対岸の彼女

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評判

対岸の彼女の評価:

4.24/5点 レビュー 357件。 A ランク

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平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全575件 281〜300 15/29ページ
No.295
(5pt)

圧倒的な筆力、と表現力。読むべき本

角田光代さんの本に興味があり、直木賞を取ったこちらを選びました。
正直に言うと、買ったものの最初の少しだけ読んでつまらなかったらすぐに読むのをやめようと思っていました。

私はそこまで読書好きでも無く、読み続けるのに努力が必要になるような本なら、
どんなに良本でも読破出来ないだろうと思ったからです。

出だしの数ページは、先の展開が掴み切れず、読み続けられるか心配に思う部分もありました。

が杞憂でした。

圧倒的な筆力、表現力。とにかく読みやすいのに、緻密。
ストーリー展開の運びも上手い。言葉通り、すぐに本から目が離せなくなりました。

ただの起承転結で読ませる本ではなく誰もがこれまでの人生で一度は感じたことがあるのではないか?という気持ちや経験、それにまつわる人生観がストーリーの進行に緻密に絡んできます。
社会の中での疎外感やコミュニティ内のヒエラルキーが生みだす様々な理不尽、そうした流れに抗う勇気が無い自己嫌悪。
自分の存在を、遠い人や時に近しい人からも軽視されることへの耐えられない痛み。

仲間を見つけても、向き合い関係が深まるごとに、真には解り合えないのではないか、と怖がり、
いつか絆を失うことを恐れ、無力さに打ちひしがれる。

こんな風に書いてしまうと、すごく希望が無く虚無感に満ちているように思えるかもしれませんが
この本には希望があります。
どなたかも指摘されていた通り、少し、ご都合主義っぽいラストに思えなくもないのですが読後感の清々しさはそれを大きく超えています。

周りにも薦めます。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.294
(5pt)

女性にオススメ!

人との関わりにコンプレックスのある二人を対比させながら、中盤の息が詰まる展開からラストまで、面白く読み進めることができる。心の表現が、うまい。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.293
(2pt)

○友は、あくまで○友。

ママ友に気を許すことは難しい。同じ、年くらいの子供がいて、似たような、学校に通わせて、家事、育児をやって…、互いに不満や、悩みもあるが、それを、共有できない、励まし合えない。
表面上、友人として振る舞ったとしても最終的に、味方には立ってくれない。2人の関係なら、分かりづらいが、3人集まるとなると、パワーバランスが見える。当人たちは、無意識だが、歩いてる立ち位置で、分かるものだ。どちらと多く、会話するか、どちらと頻繁に顔を見て話すか、また表情など。女は本当にめんどくさいイキモノ。
現在が同じ境遇であっても、友人どうしには、なれない。
ちょっとした、お茶やあたりさわりのない世間話なら、成立しても、精神深部で、語り合えるのは、厳しい。話をただ合わせるだけの、何と退屈なことだろう。そこから、新しい何かは、生まれてこない。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.292
(2pt)

○友は、あくまで○友。

ママ友に気を許すことは難しい。同じ、年くらいの子供がいて、似たような、学校に通わせて、家事、育児をやって…、互いに不満や、悩みもあるが、それを、共有できない、励まし合えない。
表面上、友人として振る舞ったとしても最終的に、味方には立ってくれない。2人の関係なら、分かりづらいが、3人集まるとなると、パワーバランスが見える。当人たちは、無意識だが、歩いてる立ち位置で、分かるものだ。どちらと多く、会話するか、どちらと頻繁に顔を見て話すか、また表情など。女は本当にめんどくさいイキモノ。
現在が同じ境遇であっても、友人どうしには、なれない。
ちょっとした、お茶やあたりさわりのない世間話なら、成立しても、精神深部で、語り合えるのは、厳しい。話をただ合わせるだけの、何と退屈なことだろう。そこから、新しい何かは、生まれてこない。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.291
(5pt)

なぜ私たちは年齢を重ねるのか

生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない。また出会うのだ。出会うことを選ぶのだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくのだ

(本文より)・・・小夜子が出した結論だった。

ひっこみじあんな主婦小夜子。高校時代の親友から解れた葵。そして高校時代に葵に鮮烈な印象を残してさったナナ子。
ナナ子は小夜子を知らないし、小夜子もナナ子を知らない。

