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(短編集)
白痴
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【この小説が収録されている参考書籍】
白痴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 21~40 2/5ページ
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玉石混交の「まんがで読破」シリーズ。 概して、小説は〇、評論は✕な事が多いが、 本書はその両方を一冊に! 原作は持っては居るけど、読んでないというありがちなパターンであったが、 通勤電車内30分で通読後の感想は「これは〇」ってなところ。 まず、画風が内容に合致している。 同シリーズ『人間失格』にあったようなコテコテした露悪的な画風なのだが、 本書のような内容にはまさにピッタリである。 サヨの登場シーンなどは原作以上なのではないか、と思わせる程。 こだわりのある安吾ファンは色々文句ある所でしょうが、 坂口安吾未読で、興味はあるけど、活字苦手でマンガ好き、って人にはピッタリだと思います。 | ||||
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坂口安吾が書いたのは「堕落論」と文学史で丸暗記しただけで、原著は読んだことはない。 堕落論はエッセイで、白痴は小説でともに終戦すぐに発表されたもの。その二つを組み合わせてまんがにしているんだけど、特に堕落論の部分が原著をオマージュにして現代につなげた書き方で書いているものだから、余計にわかりにくい気もする。 とりあえず、先の大戦を生き抜いた人たちがどんな思いをしていたかということを、胸に刻んでおこうと思う。 | ||||
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アンゴウ、夜長姫と耳男、桜の森の満開の下の三作品がストーリーが良かった。アンゴウはミステリーっぽくもあり、最後泣けますね。その他は、オンナや戦争やエロスみたいな作品で、崇高でした。 | ||||
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坂口安吾の短編集。短編集なのだが、坂口安吾の考え方を吐露するための物語設定となっている。 たとえば、 食うために働くという考えがないから貧乏は仕方ない。遊ぶためなら働く。貧乏を苦にしない。夜逃げも断食も苦笑以外さしたる感懐もない。私の見つめる豪奢快楽は地上にはあり得ず、歴史的にもあり得ず、ただ私の生活の後ろ側にあるだけ。私は馬鹿なやつだが、人間そのものが馬鹿げている。 生きるために持ち続けていなければならないのは、仕事、力への自信である。自信というものは、崩れる方が本来の性格である。 私は貧乏を意としない肉体質の思想があったので、雰囲気的な落伍者になることはない。 差引計算やバランスをとる心がけが好きではない。自分自身を潔く投げ出して、それ自体の中に救いの路をもとめる以外に正しさはないのではないか。 一人の女に満足できる人間ではない。むしろ、如何なる物にも満足できない。つねにあこがれている人間である。恋をする人間ではない。もはや恋することができない。あらゆる物が「タカの知れたもの」だということを知ってしまったから。しかし、タカの知れた何物かと遊ばずにはいられなくなる。その遊びは常に陳腐で退屈である。 男というものは四十くらいから女に接する態度がまるで違ってしまう。その年頃になると、男はもう女に対して精神的な憧れだの夢だの慰めだの持てなくなる。ヌカミソやオシメなどの臭いの外に精神的などというものは存在しないと否応なしに思いつく。そして女の肉体に迷い出す。男が本当に女に迷い出すのはこの年頃からで、精神などは考えずに始めから肉体に迷うから、さめることがない。 恋の成功者になるためには、ぜったいに開き直ってはいけない。 みたいな話。 | ||||
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読んだのは数年前になり、その時の感想になります。 作品をとにかく忠実に漫画化したというものではありませんが、 原作をモチーフとした一つの漫画作品としては味があり、面白かったです。 原作にはいない(笑)説明役のキャラクター「アンゴ」がところどころに登場します。 総じて面白かった上に、こちらをきっかけに原作の『堕落論・白痴』を 読んだところ、たいへん興味深かったので、ご興味を持たれた方は ぜひあわせて原作もお読みになると良いかと思います。 以下でやや作品の内容に触れています。 『白痴』はアレンジがあるものの原作のアウトラインをなぞります。 また、作中で「特攻」をも扱っており、実際に行った側と残された妻の意志と涙、 生き残った側の葛藤と罪悪感と嘆きと生きる意志がリアリティを感じさせるまでに描かれ、 短いながらも一つの山場を成していました。 『堕落論』は漫画のキャラクターのその後や当時の世相を描写しつつ、 原作の作者の主張のエッセンスの一部をちゃんと表現していたと思います。 現代の都市と、そこに生きる人々が火に包まれる描写は、よく分かりませんでした。 | ||||
