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(短編集)

人魚は空に還る



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人魚は空に還るの評価: 4.13/5点 レビュー 23件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(5pt)

不思議な世界感を醸し出している秀作。

この作品の前に『竜の雨降る探偵社』を読み、その不思議な世界観にはまってしまいました。そして本作を読み、ますます深みにはまりそうです。本作の時代背景は明治後半ですが、何故か古さを感じさせません。それはきっと経済成長し、社会が進歩していっても、人間の心理の奥底は変わることがないからでしょう。人間の内面の本質を突いた作品です。とても面白かったです。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
448801738X
No.18:
(4pt)

続いて欲しい

2人の関係がいつまでもつっきまさように。フワリとサラリとした関係が魅力なのでしょうけれども、もう少し刺激がほしいかもです。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.17:
(5pt)

予想と違った型破りコンビ

ホームズやポワロ、金田一と探偵モノの探偵役と言えば気難しく変わり者と相場が決まってるが、これはワトソン役にあたる超絶美形絵師が気難し屋で性格が悪い(褒め言葉)。ホームズ役は口下手という一般とは真逆なコンビ。この二人が怪事件を巡って帝都を回る。
悲惨な事件ではなく、不可思議な事件を正義で一刀両断するのではなく優しく導いていくのが良かった。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.16:
(4pt)

本格物のミステリを望まれる読者には軽いけど。。。

本格物のミステリを望まれる読者には難しいかもです。 短編のためもあり、謎解きは読み進めると容易に解ってしまいます。 それと主要人物の設定が若干軽いかも。 とはいえ、当時の帝都の文化や風俗などを丁寧に描写する力量は只者ではないと思います。 個人的にはこのような作品も「あり」で、文体も好みでした。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.15:
(4pt)

明治の人情派事件簿

超美形天才絵師と質実剛健・意外となんでもできる男前編集者(探偵)とが繰り広げる明治の事件簿。
事件とは言え血なまぐさい事件ではなく、人情にあふれたお話です。
時代背景ともきちんと照らし合わせてありますので、明治大正時代の雰囲気がお好きな方は読んでみられては。
キャラクターが個性的で女性にも人気がでそうなお話でした。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
448801738X
No.14:
(5pt)

帝都というだけでアドレナリンが!!!

タイトルとジャケットにも惹かれました。
挿画を担当された下村富美氏、よくよく思い出せば三浦しをん女史「まほろ駅前〜」もでした。
舞台は帝都。
メインキャラクタは雑誌記者と売れっ子絵師、コンビとなって事件を追う。
記者は腕っ節はいいものの朴念仁。
絵師はありがちな超絶美形、天才肌の気難し屋ですが、興味のあるものには目を輝かせるという。
これも王道の、ゴールデン凹凸コンビですね。
自分達はホームズとワトソンだと位置づけているようですが。
会話も友情あたたかに、容赦なくこきおろす科白が笑えました。
脇役もしっかりと固まり、人使いの荒い敏腕の憎めない上司とか、関西弁の同業者とか。
軽めの推理もの。そんな印象です。
連想するなら坂木司でしょうか。
ジャケット連想だとぱっと見、今市子。それが帝都ときたら別レーベル……。

ストーリーは山あり谷ありではなかったように思います。
淡々と。静かに。けれど決着がきちんとされる。
最後に書かれた「怪盗ロータス」では後日談があり、その部分に少し、せつなくなりました。
後日談に弱いのですが、ラストを締めくくるに必要なものだったと思います。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.13:
(5pt)

待ってました!

単行本で持っているのですが、持ち歩いて読める文庫版を待ってました。
どこがいいかを書こうとするとネタバレになりそうなので書けませんが、ホッとする読後感がたまりません。
まだ作品数の少ない作家さんですが、これからの新作も期待しています!
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.12:
(4pt)

二人は帝都を駆け巡る

二人は帝都を駆け巡る

あらすじ

心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師による帝都探偵物語。
富豪の婦人に売られていくことが決まった見世物小屋の人魚が
最後に口にした願いは、観覧車に乗ることだった。
そして願いが叶えられることになったのだが・・・
表題作『人魚は空に還る』他三篇収録のデビュー短編集。

感想

明治時代を舞台にした作品で、
舞台背景も風俗も明治らしい雰囲気で描写されているのですが
主役二人はとても今風の描かれ方をします。
(どこがどうと具体的に説明できないのが悔しいですが・・・)
例えて言うなら、イケメン俳優主演の
明治時代を舞台にしたドラマを見た感じとでもいうのでしょうか。

