「いいよんさんわん」―近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。

「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて…。

「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。

書店員がその年一番売りたい本を選ぶ書店大賞。今夜はその授賞式。

自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら、何故か冷たくあしらわれ…、文学賞の贈呈式では、当日、会場に受賞者が現れない…!?新人出版社営業部員の井辻くんは、個性的な面々に囲まれながら、波爛万丈の日々を奮闘中。

小学六年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった。とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。

お騒がせコンビの中学生男子が持ち込んだのは、金色に輝くお宮の写真。トラブルが始まったのは、それがきっかけだった…。

館内にこっそり置かれ続けるドッグフードの缶詰に、クリスマスツリーから消えた雪、空飛ぶ絵本に、半世紀前に読んだきり題名の分からない本を見つけてほしいという依頼…図書館が大好きな少女・しおりが、司書をしているいとこの美弥子さんたちと一緒に、本にまつわる謎を追う

都会を走る移動図書館「本バスめぐりん」。

仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。

祭りの夜には、ねずみ石をさがせ。かなう願いは、ひとつだけ―。

寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。

周囲が新しい門出に沸く春、思いがけず家業のクリーニング店を継ぐことになった大学卒業間近の新井和也。

カワイイ至上主義の世界に放り込まれた男子の運命は!? 少女向けファッション誌の新米男子編集者・佳孝はくせ者揃いのスタッフや年下のモデル達、かわいい洋服や小物に囲まれ悪戦苦闘!

自称ひきこもりの友人、鳥井真一が風邪で寝こんでいたある日、僕、坂木司は同僚から、同期の女性の様子がおかしいと相談を受ける。

僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。

想い出の中に取り残されていた謎をめぐる、ミステリー珠玉集。

「初めまして、お父さん」。

給料は安いし、貯金も少ない。

大学二年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。

大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。

冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。

「溶けない雪の欠片を見にいこう」その約束を果たせないまま、死んでしまった幼なじみ・速人。

大手出版社に勤める彰彦は、落ち目の作家の素晴らしい原稿を手にして、本にしたいと願う。

北関東の資産家である西尾木家の急逝した長男・雄一に隠し子がいた。

よい日になりますように 会いたい人のもとへ。届けたいもの、伝えたい思い、叶えたい夢を抱えて。

この遺体、なかったことになりませんか? マンションで発見した独居老人の死の謎に 中年男と高校生のコンビが挑む、心温まるミステリー。

バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。

星川駒子は県立高校の図書館に勤める学校司書だ。

氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。

僕の先生は中学生！　ひょんなことから大学のミス研に入った恐がりな僕は、家庭教師の生徒である隼人くんから古今東西のミステリー作品の講義を受けることに。

「このあたりでは評判らしいですよ。

小学生の頃、祖母からこっそり手に入れた 「金塊が眠る幻の村」の地図。

人の家の不幸に群がって、あなたは恥ずかしくないんですか?週刊誌は、空振りやムダの積み重ねで出来ている。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

ホテルマンの水尾爽太は、医者から処方された薬を丹念に塗るも足の痒みが治まらず、人知れず悩んでいた。

あなたの余命は半年です――ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

中学生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。けれど周囲では次々と事件が発生し、2人暮らしの日々は何かと騒がしい……。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

世界はキッチンで回っている！　 大崎梢、近藤史恵、永嶋恵美、新津きよみ、福田和代、松村比呂美、矢崎存美、福澤徹三。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

元ヤンキーの大和と小学生の息子・進の期間限定親子生活を描いた「ホリデー」シリーズ。

驚異のミリオンセラー、ビブリオミステリ最新刊 ビブリア古書堂に迫る影。

三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」との出会いは、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしていく。

木崎淳平は仕事を辞めて、ハワイ島のヒロを訪れた。

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。

こわがりなのに、大学の推理小説研究会に入ってしまった「僕」と、ミステリが大好きな中学生の「先生」が、身のまわりで起きるちょっとした「?」を解決していく“二葉と隼人の事件簿”シリーズの第2弾。

里海町の町役場で働く由佳利は、二週間前に婚約破棄をされてしまい人生行き詰まり中。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作! 2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。