片耳うさぎ
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古いお屋敷の探検は面白く読みましたし最後は事件???が解決したようでハッピーエンドですが、結局何が問題だったのか謎だったのか、私の読解力が足りないのでしょう、理解できませんでした、謎というのは結局、雪子大伯母の出生の秘密だけ?今さらそのどこが問題なのか。 娘と引き離された八重子さんについてさゆりさんは「遠い土地に追いやられ、しばらくして女の子を生みます。それが私のおばあちゃん」と、えらくあっさりと語っています。そのさゆりさんのおばあちゃんの父親が誰なのかはストーリーには関係ないからいいですが、でもひとりではこどもは生めないのだし、余りにも唐突すぎるので、もうちょっとなにか補足があってもいいのではないかと思いますけど。 ○○と大学の同級生が赤の他人ながら瓜二つというのもよくある安直な設定です。これはまあ、親類ではあるけれど会ったのがしばらくぶりだから誰にも気づかれなかったのだろうということで自分を納得させました。 消化不良ですがつまらなくはなかったので星2つとしました。 | ||||
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屋根裏部屋探検にドキドキ。 謎が次の謎を呼び…。 ドキドキしながら読み進んだ最後は ホッコリ温かい気持ちに。 オススメの一冊です。 | ||||
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旧家に伝わる、片耳うさぎの伝承。「うさぎのうらみ わするるべからず・・・人の子死して うさぎはおどる」という童謡もふくめて、メルヘン化された横溝正史の雰囲気です。 蔵波家の巨大な屋敷に越してきたばかりで、両親の留守のあいだ、こわくて屋敷で寝られないという主人公の小学六年生の奈都に、謎の中学生さゆりがいっしょに泊まりこんでくれることに・・・。一週間のあいだにこの旧家にまつわる謎がひとつ解けていく、というもの。 旧家の屋根裏をふたりが探険してまわるところが、やはり一番の読みどころでしょうか(祖父の田舎の実家の家がこんな感じでした)。階段だんすからのぼってゆく世界、隠し部屋・・・わくわくします。 突然投げこまれる片耳のとれたうさぎのぬいぐるみと、奈都が幼児期に一度この屋敷にきて、夢のような体験をし、ある小部屋にたどりついて、そこから持ち帰ったうさぎのぬいぐるみ。謎は、このほのぼのとした二匹に隠されていました。 田舎の旧家の屋敷の雰囲気やうさぎをめぐるちょっとせつない伝説。その土俗的な世界はとても大きな広がりをもっていて、この家系の宿命みたいなものもあり、ファンタジーとしてまとめることもできたと思います。 しかし、これだけ豊かでふくらみのある世界なのに、〈日常の謎〉ミステリにしようとして、解くべきなぞは大伯母の出生ただひとつ、それだけのために、この世界が置かれているのはもったいない気がしました。謎自体が、この世界につりあうだけのものであってほしかったし、これだけのことのために、さゆりが行動したというのがちょっと不自然な感じも。 『ねずみ石』のときも、舞台となる田舎の神事や伝説に満ちた世界が、世代を越えた次元の広がりを持っているのに、肝心の事件はその世界の意味とは関係のない、どこにでもありそうな殺人事件だったことに、ちょっと違和感を覚えました。 設定されている世界が予感させるものと、謎のサイズがあっていないというか、この世界ならもっと大きくまがまがしい、あるいは神秘的な謎がふさわしい、という感じなのです。 著者には、今後ミステリに縛られることなく、児童文学、あるいはファンタジー的な純文学として、もっとこの手の世界を展開してほしいです。 全編に象徴的にあらわれる「おどるうさぎ」は主人公が少女ふたりであることとシンクロし、とても愛らしい。ラストのシーンも、「うさぎ」の象徴性をかいまみせるもので、謎とは別に、小説として深く心に食い込むものがありました。あえてミステリとするのではなく、青春小説の中でひとりでに謎が解けてゆく、という形でもよかったのではないでしょうか。 また読み返したい本であることは間違いありません。 | ||||
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題材はすごくいいのだが、前置きが長すぎる。正直カットしてもいいかなと思う部分が多々あって疲れてしまう。 間取りも微妙に文章と矛盾があるように思えたし、なにより見にくい。変に立体化しなくてよかったと思う。 主人公のナツは小6にしては随分堅い喋り方で、もう少し子供らしさが欲しかった。 | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 ノン・シリーズの長編ミステリである。 なんということもない物語であった。田舎のお屋敷を舞台に、少女たちが過去の事件を暴いていくという筋立てなのだが、なんだかぱっとしないというか、読んでいて関心をそそられないというか、あまり面白く感じられなかった。 書店シリーズもそうだが、ストーリー展開にもっと工夫がほしい。 | ||||
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