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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 61~64 4/4ページ
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普段、十代の若者たちと生活していると、自分の年齢を忘れてしまうことがあります。自分の目に映る彼らのように、自分もいつまでも若いまま、はりのある肌、若々しい姿でいるような錯覚に陥っています。そんな時、ふと鏡を見て、年相応にふけている自分の姿をしげしげと見るとき、、、そう、真理子さんの気持ちが少し想像できる気がします。肉体の上には否応なく時が刻まれていくのですが、心とか精神にはあいかわらず希望に満ちた向こう見ずな若いころの記憶や思い、人を狂おしく思う気持ち、そんなものが鮮やかに焼き付けられているのです。そんな心と体のバランスの隙間を『スキップ』させてしまう、まるで手品のような物語。一度読み終えても、何度も読み返してみたくなる、名作です。 | ||||
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大好きな北村さんの本の中でも誰かに一番はどれと聞かれたら、間違いなくコレを押します。ストーリーは、非日常的なのに、最後まで違和感なく読んでしまいます。若いはずの自分の”中年”の自分に対する違和感といらだちは不思議じゃなく共感できたし、ラストシーンの両親に対する言葉は涙が出てしまいました。北村さんの本を読んでいるといつも自分の学生時代を思い出してしまいます。早く卒業したくてたまらなかったはずの学生時代がすごく大切な時間だったのだときづかさせられます。 | ||||
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北村薫の作品はこれが初体験でした。 一気に読み終えました。珍しいことです。 主人公と世代が似通っているからなのも知れない。 自分だったらどうだろう。17歳の心で、今の仕事をやっていけるだろうか。答えは否だ。出来るはずがない。例えば、私の仕事に必要不可欠の運転でさえ、早速困るだろう。真理子さんはいくつかの幸運はあるにしろ、そういう不可能のことをやってしまう。その過程が素晴らしい。 もう一度自分について考える……。自分の若さについて考える、良書です。 | ||||
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自分が「真理子」のように時間を越えて未来に飛んでしまったら、あるいは、今のこの体にある日突然高校時代の心が入ってきたら……。自分はあの頃何を考えていただろうか、今という日をどう生きているだろうか。今までに、何を失い何を得たのか。そんなことを考えながら読んだ。 ラストシーンにやや違和感を感じたため「星5つ」はつけないが、本当はとても好きな本だ。何度も繰り返し読んだ。 「真理子」の好きな言葉は「自尊心」だという。私もこの言葉を忘れずにいたい。 | ||||
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