そして、もう一つ特徴的なのが主役二人の関係性。
いかにもな天才肌の絵師が探偵役と思わせといて、
実はその逆で下手に出ている記者の方が探偵役という反転。

この二重のギャップゆえ、読んでいて
落差のある不思議な感覚に陥る作品でした。

このギャップが癖になったと言うわけではないのですが
このシリーズ、二作品目も出ているみたいですし
今後も追いかけていこうと思います。

読んでからの一言
イラストのせいか、やや耽美な香りがするような?
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.11:
(4pt)

二人は帝都を駆け巡る

二人は帝都を駆け巡る

あらすじ

心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師による帝都探偵物語。
富豪の婦人に売られていくことが決まった見世物小屋の人魚が
最後に口にした願いは、観覧車に乗ることだった。
そして願いが叶えられることになったのだが・・・
表題作『人魚は空に還る』他三篇収録のデビュー短編集。

感想

明治時代を舞台にした作品で、
舞台背景も風俗も明治らしい雰囲気で描写されているのですが
主役二人はとても今風の描かれ方をします。
(どこがどうと具体的に説明できないのが悔しいですが・・・)
例えて言うなら、イケメン俳優主演の
明治時代を舞台にしたドラマを見た感じとでもいうのでしょうか。

そして、もう一つ特徴的なのが主役二人の関係性。
いかにもな天才肌の絵師が探偵役と思わせといて、
実はその逆で下手に出ている記者の方が探偵役という反転。

この二重のギャップゆえ、読んでいて
落差のある不思議な感覚に陥る作品でした。

このギャップが癖になったと言うわけではないのですが
このシリーズ、二作品目も出ているみたいですし
今後も追いかけていこうと思います。

読んでからの一言
イラストのせいか、やや耽美な香りがするような?
人魚は空に還る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (創元推理文庫)より
4488421113
No.10:
(5pt)

オススメです

「点灯人」
「真珠生成」
「人魚は空に還る」
「怪盗ロータス」
 の四話からなりたつ話。一話ごとに別の事件の話なので、一度に全部読まず少しずつ読み進めることができます。沢山容疑者が登場するわけでも無いですし。時代や背景の描写がすごく行き届いていて、他の方が書かれているように明治にやってきたような感覚に浸れます。表紙のイラストもいいですし。
 記者である主人公は自信溢れる美形の天才絵師に振り回される。でも謎を解くのは主人公。何かあった時戦うのも主人公。天才絵師はふんぞり返って、謎の答えを要求するばかり。(いや、協力することもありますけど)そんなやりとりがすごく微笑ましいです。
 更にこの二人を取り巻く人達がまたいい味だしてます。知らないことがないんじゃないかという編集長、帝都において珍しい関西弁のライバル記者、そして怪盗。これでもかと面白い設定が散りばめられています。
 面白いのは設定だけではありません。事件の謎解きもですし、その人々とのやりとりが何かほっとさせます。いい一冊にめぐり合えたと思います。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.9:
(5pt)

オススメです

「点灯人」
「真珠生成」
「人魚は空に還る」
「怪盗ロータス」
 の四話からなりたつ話。一話ごとに別の事件の話なので、一度に全部読まず少しずつ読み進めることができます。沢山容疑者が登場するわけでも無いですし。時代や背景の描写がすごく行き届いていて、他の方が書かれているように明治にやってきたような感覚に浸れます。表紙のイラストもいいですし。

 記者である主人公は自信溢れる美形の天才絵師に振り回される。でも謎を解くのは主人公。何かあった時戦うのも主人公。天才絵師はふんぞり返って、謎の答えを要求するばかり。(いや、協力することもありますけど)そんなやりとりがすごく微笑ましいです。
 更にこの二人を取り巻く人達がまたいい味だしてます。知らないことがないんじゃないかという編集長、帝都において珍しい関西弁のライバル記者、そして怪盗。これでもかと面白い設定が散りばめられています。

 面白いのは設定だけではありません。事件の謎解きもですし、その人々とのやりとりが何かほっとさせます。いい一冊にめぐり合えたと思います。
人魚は空に還る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (創元推理文庫)より
4488421113
No.8:
(5pt)

空気感がいい

表紙に惹かれて手に取りましたが、読み終わって大満足。
天才絵師と記者のコンビが鮮やかに事件を解決していく様は痛快で、関わる人々の心情を慮る姿勢に優しさが感じられます。読後感はとても暖か。
読みやすさと作品全体に流れる異国のような雰囲気が素敵です。
創元社の新人さんとのことですが、細部まで世界観を壊さずよく作りこんでる作品ですね。
現代社会とはまったく違う空気感が心地よく、仕事に疲れた時に手に取ると別世界に旅立てる気が。
帝都の街に生きる個性的な登場人物と楽しい謎解き。
テンポが良いためあっという間に読み終えますが、何度も読み返したくなる作品です。
私は一気に読んでしまうのがのが惜しくって、一晩に一編ずつ読みましたw
彼らの活躍がもっと見たいので、続編が楽しみ。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
448801738X
No.7:
(5pt)

