生経験を踏み30代で知り合う葵には世間を騒がせた事件が高校生の時あった小夜子はその事件を知ってどう行動するのか?葵はこれからも背負う過去の噂とどう折り合いをつけるのか?形にならない、女が目を背ける友情の問題を焙り出した見事な本
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.31
(5pt)

脆く、儚く、確かなもの

どんなに言葉を尽くしても、その言葉にはあまりにも多くの意味がありすぎて、そしてそれらの不確かな言葉の無限の組み合わせによる会話は、理解しあうための道具としてはあまりにも絶望的な気がします。人間という生き物は、人と人とが本当に理解しあうための道具をまだ手にできていないのかもしれません。相手のことを本当の意味で理解なんかできないし、また自分のことを本当の意味で理解してもらうこともできない。けれど、そんな関係であるにもかかわらず、ときに人はお互いの中にある種の同じ感情を共有できることがあると思うのです。「友情」というのもそのひとつなんだと思います。もちろん「友情」と一口で言っても、種類は多様です。相互理解など必要としない、ただ携帯電話の登録メモリーの数を稼ぐためだけの友情もあります。それは、友達の数で自分を計る尺度のようなもの。お互いの上に成り立つのではなく、自分のためだけの友情。けれども、まれにではあるけれど、お互いがお互いを同じように必要とし、同じ場所へ行きたいと願う友情。そんな友情が生まれることがあるんです。人間同士の心の深い部分でのつながりとは、あまりにも脆く、儚い。けれども、そこには確かな手触りを持つ何かが生まれることがある。それはもう奇跡といっても良い気がします。そんな友情のお話です。読んでいて、泣きそうになりました、ぼく。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.30
(5pt)

爽快感が残る!

初めて角田光代さんの作品を読みました。
私と同世代の作者。物語に出てくる音楽に懐かしさを感じたり出てくる背景に一体感を感じました。
現在、過去と話が繰り返され未来へと繋がるものです。
読んで思ったのが過去があるから現在があるという事。過去がどんなに辛くても未来は必ずある。
正反対の性格、生き方をしている同級生の女性2人が主人公になっている。お互い全く違うようであるのに根本は同じで求める方向は同じなんだと気付いていく物語。
友情ってなんだろう?純粋な友情が描かれてる作品でした。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.29
(4pt)

角田さんは女の人生について真剣に冷静に語る

『八日目の蝉』に続き、角田作品はこれを選んで読んでみました。
マイクロバスに女たちが乗せられてある所へ向かうシーン、子供のいる女・いない女の両方の人生を真面目に冷静にえがく筆致は『八日目の蝉』に生かされるモチーフとなっている。
10代に出会い、もう二度と会うことはないだろうけれど、一生忘れない何人かの女友達のことを思い出しながら読んだ。私にもこういう行き場のない思いを分かち合い、そこから一緒に脱出しようと、毎日毎日学校の帰り道や、電話や、手紙で語り合った友達がいた。
しかし、結局はお互いを頼ることなく、それぞれが男性に恋をし、その行き場のなさを突破していったように思う。私もそうだ。
その時点で、急に疎遠になり、高校時代のようには付き合えなくなった。
女の人はどうしても自分と同じ境遇の人としか仲良くなれず、ひとたび属性が異なると関係は簡単に切れるというところを角田さんはとてもうまく描けていると思う。
でも、関係は切れても一生忘れない。その関係を胸に、人生に行き詰ったときに、その友達との記憶が道を照らす灯台となる。その光に導かれて、また新しい光となる人と出会っていってね、というのが角田さんのメッセージだろう。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.28
(5pt)

青春のバイブルです

自分の10代の頃を思い出すと、それはドラマや漫画とはあまりにかけ離れた世界でした。青春などというのは大人が勝手につけた名前で、実際は残酷で苦しくてみっともなかった。そして私も主人公達と同じような女子特有の閉塞感に辟易していました。あの頃に戻りたいかと聞かれれば、断固として「No!」と答えるでしょう。この本を読んで行くと、一気に当時の閉塞感の中に引っ張り込まれます。そして、彼女達と同じように苦しみ、感情を共にします。気がつくと泣きながら読んでいました。読み終わる頃には彼女達は自分の友人のような感覚になってしまい、「ナナコちゃん、今でも元気なんだろうか?」とか、「わたしも葵ちゃんの会社で働きたいなぁ…」と思ってしまいます。ここまで読者を引っ張り込む作品もそうはないでしょう。うーん、直木賞すごいなぁ…ドラマや漫画ではまず描かれない、地味で普通で、悩みを抱えている女の子にスポットライトを当ててくれた角田氏に感謝です。これは私の青春のバイブルです。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.27
(4pt)

