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(短編集)
白痴
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【この小説が収録されている参考書籍】
白痴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 1~20 1/4ページ
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初期の小説は自分にはぶっ飛び過ぎてるが、黒田如水を主人公とする「二流の人」は講談調の語り口がグイグイと心地良い。文禄・慶長の役の展開、軍議での諸将の葛藤、特に不本意ながら突出せざるを得ない小西行長の苦しい立場などはフィクションなんだろうが、とてもリアルで、私は坂口説を採りたい。小学校の代用教員経験を綴った「風と光と二十と私と」では、生徒への接し方が実に子ども目線で、まさに生徒に寄り添った教育者。案外良い父親だったんじゃないか。 | ||||
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昔活字で読んだらわからなかったんだけど。 世相もあってか良く腹に落ちた。また読み直して見ようと思った。 | ||||
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これを読んで、あらすじを知り自分がもとめていたものならば購入します。 | ||||
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思っていた堕落とは違いました。 しかし現代日本は、本書に書かれている戦時中の日本にダンダン近づいてきてますね。 この30年あまり無貯蓄世帯が増えていくなど国民の生活は苦しくなり続けているのですが、その一方で内面的な美しさが奨励・賞賛され、外国人から「日本人はなんて良い人たちなんだ!」と言われると「てへへ」と喜んだり。 人間、貧困化すると生活に手一杯で政治について関心を持てませんし、ある研究では貧困が知能指数を下げるという結果を示したものもあります。 1991年のバブル崩壊直後から投票率は一気に下がりました。 投票所を激減させているのでなければ、経済状況と政治は関連ありそうです。 (ちなみに投票所は年々減らされ続けています) 政治とマスコミが結託し、テレビ・新聞からは政府のプロパガンダが流され続けています。 間違った経済政策を続け、政治権力はその支配を容易にしています。 しかしその結果、日本の貧困化は深刻化し、平均年収は韓国やイタリアに抜かれ、平均賃金はスロベニアやリトアニアに抜かれ、部長クラスの年収はタイにも抜かれました。 日本だけ25年間もGDPが変わっていませんから、当然の結果です。 経済について詳しく知りたい方は、 『どうする財源』『奇跡の経済教室』(いずれも中野剛志著) 『国の借金は問題ないって本当ですか?』(森永康平) 『現金給付の経済学』(井上智洋) 『財政破綻論の誤り』(朴勝俊・シェイブテイル) などの本を読まれることをオススメします。 本書『堕落論』の最後のほうは、サルトルやフロム的なことを言っていますね。 | ||||
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桜の森の満開の下は素晴らしい。もっと長生きして作品を残してほしかった。 | ||||
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簡単に読めて、エッセンスを得られるので、とても良いと思いました。 このシリーズの他の本も読んでみたくなりました。 | ||||
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坂口安吾は読んでいてとても難しいです。この本は漫画。それでも簡単ではありません。ただ、僕達が経験していない戦争から何を見る事が出来るか?何回か繰り返して読みたいです。 | ||||
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人生の戦争の美しい面と堕落した面が生々しく描かれていて原作にも触れたいと思わせる一作でした。やはり時代が変わっても、人間は変われないし、人間の愚かさを描き色あせない古典は面白い。読んだ人は最高の読後感が得られるでしょう | ||||
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美品でした | ||||
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半藤一利さんの「文士の遺言」を読んで興味を持ち購入しました。坂口安吾さんの本は難しいですが、何か心に響くものがありました。 | ||||
