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神はサイコロを振らない
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神はサイコロを振らないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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ある日、宮崎を発って羽田に向かった飛行機が、 乗員乗客68名を乗せたまま消息を絶った。 飛行機は行方不明のまま、生存者はなしとされた。 10年後、突然、飛行機が羽田に戻ってきた。 10年前にマイクロ・ブラックホールに巻き込まれた結果であり、 ある種のタイムスリップを起こしたという。 乗員乗客は、10年前のままだった。 しかし、3日後には過去に戻ってしまい、 もう二度と会うことは出来ない、という。 乗員乗客は、残された3日間をどのように過ごすのか・・。 自分の夢を実現しようとする者。 残された時間を、精一杯、有効に使う者。 未来に戸惑いながらも、現実を受け入れる者。 10年前に時間が止まってしまっていた遺族たちは、 3日間の後に、再び時計を動かすべく、 気持ちを新たに出来たようだった。 基本的には、全てが丸く収まる結果となった。 しかし、エピローグに書いてあることは、 小説の内容からして無理があると思った。 また、現実的には、人は自分の消滅を物語のようには 受け入れることは出来ないだろうと思った。 登場人物が多すぎて、話しについていけない部分があった。 | ||||
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後は、無茶な設定に人間ドラマを絡ませただけの話。 正直言って安物のお涙頂戴ドラマを見ているような気になってしまった。 | ||||
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タイトルが魅力的なのと、設定がおもしろそうなので、 テレビドラマになった頃から少し気にしていた。 物理がダメなので、マイクロ・ブラックホールの意味は 分からなかったが、読む進めるのにはあまり困らないので、 その点は大丈夫である。 本格的な小説を期待して読むと裏切られるかもしれないが、 設定が抜群なのと、人物と状況の設定が一定レベルを確保している ので、十分読めるものになっていると思う。 状況を把握できる頭脳の持ち主、父殺しを企んでいた息子、 過去への通信を試みるエンジニア、現実に引き戻される元アイドル、 家族の悲劇に見舞われた者、ミスターXの運命…。 登場人物が多い、というきらいはあったが、 少なくとも私は、楽しんで読めた。 場合によっては泣けるかもしれない。 登場人物紹介が興ざめ、という方がいらしたが、 これだけ多いと、あった方が親切だろう。 テレビドラマ版には小林聡美さんが出ていたので、 DVDも観てみようと思っている。 | ||||
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SF(サイエンスフィクションの方)が好きなので、 序盤で「これはおもしろそう」と期待し過ぎたのが仇になりました。 先が気になって夢中になるという点では★★★★でもよかったかもしれないが、SF(サイエンス・フィクションでもありスペースファンタジーでもあったような・・・)あり、恋愛あり、ヒューマンドラマあり、刑事ドラマあり・・・で、テーマが飛びすぎてて一番言いたい事が何なのかわからにくいままとんとん拍子に終わってしまったのが残念だったので★★★。 人生を無駄にしないように、一日一日を大切にしようと思えたので十分満足はできましたが。 | ||||
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10年前に消えたはずの飛行機が乗員乗客ごと帰ってくる。 そして、3日後に再び消えるまでの話。 あり得ない設定は、その設定をすることで見えてくるものがある時、初めて意味を持つのだと思います。映画「転校生」が中学生の男の子と女の子の心と身体が入れ替わるという「あり得ない」設定をすることで、お互いを思いやることとか、淡い初恋みたいな感情をあぶり出したように。 そう考えた時、この「神はサイコロを振らない」が、10年前の飛行機の出現と再消失という「あり得ない」設定をすることで、あぶり出す何かとは何だろうと改めて思いました。 それはもしかしたら、「死ぬこと」と、そのことが周りに及ぼす影響みたいなものなのかもしれないな、と。 人物描写は類型的だし、第一登場人物が多すぎて散漫ですけど、ま、それでも、自分に引き付けて考えた時、残るものはありそうな気はします。 もし、今、自分が死んだら。 | ||||
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◆「マイクロ・ブラックホール」に入り、10年をタイムスリップする、 という設定は無理があるが、大切なのは一人一人がどのようにこの3日間を過ごしたか、 ということであろう。 その点では、宮部みゆきの「蒲生邸事件」と相通ずるものがある。 ただし、「蒲生邸事件」の方が小説としては人間を描ききって見事であるのに対し、 「神はサイコロを振らない」は非現実的な設定の中に現実的な事件を盛り込みすぎており、 さらにムリな展開が織り込まれているため、まとまりに欠けている。 ◆さて、誤植なのか作者の間違いなのかは不明だが、262ページで登場人物の名前が誤用されている。 「佐古」が「黒松」を脅迫している場面で、佐古がかばんから自動拳銃を出すはずの所を、 「黒松が・・・自動拳銃を取りだし・・・」と記述されている。 | ||||
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