これで角田ファンになりました。

小説からちょい離れ、気が向いた時にパッと
読み出せるエッセーなどが多かった頃がありました。
そんな頃、ふと読んだ一冊がこの作品。
読み始めてどんどんのめり込んだのを覚えています。
二人の女性の人生、複雑な感情がこんなにも的確に
文章で表現されている…凄いと思いました。
のめり込んだ分、ラストが“あれ??”という印象ですが、
それでもおもしろかったことには変わりなし!です。
久しぶりに小説の楽しさを味わうことができた一冊です。
この作品をきっかけに角田作品を手にとるようになりました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.26
(5pt)

女のキャリアガイドになる

これから社会に出ようとする私には、本当に勉強になる1冊。
専業主婦の現実、キャリアウーマンの現実、結婚と育児の現実。
すべての現実と希望を学べた
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.25
(1pt)

期待はずれ

既婚女と独身女の今現在生きてる世界が違う、どうしたって心通え合えない、分かり合えない、お互いの満たされない何かを、すれ違ってく何かを どう物語りにして、見せてくれるのか、期待していた。 期待はずれだった。山本文緒だったらもっと上手く描けたテーマだろうと思えて仕方なかった。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.24
(4pt)

対岸の彼女

幼い子供を持つ平凡な専業主婦とバリバリのキャリアウーマン。
そんな二人が理解しあえることが出来るのか?
一見正反対な二人だが、どちらも人間関係で暗い過去や
コンプレックスを抱えて生きている。
葵の「一人でいるのが怖くなるような沢山の友達よりも、一人で
いても怖くないと思わせてくれる何かと出会う事の方がうんと大事」
(本文より抜粋)
という言葉が心に響いた。
結局頼れるのは自分だけ。
いついなくなるか分からない友達よりも
自分にとってゆるぎないものを得た方がずっと心強い。
彼女の辛い過去を思うとこの台詞は一層重みが増す。
「なんのために私たちは年を重ねるんだろう」―
「また出会うためだ。出会う事を選ぶためだ。
選んだ場所に自分の足であるいていくためだ。」
(本文より抜粋)
人との出会いは時に人を傷つける。年を重ねれば重ねるほど、人付き合いが
より億劫になって殻にこもってしまう人も多いのではないか。
その一方で、より人生を豊かにするのも、出会いなのだ。
日々彼女たちのような真逆な立場の人と接する機会の多い私には
共感できる部分が多く、何だかひとごとでないような気がしました。
傷つく事を恐れず、出会いを大切にしていきたい。
そんな気持ちにさせる本でした。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.23
(4pt)

女はドロドロだ

対岸で傍観していたと思えば、いつの間に彼女と同じ岸に立っている。川という隔たりは橋をかければ意味を為さなくなる。小さな旅行会社を営む葵の高校時代と、結婚して子もちの小夜子が葵の会社で働きに出始めた現在が交互に綴られ、やがて一点で交わっていく。女が作るグループに入れない二人。女の子は、はたから見ても親友だったグループが進級してクラスが変わると、まったく関わりも持たなくなることがある。グループの構成員もコロコロ変わり。グループ内のハブもあったりして。大変。みんなそんな気持ちからどうやって大人になるんだろう。本当に信頼できる女友達って出来るの?傍にある、素朴な人間関係のなぞ。「女はドロドロしてる」と言われる所以がここに。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.22
(5pt)

甘くて切ない

面白かったです。
事件後に二人が再会してタクシーで移動する場面は泣いてしまいそうでした。
情景描写もうまくてスムーズに頭に入ってきます。
若さゆえの退廃的な感覚をこの年齢の方が器用に表現されているので驚きました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.21
(3pt)