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"あかりをつけると奇妙に万年床の姿が見えず、留守中誰かが掃除をしたということも、誰かが這入ったことすらも例がないので訝りながら押入をあけると、積み重ねた蒲団の横に白痴の女がかくれていた。"1946年発刊の本書は敗戦間近の奇妙な同棲生活からニヒリズムが伝わる著者の代表作。 個人的には『堕落論』に続く2冊目として、観念的私小説ともいえる表題の『白痴』含む7編が収録された本書を手にとりました。 さて、そんな表題の『白痴』は敗戦直後に、戦時中の価値観を逆説的に解体することで、どこか【どん底からの前向きなメッセージを感じる】『堕落論』の後に書かれた作品として、戦争末期の【怒涛の時代に美が何物だい、芸術は無力だ!】といった全体主義的な重苦しい空気の中、情熱もなくただ生きている伊沢のもとへ、近所の白痴の女が逃げ込んでくることから奇妙な同棲生活が始まるわけですが。 韻を踏んで【流れていくようなテキストこそ魅力的】とはいえ、タイトル含めて今だと差別的な表現として【問題になる言葉を多用した偽悪的な内容】は同時代ならともかく、現在においては賛否がわかれるのではないかと思いました。(このあたり、同じ無頼派でも普遍的に読める太宰治作品とは違った印象があります) ただ、当時の戦後の荒廃した状況下、焼け野原の中から自分たちで立ち上がるしかなかった人々、空虚なスローガンに左右された事に疲れていたであろう人々にとって『白痴』の伊沢他の登場人物たちの姿は【自分たちを代弁してくれるような親近感があったのではないか?】とも想像する所もあり、読み終わった後に言語化はしにくいものの【何とも刺さり、残る感覚】がありました。 戦後文学を代表する一冊として、また流れるようなテキストに魅力を感じる人にもオススメ。 | ||||
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敗戦後したたかに、悩みながら、力強く、着実に復興を遂げてゆく日本人の表と裏の姿を実に生々しく描写している。文字のみでは表現困難な部分をまんがで見事に表現しており、あっという間に坂口安吾の世界を体験できる。大人が読んでも子供が読んでも、感じ方はそれぞれだろうが面白いと思う。 | ||||
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「桜の森の満開の下」は、あまりにも内容が凄絶で、私の人生のトラウマとなっている。 不気味で美しく、残酷で哀しい、人生の喜怒哀楽を全部突っ込んだような小説。 心に刺さったまま、抜けなくなっている。 | ||||
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白痴から始まる。 このシリーズでないとなかなか読み始める機会のない作品。 堕落論、このエッセイを書く時代を思い浮かべた。 | ||||
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玉石混交の「まんがで読破」シリーズ。 概して、小説は〇、評論は✕な事が多いが、 本書はその両方を一冊に! 原作は持っては居るけど、読んでないというありがちなパターンであったが、 通勤電車内30分で通読後の感想は「これは〇」ってなところ。 まず、画風が内容に合致している。 同シリーズ『人間失格』にあったようなコテコテした露悪的な画風なのだが、 本書のような内容にはまさにピッタリである。 サヨの登場シーンなどは原作以上なのではないか、と思わせる程。 こだわりのある安吾ファンは色々文句ある所でしょうが、 坂口安吾未読で、興味はあるけど、活字苦手でマンガ好き、って人にはピッタリだと思います。 | ||||
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アンゴウ、夜長姫と耳男、桜の森の満開の下の三作品がストーリーが良かった。アンゴウはミステリーっぽくもあり、最後泣けますね。その他は、オンナや戦争やエロスみたいな作品で、崇高でした。 | ||||
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読んだのは数年前になり、その時の感想になります。 作品をとにかく忠実に漫画化したというものではありませんが、 原作をモチーフとした一つの漫画作品としては味があり、面白かったです。 原作にはいない(笑)説明役のキャラクター「アンゴ」がところどころに登場します。 総じて面白かった上に、こちらをきっかけに原作の『堕落論・白痴』を 読んだところ、たいへん興味深かったので、ご興味を持たれた方は ぜひあわせて原作もお読みになると良いかと思います。 以下でやや作品の内容に触れています。 『白痴』はアレンジがあるものの原作のアウトラインをなぞります。 また、作中で「特攻」をも扱っており、実際に行った側と残された妻の意志と涙、 生き残った側の葛藤と罪悪感と嘆きと生きる意志がリアリティを感じさせるまでに描かれ、 短いながらも一つの山場を成していました。 『堕落論』は漫画のキャラクターのその後や当時の世相を描写しつつ、 原作の作者の主張のエッセンスの一部をちゃんと表現していたと思います。 現代の都市と、そこに生きる人々が火に包まれる描写は、よく分かりませんでした。 | ||||