空気感がいい

表紙に惹かれて手に取りましたが、読み終わって大満足。
天才絵師と記者のコンビが鮮やかに事件を解決していく様は痛快で、関わる人々の心情を慮る姿勢に優しさが感じられます。読後感はとても暖か。

読みやすさと作品全体に流れる異国のような雰囲気が素敵です。
創元社の新人さんとのことですが、細部まで世界観を壊さずよく作りこんでる作品ですね。
現代社会とはまったく違う空気感が心地よく、仕事に疲れた時に手に取ると別世界に旅立てる気が。

帝都の街に生きる個性的な登場人物と楽しい謎解き。
テンポが良いためあっという間に読み終えますが、何度も読み返したくなる作品です。
私は一気に読んでしまうのがのが惜しくって、一晩に一編ずつ読みましたw

彼らの活躍がもっと見たいので、続編が楽しみ。
人魚は空に還る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (創元推理文庫)より
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No.6:
(5pt)

宝箱のような

帝都、天才絵師(美形、気難しい)、人魚、怪盗…
これでもかと好物をつめこまれてる気がします。
街や人の細かい描写がすばらしいのに、テンポの良さで
ついつい飛ばして読んでしまい戻ることしばしばでした。
腰の低いホームズと高飛車なワトソン。最強です(笑)
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.5:
(5pt)

宝箱のような

帝都、天才絵師(美形、気難しい)、人魚、怪盗…
これでもかと好物をつめこまれてる気がします。
街や人の細かい描写がすばらしいのに、テンポの良さで
ついつい飛ばして読んでしまい戻ることしばしばでした。
腰の低いホームズと高飛車なワトソン。最強です(笑)
人魚は空に還る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (創元推理文庫)より
4488421113
No.4:
(4pt)

癒し系の明治探偵小説

週刊エコノミストの書評を見て購入。
時代小説という程ではないが、明治の風物が緻密に描かれている。
人魚、観覧車、真珠、とモチーフがどれも美しく、庶民の人情味あふれる暖かな物語が淡々と進む。
短編のため物足りなさも感じるが、逆にこの時代の推理物としては珍しい癒し系の路線はアリか。
キャラクターが立っているのでライトノベル感覚で巻数を重ねれば若い女性を中心に人気が出そう。
ただし本格ミステリを求める人にはあまりお勧め出来ない。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
448801738X
No.3:
(4pt)

癒し系の明治探偵小説

週刊エコノミストの書評を見て購入。
時代小説という程ではないが、明治の風物が緻密に描かれている。
人魚、観覧車、真珠、とモチーフがどれも美しく、庶民の人情味あふれる暖かな物語が淡々と進む。
短編のため物足りなさも感じるが、逆にこの時代の推理物としては珍しい癒し系の路線はアリか。
キャラクターが立っているのでライトノベル感覚で巻数を重ねれば若い女性を中心に人気が出そう。
ただし本格ミステリを求める人にはあまりお勧め出来ない。
人魚は空に還る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (創元推理文庫)より
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No.2:
(5pt)

じんわり

明治の世界に入り込んだような感覚です。
町並みも事件も目の前にあって起こっているような、
目を閉じると、ふっと浮かんでくるような。
4作の短編の中でも「人魚は空に還る」のお話がすごく綺麗です。
「真珠生成」は、嫁ぐ姉ちゃんと弟のやりとりが好きで、心に残りました。
どのお話も読み出すと惹きこまれて、止まりません。
登場人物もかなりの魅力人揃いです。ふふふ。
個人的には、里見閣下の”放蕩”息子さんが気になって眠れないので(笑)
里見家がカツヤクするお話がぜひぜひ読みたいです!
ありがとうございました。
人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (ミステリ・フロンティア)より
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No.1:
(5pt)

じんわり

明治の世界に入り込んだような感覚です。
町並みも事件も目の前にあって起こっているような、
目を閉じると、ふっと浮かんでくるような。

4作の短編の中でも「人魚は空に還る」のお話がすごく綺麗です。

「真珠生成」は、嫁ぐ姉ちゃんと弟のやりとりが好きで、心に残りました。
どのお話も読み出すと惹きこまれて、止まりません。
登場人物もかなりの魅力人揃いです。ふふふ。

個人的には、里見閣下の”放蕩”息子さんが気になって眠れないので(笑)
里見家がカツヤクするお話がぜひぜひ読みたいです!
ありがとうございました。
人魚は空に還る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人魚は空に還る (創元推理文庫)より
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