「対岸」にいきなり行かずとも、地道な一歩が大事

小夜子と葵と言う同年齢の二人の女性の生き方を通して、自己と他者との心理の乖離と同一性の問題、そして解放された心の行き着く先を問い掛けた作品。章毎に交互に二人が語り手となって物語が進んで行く。小夜子の章は現在、葵の章は高校時代を描いている。
小夜子は他人と溶け込めない性格を強く感じ過ぎ、公園デビューの失敗等から、家に居る事に気詰まりを感じ、働きに出る事にする。多くの不採用を経て、得た職は天衣無縫な葵が経営する旅行会社。だが、実態は清掃会社だった。一方、葵は横浜出身だが、中学校の頃イジメに合って、高校入学の時に地方(最下段参照)に引越し、そこでは何とか過ごす。そして、ナナコと言う他人の思惑を全く気にしない同級生と友達になる。
ここから異邦の心を持っていると思い込んでいた人間と、実は同一の魂を感じたり、その逆の経験をする様が木目細かなエピソードの積み重ねで綴られる。そして小夜子が心を解放する事を覚え、自由と自信を持ち始めるが、そのまま行き着けば...現実の「対岸」。愚痴と不満を我慢して現実を生きるか、自身を解放して「対岸」に行くか、誰もが一度は悩む普遍的な問題でありながら、答えが出ないテーマで読者を惹き付ける。細かい点だが、傷心の小夜子が家の掃除に打ち込む事で心を落ち着けるシーンは女流作家ならではと思った。途中までさしたる効果がないと思っていた時間的カットバックが後半から活きて来る構成も巧み。結末での小夜子の決断は、作者の前向きな善意と解したい。
本筋とは関係ないが、記述からして葵の引越し先は群馬県桐生市、廃線と称しているのは旧足尾線(現わたらせ渓谷鉄道)であろう。こうして特定できる地域に対し、"閉鎖的な田舎町"等と蔑視的言辞を弄するのは如何なものだろうか(-1)。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.20
(3pt)

きゅうくつな世界でのサバイバル

自分はほとんど問題と思わなかった、学校生活でどのグループに加わるとかが中高生(特に女子?)にとって致命的に重要なことなのだなと思った。グループ間のバランス、どこについていくか、グループにどこにも属さない子にどう接していくか、それらは細心の注意を払って行動すべきことなのだ。主人公の女性2人は、どちらもそういう感受性を強く持ってて、一方はそれを年齢とともにわりきり、克服した。それでもふとした瞬間にそのコンプレックスが蘇ってくる。傷ついた心の再生の話。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.19
(5pt)

自分に近い

登場人物と同世代の私。私は葵と近いところがあり、小夜子みたいな友人がいるので、とても身近に感じられました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.18
(1pt)

閉塞感に満ちた単調な日常を描いた作品

主な登場人物は、葵、ナナコ、小夜子の3人だけ。背景や脈絡もほとんどなく、葵と小夜子の感情や行動だけを軸に物語が展開する。舞台は、東京と桐生と伊豆と横浜。いずれも、葵と小夜子の五感を通した形だけで断片的に描かれている。
どうしてこの小説が多くの読者の共感を得たのかわからない。どうしてこれが直木賞に値するのかわからない。TVの「アラフォー」みたいに、それなりの女優に演じさせれば、ドラマとしてヒットするかもしれない予感を感じさせる。そこに著者の意図があるのではと疑ってしまった。
しかし、小説としては、筋の展開にダイナミクさがないからワクワクするような面白味に欠けるし、人物描写が表面的だから人間の内面に対する発見もない。この小説に共感できる読者は、この小説全体に漂うどうにもならないような閉塞感を共有し、葵や小夜子に自分の人生を重ね合わせて、「私も同じ」などと感じるからではなかろうか。
読んでいて、真中で途切れるような、ぎこちなさが残る文章もところどころにある。いかにも「ワープロで書きました」といったような、音読したときのリズムやスムーズさに欠ける文章だ。高い評判を聞いて、前から読みたいと思っていただけに、落胆した。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.17
(4pt)

ひとりぼっち恐怖症

この人の本始めて読んだんだけど、結構好きですね。
心に残ったのは、3歳の娘を連れて公園にいってみるものの、母親も娘もうまく友達が作れなくて悩んでる主人公に
「私たちの世代ってひとりぼっち恐怖症だと思わない?」
「ひとりぼっち恐怖症?」
「そ。お友だちがいないと世界が終わるって感じない?
友達の多い子は明るい子、友達のいない子は暗い子、暗い子はいけない子。
そんなふうに、誰かに思い込まされているんだよね。私もずっとそう。ずっとそう思ってた。世代とかじゃないのかな、世界共通の概念かなあ。」
と女社長が話すシーン。
ほんとそうだよね。頭からそう思い込んでしまってみんな余計自分を追い詰めてる気がする。
私も、もし自分のこがうまく友達を作れなくても、がっかりしたりいらいらしない心の余裕が欲しい。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.16
(4pt)

少女、大人、の友情

読後、1年経った今も印象深いのは、2人の少女が、海辺の民宿で働いた日々です。
2人にとって、最高にキラキラ輝いた素敵な時だったと思います。
この部分以外は、どちらかと言えば、辛い暗い灰色のトーンですので、余計に印象的でした 友情がピークを迎えた時。この思い出があれば、つらくても生きていけそうです。葵はちょっと痛い感じの女になってましたが・・。(私個人の感想です。)
晩年にも少女のような、鮮烈な友情を経験したいものですが、それは難しいことは、
小説の後半にも描かれています。1度で十分。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057