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堕落論→白痴→続堕落論という構成が坂口安吾の思想を理解するのに役立ちました。 原作の白痴の女の絶望の苦悶という描写を読んで、それをうまく想像できていませんでしたが、この漫画では白痴の女の表情を醜悪で気味の悪いものとして印象的に描けていると感じます。 原作の持つ重厚さのようなものはありませんが、坂口安吾の作品は今読んでもおもしろく示唆に富む内容であると再確認でき、読んでよかったと思います。 | ||||
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小説、エッセイ、コラムが一緒くたになった短編集ですが、一冊を読み通してみると、坂口安吾の丁寧で客観的な世界観、人間性に触れた心地よさがありました。 心許せる親友と一晩語り尽くし、満足して朝帰りする気持ちの良さを思い出しました。 「木枯らしの酒蔵から」 1931年。24歳のデビュー作 デビュー作らしい新鮮で斬新な文体です。酔っ払いの主人公が「〜う、ぶるぶるじゃよ。」「あべべい、酒は茨だねえ、」などと呟くのが楽しい。 「風博士」 同年に発表された出世作 ライバルの蛸博士を呪って自殺した風博士の遺書ですが、全くもって、ナンセンス。「否否否。千遍否。」とリズミカルに蛸博士を否定しつつ、自殺と言っても「POPOPO!」とシルクハットを被り直し「TATATATATAH!」と消えて無くなってしまうのです。う〜ん。 「紫大納言」 1939年に発表された荒れた平安の都で、色恋に生きた男のファンタジー。 1932年3月に発表した小論「FARCEに就いて」を具現化した小説です。 「真珠」 太平洋戦争開戦当時の風俗を描きつつ、人間魚雷回天で自爆した兵士へ捧げたもの。 特攻の翌年1942年3月に執筆されました。 特攻兵士や戦争で死ぬ事に対する当時の一般市民の「声」として参考になるような気がします。 「二流の人」 戦中、戦後と継続して書かれた時代小説です。 竹中半兵衛重治没後、豊臣秀吉の軍師として活躍した黒田官兵衛孝高が生きた時代を描いています。 「正義」「大義」「信義」など、何かと精神論で描かれる事が多い時代小説と毛色を異にした快作。武将の心理描写、平たく言えば「好き嫌い」を丁寧になぞりながら物語を進めています。 「白痴」 新潮1946年6月号に発表された小説。 「人間性とは何か」を問うた問題作である、と聞いていたので、てっきりヒロイン「白痴」を健常者が忘れている美点を持つ模範として描いた作品だと思い込んでいました。 そうではなくて、 「我々は、浮世の気まぐれに白痴を見習うべき人間本来の姿と賞賛しがちですが、結局のところ人間らしいと言う事は、雑事に紛れ、煩悩に苦しみ、孤独なのです。」 と著者が説いている、と理解しました。 「風と光と二十の私と」 文芸1947年1月号に発表。 小田急線が開通する直前の草深い世田谷下北沢で代用教員を務めた一年の回想録です。 大人にとってはどうでも良いように思えることでも子供にとっては大問題であることをくみ取る丁寧な人間観察眼に目を見張ります。 作中で、道徳観について触れている箇所が印象に残りました。本来自分なりの基準を持つべき善悪の判断を、他者との比較を言い訳にして放擲してしまう危険性を指摘しています。 一部要約しながら引用します 「教育者は人の非難を受けないよう自戒の生活をしているが、世間一般の人間は、したい放題の悪行に耽っているときめてしまっていて、だから俺たちだってこれぐらいはよかろうと悪いことをやる。当人は世間の人はもっと悪いことをしている、俺のやるのは大したことではないと思いこんでいるのだが、実は世間の人にはとてもやれないような悪どいことをやるのである。」 比較対象の他者も、架空の(悪どい)他者であるため、判断基準は際限なく甘くなって行く危険性を指摘しています。僕も「教訓とせねば。」と思うところがありました。 「青鬼の褌を洗う女」 1947年10月に発表された小説です。 坂口安吾が理想とする女性を主人公に据えて、女性の立場から描いた作品として読むことが出来ます。僕は、「カッコ良い女性だな。」と思いました。 しばしば女性に対して言われる「結婚しても、ぬかみそ臭い女になるなよ。」と言う男のダンディズムを女性の立場から書いたものと理解できます。 | ||||
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商品が気に入った 例えば、シャツの着心地やフィット感、またはカメラの電池寿命など | ||||
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