ナナ子と葵の高校時代の思い出と、現代の葵と小夜子のかかわりが同調するように書かれている。

小夜子は少しずつ外に出る。対岸の「彼女」(ナナ子や葵に象徴されるような世界)に引かれて。
葵は人に交わることに疲れていた。がむしゃらに山を登る葵だが、今までゆるやかに登ってきたような小夜子にあう。
小夜子によって「いつか同じ丘の上で手を合わせて笑い合えるような」仲になるのではないかと思う。

どこにでもいる葵、ナナ子、小夜子、その間のささやかな友情ともいえるかいえないかの交わりの仲で
成長していいく女性たちのさわやかで切ない物語だ
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.290
(5pt)

なぜ私たちは年齢を重ねるのか

生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない。また出会うのだ。出会うことを選ぶのだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくのだ

(本文より)・・・小夜子が出した結論だった。

ひっこみじあんな主婦小夜子。高校時代の親友から解れた葵。そして高校時代に葵に鮮烈な印象を残してさったナナ子。
ナナ子は小夜子を知らないし、小夜子もナナ子を知らない。

ナナ子と葵の高校時代の思い出と、現代の葵と小夜子のかかわりが同調するように書かれている。

小夜子は少しずつ外に出る。対岸の「彼女」(ナナ子や葵に象徴されるような世界)に引かれて。
葵は人に交わることに疲れていた。がむしゃらに山を登る葵だが、今までゆるやかに登ってきたような小夜子にあう。
小夜子によって「いつか同じ丘の上で手を合わせて笑い合えるような」仲になるのではないかと思う。

どこにでもいる葵、ナナ子、小夜子、その間のささやかな友情ともいえるかいえないかの交わりの仲で
成長していいく女性たちのさわやかで切ない物語だ
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.289
(4pt)

何のために歳を重ねたのか

「何のために歳を重ねたのか」
結婚して母親であることに、立ち止まった小夜子は問う。

 一人ぼっち恐怖症から逃れるため...
 選択権のない、わかりすぎる未来をこなすため…..
結婚せずに働き続ける葵と出会ってから、彼女は問い続けた。

 対岸に立つ彼女たち…..岸は2つでも、川は1つ。
橋を渡れば、出会える。

 もし大事な友達に出会うために、歳を重ねていたなら、
ちょっとの勇気があれば、できるかもしれない。

 「楢橋(葵)さんのところじゃなきゃだめなんです」
小夜子はきっぱり言った。
葵は手にしたサンドイッチをじっと見つめている。

 読後感は、すがすがしい。
並んで走り去る女子高生の笑顔に、出会えた感じだ
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.288
(4pt)

男が読んでも面白かった。

最後に小夜子がたどりつく結論には共感できない。けれど、印象深いセリフがあったし、面白かった。

『(前略)けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね』

その通りだと思う。
もっとも、それは理想であり、実際は「たくさんの友達」を優先してしまいがち。
だから、ナナコや葵にあこがれ、その言動に興味を持つ。

ドラマではどのように描かれているのか、気になる。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.287
(4pt)

何のために歳を重ねたのか

「何のために歳を重ねたのか」
結婚して母親であることに、立ち止まった小夜子は問う。

 一人ぼっち恐怖症から逃れるため...
 選択権のない、わかりすぎる未来をこなすため…..
結婚せずに働き続ける葵と出会ってから、彼女は問い続けた。

 対岸に立つ彼女たち…..岸は2つでも、川は1つ。
橋を渡れば、出会える。

 もし大事な友達に出会うために、歳を重ねていたなら、
ちょっとの勇気があれば、できるかもしれない。

 「楢橋(葵)さんのところじゃなきゃだめなんです」
小夜子はきっぱり言った。
葵は手にしたサンドイッチをじっと見つめている。

 読後感は、すがすがしい。
並んで走り去る女子高生の笑顔に、出会えた感じだ
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.286
(4pt)

男が読んでも面白かった。

最後に小夜子がたどりつく結論には共感できない。けれど、印象深いセリフがあったし、面白かった。

『(前略)けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね』

その通りだと思う。
もっとも、それは理想であり、実際は「たくさんの友達」を優先してしまいがち。
だから、ナナコや葵にあこがれ、その言動に興味を持つ。

ドラマではどのように描かれているのか、気になる。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.285
(3pt)

どっちがいいとかではない。

専業主婦とキャリアウーマン、どっちがいいとかそーいう事ではなくて自分の選んだ道を充実させて楽しんで生きたいように生きる事の大切さを感じました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.284
(3pt)