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大河ドラマで黒田官兵衛をやっている。そういえば海援隊の倭人伝というアルバムの「黒田官兵衛苦笑い 一生ツキがなかったと」という歌詞を思い出した。ネットで検索したら坂口安吾の小説から取ったらしいので、読んでみた。登場人物の切り取り方がシャープで、キャラが立っていて面白い。特に小西行長や伊達政宗。いい意味で漫画的。 | ||||
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堕落論→白痴→続堕落論という構成が坂口安吾の思想を理解するのに役立ちました。 原作の白痴の女の絶望の苦悶という描写を読んで、それをうまく想像できていませんでしたが、この漫画では白痴の女の表情を醜悪で気味の悪いものとして印象的に描けていると感じます。 原作の持つ重厚さのようなものはありませんが、坂口安吾の作品は今読んでもおもしろく示唆に富む内容であると再確認でき、読んでよかったと思います。 | ||||
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小説、エッセイ、コラムが一緒くたになった短編集ですが、一冊を読み通してみると、坂口安吾の丁寧で客観的な世界観、人間性に触れた心地よさがありました。 心許せる親友と一晩語り尽くし、満足して朝帰りする気持ちの良さを思い出しました。 「木枯らしの酒蔵から」 1931年。24歳のデビュー作 デビュー作らしい新鮮で斬新な文体です。酔っ払いの主人公が「〜う、ぶるぶるじゃよ。」「あべべい、酒は茨だねえ、」などと呟くのが楽しい。 「風博士」 同年に発表された出世作 ライバルの蛸博士を呪って自殺した風博士の遺書ですが、全くもって、ナンセンス。「否否否。千遍否。」とリズミカルに蛸博士を否定しつつ、自殺と言っても「POPOPO!」とシルクハットを被り直し「TATATATATAH!」と消えて無くなってしまうのです。う〜ん。 「紫大納言」 1939年に発表された荒れた平安の都で、色恋に生きた男のファンタジー。 1932年3月に発表した小論「FARCEに就いて」を具現化した小説です。 「真珠」 太平洋戦争開戦当時の風俗を描きつつ、人間魚雷回天で自爆した兵士へ捧げたもの。 特攻の翌年1942年3月に執筆されました。 特攻兵士や戦争で死ぬ事に対する当時の一般市民の「声」として参考になるような気がします。 「二流の人」 戦中、戦後と継続して書かれた時代小説です。 竹中半兵衛重治没後、豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田官兵衛孝高が生きた時代を描いています。 「正義」「大義」「信義」など、何かと精神論で描かれる事が多い時代小説と毛色を異にした快作。武将の心理描写、平たく言えば「好き嫌い」を丁寧になぞりながら物語を進めています。 「白痴」 新潮1946年6月号に発表された小説。 「人間性とは何か」を問うた問題作である、と聞いていたので、てっきりヒロイン「白痴」を健常者が忘れている美点を持つ模範として描いた作品だと思い込んでいました。 そうではなくて、 「我々は、浮世の気まぐれに白痴を見習うべき人間本来の姿と賞賛しがちですが、結局のところ人間らしいと言う事は、雑事に紛れ、煩悩に苦しみ、孤独なのです。」 と著者が説いている、と理解しました。 「風と光と二十の私と」 文芸1947年1月号に発表。 小田急線が開通する直前の草深い世田谷下北沢で代用教員を務めた一年の回想録です。 大人にとってはどうでも良いように思えることでも子供にとっては大問題であることをくみ取る丁寧な人間観察眼に目を見張ります。 作中で、道徳観について触れている箇所が印象に残りました。本来自分なりの基準を持つべき善悪の判断を、他者との比較を言い訳にして放擲してしまう危険性を指摘しています。 一部要約しながら引用します 「教育者は人の非難を受けないよう自戒の生活をしているが、世間一般の人間は、したい放題の悪行に耽っているときめてしまっていて、だから俺たちだってこれぐらいはよかろうと悪いことをやる。当人は世間の人はもっと悪いことをしている、俺のやるのは大したことではないと思いこんでいるのだが、実は世間の人にはとてもやれないような悪どいことをやるのである。」 比較対象の他者も、架空の(悪どい)他者であるため、判断基準は際限なく甘くなって行く危険性を指摘しています。僕も「教訓とせねば。」と思うところがありました。 「青鬼の褌を洗う女」 1947年10月に発表された小説です。 坂口安吾が理想とする女性を主人公に据えて、女性の立場から描いた作品として読むことが出来ます。僕は、「カッコ良い女性だな。」と思いました。 しばしば女性に対して言われる「結婚しても、ぬかみそ臭い女になるなよ。」と言う男のダンディズムを女性の立場から書いたものと理解できます。 | ||||
