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晩夏に捧ぐ-成風堂書店事件メモ(出張編)-
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晩夏に捧ぐ-成風堂書店事件メモ(出張編)-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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少々のまだるっこしさがありながら、文体や雰囲気は好きなので楽しめました。 細かくつつくなら、「その程度の『読み』と『観察』で推理するってあり得るのかなあ」…ってトコですが、まあその辺は大崎氏には求めてないんで許容範囲です(←悪い意味ではなく、いわゆる「本格ミステリ」的なものはこの作者さんには求めてません。軽快に明るく片手間的に「あらら、謎といちゃった」みたいなノリを好む者です)。 | ||||
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成風堂書店事件メモシリーズの第2作の長編ミステリ。 今回は地方の老舗書店に起こった幽霊騒ぎを、しっかり者の書店員・杏子さんと名探偵のアルバイト店員・多絵が出張して解決にあたります。 前作同様、元書店員視点からの書店の楽しみ方や書籍への愛情が詰まった一冊。 都会の商業ビルの中の書店、地方の老舗の書店、老舗書店が郊外に出店した挑戦的な書店と、コンビニには負けない・できないであろう魅力の保ち方が良く描かれている小説でした。 ミステリ部分は、27年前の殺人事件の犯人と目されている男性が幽霊として現れるという謎に挑んでいるのですが、ちょっと強引に引っ張りすぎる印象を受けました。 どっちかというと、短編小説で日常の謎に挑んで欲しいなぁ。 | ||||
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昔の同僚の美保が今勤めているまるう堂に幽霊が出没するという。その幽霊と27年前の嘉多山成治殺人事件と関連があるようだ。その謎を、当時の関係者を訪ねながら、「書店の謎は書店員が解かなきゃ!」ということで、木下杏子と西巻多絵のコンビで解決するのである。27年前の嘉多山成治殺人事件は本当に解決しているのだろうか?誰かが蒸し返そうとしているのではないか? 本屋さんの現状が垣間見れるようなうんちくや、木下杏子と西巻多絵の持っている空気感はすごく好きです。ただ、このシリーズは短編のほうがリズミカルでいいような気がする。長編だと間延びする感じがあるかもな。無理やりミステリーの要素を盛り込んだのかなと感じてしまう。 | ||||
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幽霊の正体は、作家殺しの犯人として捕まり、刑務所内で病死した作家の弟子 小松秋郎だというが・・・。はたして彼は本当に殺人犯なのか?また、なぜ事件 から20数年を経た今になって幽霊が出るようになったのか?どんな真相が出て くるのかとワクワクしながら読み進んだが、真相をつかんだ多絵がなかなかそれを 話さないのでかなりイライラした。もったいぶっているとしか思えない。杏子の ように多絵に対して「はっきりしろ!」と詰め寄りたくなった。ちょっと引っぱり すぎではないだろうか?その割には真相は貧弱だと思う。正直言って、がっかり した。もっとテンポよく、読み手を作品の中にのめり込ませるものがあればよかった のに。作品の内容自体はちょっと・・・という感じだが、本屋さんの描写はさすがに うまい。本好きにはたまらなかった♪ | ||||
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率直な感想としては、前作の短篇の方が良かったなぁ。 今回も要所要所で、本屋のこだわりが語られていて、こんな本屋さんが近くにあれば、毎日でも通うのになぁとうらやましく思いました。 うちの近所の本屋は、近年めっきり手抜きで、ラノベの新刊が発売日に並びません… なので、いろんな出版社のラノベの新刊情報をまとめて載せているメルマガをチェックして、アマゾンでまとめて購入してます。 近所の本屋だと、新刊でも一ヶ月ほど待たされるので…。 話が逸れちゃいましたが、前作は本屋が舞台の身近な日常のミステリーでしたが、今回は信州で殺人事件の犯人探しです。 主人公は、成風堂書店勤務の杏子と、アルバイトの多絵。 探偵役は多絵ちゃんです。 途中やや中だるみします。 で、後半は犯人がなんとなくわかった多絵ちゃんの、度重なる思わせぶりな台詞に苛々しますw 杏子さんも苛々していて、一緒に苛々w が、最後の方で杏子さんは、人一人が殺されてる事件が絡んでいるのに、はっきりしろ、ちゃんと説明しろ、真犯人は誰なのだと、何度も多絵ちゃんに詰め寄ってしまったと反省するようなことを言ってます。 事実そのせいで、多絵ちゃんが危ない目に合いそうにはなってるんですが、なんだかちょっとむっとしてしまいましたf^_^; 一緒に苛々していたので、読者に対してのようにも感じたわけです。 本の中とはいえ人を殺しておいて、読者をたしなめるってどうよ、ってw 次は、苛々させない引っ張り方をしてほしいです。 | ||||
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