どっちがいいとかではない。

専業主婦とキャリアウーマン、どっちがいいとかそーいう事ではなくて自分の選んだ道を充実させて楽しんで生きたいように生きる事の大切さを感じました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.283
(3pt)

引きこまれました

読んでいくうちにどんどん引きこまれました!あっと言う間に完読しました
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.282
(3pt)

引きこまれました

読んでいくうちにどんどん引きこまれました!あっと言う間に完読しました
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.281
(4pt)

女の友情の面倒臭さに疲れてしまった

が、女の友情と大人になってからの孤独感を見事に書き綴ってあるとは思った。最後の小夜子の行動は僕は反対、多分また同じことになると思う。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.280
(4pt)

女の友情の面倒臭さに疲れてしまった

が、女の友情と大人になってからの孤独感を見事に書き綴ってあるとは思った。最後の小夜子の行動は僕は反対、多分また同じことになると思う。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.279
(4pt)

本について

wowwowで、ドラマを、見てから、本を読んだので、内容は、知っていました、、
中々面白いです、奈々子、さよこ 葵と3人の視点で、描かれた文体です。
さよこのパートに出てからの、人間関係、葵の学生時代の苦悩、ナナコの学生時代、それぞれ、独自の、視点でおもしろいです、
ナナコと葵の、夏休みの、ペンションでの、アルバイトの様子が、かわいらしく描かれて、いました、
さよこの、清掃会社での、苦悩も、よみごたえがあります。
女同士の友情と悩みがうまく書かれていて、秀作です、何回読み返しても、新鮮です
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.278
(5pt)

爽やかな読後感

小説はどちらかというと苦手でした。

結婚して子どもが生まれてからはその傾向がさらに強まり、
活字を目で追ってストーリーや登場人物の感情を知るくらいなら、画面を通してストーリーを知り、
役者の表情から感情を読み取る方がラクくらいに思い、本を選ぶ時はどちらかというと実利的な内容のものばかり選んできました。
この本は、多忙なのによく小説を読んでいる友人がすすめてくれたのがきっかけで読みました。

読み終わった時には、「心が耕される」とはこういう感覚のことだろうかと感じることができました。
また、たくさんのレビュー(ずっと前の作品ですので)を読んで、他の読者がどのように感じたかを知るのもとても興味深かったです。

ラストは安易ではなく納得のいく終わり方で、爽やかな読後感でした。
人と人は(恐らく身内でさえも)本当の意味で深く解り合うことはきっとできないでしょう。
でも相手を信じ抜くことはできる…そんな希望を残したラストだったと思います。

この本をすすめてくれた友人がいることを誇りに思うと同時に、感謝しています。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.277
(5pt)

友人とは、出会いとは、別れとは何かを考えさせる直木賞受賞作

第132回直木賞を受賞した本書にえがかれているテーマは決して一つで
はない。友人とは、出会いとは、別れとは、年齢を重ねることとは、
成長することとは…。
互いに意識し合い、親近感もあるのだが、どこか一線で仕切られている
ような、まるで「対岸にいる」関係にある女性たちをえがきながら、
様々な余韻を残してくれる素晴らしい小説である。

本書の主人公を2人挙げるとすれば、共に35歳の田村小夜子と樽橋葵
であろう。小夜子は、働いていた先での人間関係に疲れ、寿退社して
現在は専業主婦をしている。現在は主婦間の人間関係や姑との人間関
係で息苦しさを感じている。一方、葵は大学卒業後に立ち上げたサー
クル活動の延長のような旅行会社の社長。ざっくばらんでいい加減な
ところがある性格である。

二人の性格はまるで違う。そう、対岸にあるような関係である。この
本のお話は、小夜子が葵の会社に勤めることになったところから始まる。

そして、このお話に欠かせないもう1人の重要な人物が、葵の高校時
代の友人のナナコ。2人は、夏休みの伊豆でのアルバイトを終えた日
に逃亡劇を始め、最後は悲しい結末を迎える。この2人も、この事件
以降に「対岸」の関係になっていく…。

小夜子の現在と、葵の過去を交互にえがきながらストーリーが進展し
ていく構成になっている。

これだけのテーマを抱えながら、秀逸な構成で本書を書き上げる著者
の力量には、プロの凄さを感じ、敬服せざるを得ない。特に、父親の
手立てで果たされた葵とナナコの再会の場面には胸が熱くなってしまう。
森絵都氏による解説も見事である。素晴らしい小説です。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.276
(5pt)

大好きな作品です。

角田先生の作品で初めて手にとったのが、この物語でした。
何度読み返しても感動できる作品です。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057