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商品が気に入った 例えば、シャツの着心地やフィット感、またはカメラの電池寿命など | ||||
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たぶん40年ぶりくらいに読みました。 桜の森~については、その後いろいろな作家さんやら画家さんやらの発せられた言葉・イメージが交錯して 私の勝手に変化していたものですから。 純情一途な主人公と周囲の行き違いも面白い。 桜吹雪の中でのドラマが凄絶で美しい(あくまでイメージです) 物語の中になにがなし賢治のにおいもする。と、今回発見。 | ||||
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短い話しですが迫力がありますね。桜の下にあるのは死体ではなく美しい狂気ですか、この作品では。 でもまあ、夫という立場から読むと、若い人には悪いんですが、首とってこいと言う奥さんはいないでしょうけど、こななれた夫婦ってのはみんなこんな感じではないのかと思うわけで。終わりがないなぁ~とたまに感じるのは不幸ではないんですけどね、帰る山もないし、、、、 | ||||
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昔、読んだ物語をデジタル化したコンテンツで読むのも、 おつなものだ。人間の狂気と「桜」を結びつけた安吾に 乾杯。桜の森の満開の下には人間の狂気と欲望と沢山の死人があるのです。15分で読めます。 是非、読んでみてください。 | ||||
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美しく、恐ろしい小説です。桜の木の下を通るには勇気が必要になりました。今年のお花見は・・・どうしようかしら。 | ||||
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坂口安吾策の本は初めて手にした。怪奇小説の類化、あまり長くなかったのですぐ読み終えました。 | ||||
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とても恐ろしく。 恐ろしい話でした。 映像化しないで欲しい、絶対に。 | ||||
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最近本を読む集中力が低下していたが 引きずり込まれるように一息で読んでしまった。 鮮烈で美しくも恐ろしい話。 | ||||
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美しく儚く幻想的な作品、生々しい部分もあるけれど、映像にして大画面で見たい。 | ||||
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グロテスクなのに、美しい光景として、思い浮かべることができるような言葉が、たくさん、散りばめられていました。 桜を見に行って、この山賊のような怖い思いをしてみたい。 | ||||
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我儘な女の身なりを整える様子の文が良かった。 すごく引き込まれて一気に読んでしまったけど、ちょっと理解しにくいところもあった。(結局なぜ桜が怖かったのかとか) | ||||
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日本語も素晴らしいですけど 戯曲にすると すごく映えるような作品ですね と 思って ハタと 戯曲・桜の森の満開の下 でネットで調べると 野田秀樹『贋作・桜の森の満開の下』ってあるんですね と見ていたら 昭和50年の映画だったのですね 山賊 若山富三郎 女 岩下志麻 んー すごいハマっていますね でも 見たいような 小説のイメージを壊したくないような、、、 おすすめです | ||||
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